多芸の素質を潜めているとふんでいる高野幽玄です。それというのも、今は先輩の手元にありませんが縞の入ったものや特に記憶
しているのが立ちが真っ白にあがる牡丹芸の2本立ちを目に焼き付けているからです。私の手元にあるのもその系統から株分けされ
たものなのですが、いまのところは形を潜めているというのが嘘偽りのないところかな。
2024年6月2日 午後撮影
数年経っていますが直射下と遮光下でこうも違ってくるものなんですね。まるで別物にしか見えません。今はどうかわかりませんが
以前、実生の小さい苗が豆葉の縞としてオークションに出品されているのをよく目にしました。とあるブログ記事にありましたがそ
ういう手合いのものは成長途中に葉をのばし始め、そこそこに成長したときには並葉の散り斑種といった具合だったそうです。
しかしここまで縮まるくらい日に炙り尽くしても耐えているので、本種は相当強靱な品種なんでしょうね。
荒れ地の葉にはよく堅条線が通り白縞に見えたりします。それが右下の画像の葉に表れています。これが葉の付け根まで通っていれば、
残念ながら葉裏から見るに葉の途中で途切れています。ということはその下の葉同様の堅条線かと。今は白い縞模様も何れは墨がにじみ
でてくるでしょうね。
左下画像の少子の葉からは墨芸種の素養が垣間見れるのかな。右下画像では白く見える堅条線を挟むように墨が滲んでいます。また、
鎌葉や燕尾葉も交えたりするので芽変わりの期待大ですが、世の中そうそう甘くはないですね。