ミステリーランドに関しては、私、評価が違うのです。
これまで読んだ中で素直にいちばん面白いと思ったのは
実は「闇のなかの赤い馬」竹本健治だったりします。
しかーし、これって全体的に評価が低い(笑)。
もちろん、「探偵伯爵と僕」森博嗣や「虹果て村の秘密」有栖川有栖、
「くらのかみ」小野不由美なんかは、すごく楽しみましたが、
でも、読んでて私の子供心をくすぐられたのが、
竹本健治だったんですねえ。
もうね、しょうがないんです。今の私は子供には戻れないから。
子供のときに出会っていたら、きっと違う評価になったでしょう。
でも、無理だもんねえ。…そんな私の感想ですが(笑)。
ストーリーとはあまり関係ないところで、
ちょっとした仕掛けに気付きまして。
それだけで舞い上がってしまいました(笑)。
これって、ほかのミステリーランドの作品にもあるのかなあ。
子供向けにしては、事件はちょっと残酷。
さらに、歌野さんにしては、なんだかストレートに決まったな、と。
もうちょっと捻ってもよかったかなあ、と思いつつ。
でも、人物がとても魅力的なので、物語にすっと入っていけます。
子供たちから見る“刑事”という概念が、これで
覆ったとは思いませんが、とても魅力に溢れていたと思います。
クラスの有志で結成された探偵クラブ「51分署捜査1課」。
いくつかの事件を解決した後、最大の“謎”「デオドロス城」の
怪しい噂の真相を確かめることに。潜入はうまくいったものの、
不可解な事件に遭遇し…。
一つ思ったのは、これ、登場人物を大人に代えても、
まったく問題なく、同じような物語が成立してしまう、ということ。
それがちょっと残念かな。子供らしい、子供ならではの
物語っていうのを期待していると思うのですよ、これって。
そういった意味では、やっぱりアリスや小野不由美ってのは
とても上手いのではないでしょうか。だから逆に、竹本健治のは、
寮という特殊な舞台を設定することで、その辺は確立してるんですよね。
しかも、事件は全部学園の中で起こっているし、謎は魅力的だし。
でも評価が低いのよね(^^;)。それは置いといて…。
「デオドロス城」を学校の施設の一つにすれば良かったのかも。
そうすると、森の中の怪しいお城を探検、なんていう、
今ではなかなか遭遇することのできないストーリーではなく、
ちょっと古い学校だとホントにありそうな話になるじゃないですか。
…そこまで文句つける必要もないか(^^;)。
ま、それだけ、歌野さんには思い入れがあるってことなのです。
これまで読んだ中で素直にいちばん面白いと思ったのは
実は「闇のなかの赤い馬」竹本健治だったりします。
しかーし、これって全体的に評価が低い(笑)。
もちろん、「探偵伯爵と僕」森博嗣や「虹果て村の秘密」有栖川有栖、
「くらのかみ」小野不由美なんかは、すごく楽しみましたが、
でも、読んでて私の子供心をくすぐられたのが、
竹本健治だったんですねえ。
もうね、しょうがないんです。今の私は子供には戻れないから。
子供のときに出会っていたら、きっと違う評価になったでしょう。
でも、無理だもんねえ。…そんな私の感想ですが(笑)。
ストーリーとはあまり関係ないところで、
ちょっとした仕掛けに気付きまして。
それだけで舞い上がってしまいました(笑)。
これって、ほかのミステリーランドの作品にもあるのかなあ。
子供向けにしては、事件はちょっと残酷。
さらに、歌野さんにしては、なんだかストレートに決まったな、と。
もうちょっと捻ってもよかったかなあ、と思いつつ。
でも、人物がとても魅力的なので、物語にすっと入っていけます。
子供たちから見る“刑事”という概念が、これで
覆ったとは思いませんが、とても魅力に溢れていたと思います。
クラスの有志で結成された探偵クラブ「51分署捜査1課」。
いくつかの事件を解決した後、最大の“謎”「デオドロス城」の
怪しい噂の真相を確かめることに。潜入はうまくいったものの、
不可解な事件に遭遇し…。
一つ思ったのは、これ、登場人物を大人に代えても、
まったく問題なく、同じような物語が成立してしまう、ということ。
それがちょっと残念かな。子供らしい、子供ならではの
物語っていうのを期待していると思うのですよ、これって。
そういった意味では、やっぱりアリスや小野不由美ってのは
とても上手いのではないでしょうか。だから逆に、竹本健治のは、
寮という特殊な舞台を設定することで、その辺は確立してるんですよね。
しかも、事件は全部学園の中で起こっているし、謎は魅力的だし。
でも評価が低いのよね(^^;)。それは置いといて…。
「デオドロス城」を学校の施設の一つにすれば良かったのかも。
そうすると、森の中の怪しいお城を探検、なんていう、
今ではなかなか遭遇することのできないストーリーではなく、
ちょっと古い学校だとホントにありそうな話になるじゃないですか。
…そこまで文句つける必要もないか(^^;)。
ま、それだけ、歌野さんには思い入れがあるってことなのです。
魔王城殺人事件(Mystery land) | |
歌野晶午著 出版社 講談社 発売日 2004.09.15 価格 ¥ 2,100(¥ 2,000) ISBN 4062705737 bk1で詳しく見る |