九州産赤花２種

　風蘭を趣味と始めた頃から花物にはあまり興味がなかったのですが、棚の賑わいにと幾つかの花物
は勧められるがままに２年間位は棚入れしていました。今回九州産のものを２品種棚入れしましたが、
おそらくそれ以来のことだと思います。


まずは、紅三彩と仮名がつく赤葉の赤花種です。



　上葉２枚目くらいから葉が色付はじめ、その他の葉全部が紅に染まるため立ち葉の緑がまるで牡丹芸
のようです。




　蕾からすると、開花したその花色は葉の紅ほどには色づかないのかなと予想しますね。


　産地は九州に間違いないようですが、採取地までは特定でき無いようです。ま、そこはさほど気にしない
ようにして、赤葉・赤花の２芸品として楽しもうと思います。


次は、「紅鈴」（仮名でコウリンと読むようです）





　花物種ですが葉幅があり姿・形も特徴ある品種です。ただ、本種も九州産は間違いないとのことですが
先の紅三彩同様、採取地まではわからないとのことです。


　花の発色の良さは先の紅三彩よりも上とのこと。ただ、今回の花芽ですがやや頼りなく、果たして
開花まで行ってくれるでしょうか。見る限り赤花であることは一目瞭然ですが聞くほどの花かどうか？
そこが問題です。


あと、豆葉の株立ちが気持ちよく開花したのと紀州緑宝が開花したので一応記録を。


　紀州富貴蘭会の登録品種ですが、翡翠に比してその花色はやはり見劣りしますね。