18:07
浅草でお食事するなら、むぎとろなのだが、今日は
「にぎやかに 江戸の三社の 祭り風」というコースを注文。
前菜は葵の葉?に隠れて登場
爽やかな初夏のあしらいだ。
前菜、
三種レモン釜盛り
フォアグラ羮
ピース豆すり流し
寄せとろろ
寒天系が苦手なので、お味は微妙。
こんなに凝らなくていいから、普通な物を出して欲しいと言うのが、正直な気持ち。
御椀、
玉子豆腐
椎茸
蓴菜
つる菜
柚子
こちらは、出汁も利いていてとても美味しかった。
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毎年、無理いってせしめる三社祭の団扇。
毎年、柄が違うのだが、今年は三社の網のデザインのようだ。
シンプルだけといい。
造里、
旬の鮮魚
芽物
山葵
凌のぎ
揚げとろろ
生姜
天露
焼物
サーモン照焼き
丸十密煮
はじかみ
煮物
利休掛け
冬瓜
茄子オランダ
スナップ
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食事
むぎとろ または、茶そばのとろろそば(冷)
デザート
とろろ入り
抹茶のアイスクリーム
サービスでとろろ入り濡れせんべいが出る。
むぎとろめしはとても美味しいのだが、コースを一通り食べてからだから、かなりお腹が一杯でつらい。
ところで、むぎとろは価格帯が高めなせいか、三社祭の日でも空いている穴場だ。
コースはだいぶ値上がりしているが、今日は単品セットがあるみたいで、お隣のテーブルの若いカップルがたのんでいた。
付き合い初めで、こういったお店に来るのも初めてなのか、男性がかなり緊張しているのが、隣の席でも感じられるくらいだ。
経験というのは大切だし、度胸がつくから若い時に恥をしのんでも経験しておくことはいいことなのかもしれない。
ただ、むぎとろレベルで緊張することもないだろうに…。
そんなカップルと仲居さんとのやり取りで面白かったのはデザートについてだ。
おしながきに“水菓子”と書いていあったようで、まず、「水菓子ってなんですか?」と彼氏がたずねた。
すると、若い仲居さんは困ってしまって、仲居長みたいな姐さんを呼んできた。
「本日の水菓子は小玉すいかです」と応える。
そもそも、水菓子が果物を指すことを知らなさそう。
「水菓子は果物で、本日は小玉すいかです」と応えてあげるのがいいのか、水菓子を知らないことについて恥をかかせないよう、さらっと流したのか、それとも水菓子くらい意味は知ってるだろうという観点なのか疑問だが、ここでまた問題発生。
その彼氏は「小玉すいかの小玉って、どれくらいの大きさですか?」
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥だが、水菓子だから丸ごと出てくるわけでもないから、答えに困る姐さん。。。
江戸の粋でわざわざ小玉を選んでいるのに、裏目に出たようだ。
小玉すいかを知らないのかなぁ?
困った姐さんは、すいかを食べて足りないようでしたら、追加でデザートを頼んだらいかがですか?と助け船をだした。
結局はすいかだけを食べて、「次回来た際にデザートを必ずたのみます」という、ちょっと不可思議な断りかたをしたが、躾はいいようだが、経験は少ないようなので、これから沢山恥をかいて、経験を積んで立派な大人になって欲しいと、いうか20代半ばくらいだったけど。
筆者は親を始め多くの人に色々な経験をさせてもらったので、本当に感謝しなくちゃ。
一階のお土産売り場で、父にとろろ入りの濡れせんべいを買ってもらい、良い情操教育を受けさせてくれた、両親に感謝しなが、帰宅の途につく。
むぎとろ
http://www.mugitoro.co.jp/honten/
懐石コース 7,000円~
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