広報邂逅記

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ブログ160815 ぶっちゃけ寺SP お坊さんが選ぶ日本の名曲40~夢の中へ ・SMAPと生前退位~

2016-08-15 22:08:06 | 食べ物

今日は終戦記念日、明日はお盆の送り火ということで、ぶっちゃけ寺SPでは“お坊さんが選んだ日本の名曲40”を紹介。


一曲目は中島みゆきの「時代」。
輪廻を謳う。
わかる気がする。



そして、
なんと、ゴダイゴの銀河鉄道999の

さあ行くんだその顔をあげて
新しい風に心を洗おう
古い夢は 置いてゆくがいい

は、仏教の「洗心」という教えに通ずるらしい。
ゴダイゴはガンダーラも唄っていたから、やはり仏教のに通じているのかなぁ?





そして、懐かしい双葉百合子さんの岸壁の母。
深く歌詞を考えてたことは無かったが、シベリアからの引き揚げを東京からきた母が舞鶴港で待つという内容だったんだなあ。
まさに、今日という日に聞くとジーンと来る。





そして、愛燦燦。
美空ひばりさんの遺作だ。
歌詞は我が先輩、小掠佳。



今日は、ちょうど、平成とSMAPという記事を読んだ。

昭和を象徴した石原裕次郎と美空ひばりが昭和天皇と共に逝ってしまったように、平成天皇が生前退位を表明した数日後に平成を象徴するSMAPが解散を宣言するとは、まさに時代の節目を告げる出来事だ。

そんなことで、美空ひばりを昼間に思い出していただけに、心にジーンとくる。


■現代ビジネス
SMAP解散と天皇「生前退位」の見えないつながり
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49446#






7曲目は
井上陽水さんの「夢の中へ」

2番の歌詞の“探すのをやめた時 見つかる事もよくある話しで”という部分。


禅宗の教えに“放てば手に満てり”
手放してこそ大切な物が手に入るというのがあるが、
私たちはは色々なものをギュっと握り締めているが、そうではなくて一度手放してしまえば本当に必要なもの、本当の幸せだけが、手のひらの上に残るという教え。

執着することを忘れることも大事。













“探すのをやめたとき 見つかる事もよくある話で”という台詞に感動した太田光は、

「ポケモンGOやってるやつらに見せてやりたい!」と、次の言葉へ、

「探すのをやめた時、いろんな物が見つかる」


「探し物はなんですか?見つけにくいものですか?」って、スマホをいじってる。

上手いね、爆笑問題(笑)







再び中島みゆきさんの登場。
曲は「糸」。
私も大好きな曲。


あまり知られていないそうだが、元々お経の“経”の字は“縦糸”という意味がありるそうだ。


「経(きょう)」はインドで「スートラ」と呼ばれていたのを中国語にしたものですが、
そもそも、スートラは「縦糸」を意味するものだそうです。


縦糸がツヨイ切れない糸=お釈迦様
横糸=わたし で、

これ(糸)が交わる時に
私の生きる喜びが生まれる



人と人の「縁」の大切さを謳った「糸」。




なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐりあうのかを
私たちは いつも知らない

どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
あたためうるかもしれない









縦糸(あなた)と横糸(私)、それぞれの糸が1本1本だと因(1人)、因、それが繋がることによってはじめて縁が結ばれたということになる。
それが繋がってくると布になって、それが結果になるという考え方。







縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます





本当にこの謳の歌詞はすごい。
私の縦糸はどこにいるのだろうか?

中島みゆきの感性ってすごいな…。





中島みゆきさんに続き本日、2回目の登場のゴダイゴは
やはり
「ガンダーラ」。


“誰もみな行きたがるが 遥かな世界”

この短い歌詞に「憧れの地」であることが、込められている。

二人とも知らず知らずに仏教感をそなえていたのたろうか?



ところで、タケカワユキヒデってどうしてるんだろうか?



先ほど、SMAPと生前退位の関係で少し触れたSMAPも「世界に一つだけの花」で登場。


「No.1にならなくてもいい もともと特別なOnly one」という部分が大切。

浄土真宗で非常に大事にしている御経の一つに、「仏説阿弥陀経(ぶっせつあみだきょう)」というのがあり、その中の一句に“青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光”という経の一節があり、


これは
「一人一人の人間が尊い特徴をもって生きている、生かされている」まさに、最後の歌詞というのはこの教えに当てはまるのではないかと感じる。


人間は一人一人、特徴をもって生きているという仏陀の教えに通じる歌詞。




作詞作曲 槇原敬之

槇原敬之の色々な思いが生み出したのかな…。


これからのSMAPのメンバーはどんな人生を歩んでいくのだろうか?

この番組を編集していた時は解散の話が出る前だから、今日となってはとても複雑。



ところで、子供の頃、40代のアイドルなんていたっけかなぁ?

津川雅彦、若林豪、渡哲也、近藤正臣、古屋一行、北大路欣也、田村正和、杉良太郎、宇崎竜童、堺正章…。

う~ん。アイドルではないが
許せるのは田村正和と宇崎竜童くらいか…。

やはり、40代のアイドルは微妙だから、いい潮時なのかも…。



それにしても、やはり中居くんは歌が下手だなぁ~(笑)



これも好きな曲の1つだが和田アキ子さんの「あの鐘をならすのはあなた」。

大阪 天王寺駅の発車メロディになっているとは知らなかった。


仏教の言葉で「帰依渇仰(きえかつごう)」を現している曲。


我々、衆生(しゅじょう/全ての生き物)が娑婆という世界の中でもがき苦しんでいるところで、あの鐘を撞いて、つまり導いて欲しい。
導くのは「あなた」→お釈迦様

“あなた”を釈迦に置き換えてると意味が違って見えてくる。


確かに、
“人はみな 悩みの中”に続く“あなた”は、お釈迦様のような気がする。


この曲は和田アキ子のためにあるような銘曲だ。


作詞 阿久悠 作曲 森田公一

昭和の時代は今、聴いてもいい曲が多い。



お坊さんが選ぶ日本の名曲40、最後の曲は、
海援隊の「贈る言葉」。


仏教には“開会(かいえ)”という言葉があり、これは悲しいことも、辛いことも、嫌なことも、お釈迦様から、仏様から与えられた試練なんだ。
感謝の対象になるということを「贈る言葉」が教えてくれているのではないか。


実は、悲しみは人が成長するために与えられた試練だった。



人は悲しみが 多いほど
人には優しくできるのだから

作詞 武田鉄矢

本当に子供心にいい曲だなぁと思った。


当時33歳
老けてる??




前述の武田鉄矢さんのエピーソードを番外編で。

吉田拓郎さんの「流星」の
静けさにまさる強さは無くては“涅槃寂聴(ねはんじゃくちょう)”という、お坊さんの解釈とは別のお話。








太田光はこの曲に並々ならぬ想いがあり、吉田拓郎さん本人にこれは“僕の歌なんです”といってしまった。

“たとえば僕が まちがっていても
正直だった 悲しさがあるから”
という歌詞に、怒られて落ち込んだ時に必ず心の中で何度も救われた、だから、僕の歌なんですといったら、拓郎さんに「武田鉄矢もおんなじこと言ってた」と言われてしまったそうな(笑)





最後に、西遊記のお陰なのか?!
モンキーマジックも紹介され、
ゴダイゴは3曲入選という快挙!!




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