活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

◆活性酸素と闘うスカベンチャー(抗酸化物質)

2008年04月29日 | Weblog
体内で活性酸素と闘ってくれる強い味方がスカベンチャー、別名を抗酸化物質とも言われています。スカベンチャーには体内で生成されるものと、食品など外から摂取するものがあります。
体内で生成されるスカベンチャーと言えば酵素。特にSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼ、グルタチオンなどの酵素があります。こうした抗酸化作用の強い酵素を多く生成できる動物ほど寿命が長く、これも活性酸素と寿命が切っても切り離せない関係であることの証明とも言えるでしょう。これらスカベンチャーである酵素は活性酸素と結びついて無害な物質に変え、体外に排出する役目を果たしています。

一方、食品などから摂取できるスカベンチャーの代表格といえばビタミン。ビタミンはご存知のように、体内で生成することができず、必ず食品などから摂取しなければならない大切な栄養素です。
これらビタミンには抗酸化力が強く、活性酸素と強力に闘ってくれるものが数多くあります。
ビタミンエース(ACE)と呼ばれる三大抗酸化ビタミンがβカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEの3つ。その他、ビタミンB群や今やよく耳にするポリフェノール類も強い抗酸化作用のあるスカベンチャーです。ポリフェノールとは植物などに含まれる色素成分のことで、ブルーベリーや赤ワインに含まれる赤色色素「アントシアニン」や緑茶に含まれる「カテキン」、トマトに含まれる「リコピン」など、たくさんの種類があります。

こうしたスカベンチャーはそれぞれ単体で働くわけではなく、それぞれが協働し合って活性酸素を無害化する働きをしています。また、スカベンチャーが効率よく働くにはミネラルや良質なタンパク質など、それらをサポートする栄養素も必要となってきます。そのため、単にスカベンチャーだけを摂取するのではなく、総合的にバランスの良い食生活を心がけなければなりません。
その上で、不足しているビタミンやミネラル、ポリフェノール類をサプリメントなどで補っていくのがいいでしょう。サプリメントはできるだけ天然素材のもので、植物のもつ酵素をそのまま摂取できるようなものがお勧めです。

また旬の野菜やフルーツは、旬ではないものに比べて、遙かに多くの栄養素が含まれています。もちろんスカベンチャーも豊富。食卓のメニューを決める際も、できるだけ旬の食材を選び、自宅で調理してすぐに食べる、ということを心がけましょう。

◆これだけはやめよう!活性酸素を増加させる食生活

いくらスカベンチャーを積極的に摂ったとしても、活性酸素の発生原因をたくさん作っていては追いつきません。まずは活性酸素が発生しやすい原因をなくしていくことから始めましょう。

○食品添加物を避ける


厚生労働省で認可されている食品添加物でも、わずかながら毒性があります。これらは通常、体内に入ると肝臓などで解毒され、最終的には無害なものとなって体外に排出されるようになっていますが、解毒する分、やはり肝臓には負担がかかってしまいます。
もともと肝臓は解毒するための臓器で、24時間活動し続けています。そのため、負担も大きく、活性酸素が発生しやすくなってしまいます。肝臓で活性酸素が大量発生しても、沈黙の臓器と言われる肝臓は症状があらわれるまでに時間がかかり、気づいた時には肝硬変などの病気を引き起こしてしまっていることも少なくありません。
最近はコンビニやスーパーのお弁当もずいぶんと改善されてきましたが、それでもやはり食品添加物をできる限り使用していないものを選ぶようにしましょう。毎日コンビニ弁当では、活性酸素は増え続ける一方です。

○アルコールを控える


アルコールも、アルコールに含まれるアセトアルデヒドという物質を肝臓が一生懸命解毒しています。食品添加物のことと同様に、肝臓に負担を掛けすぎることで、活性酸素を大量発生させてしまうことにつながります。アルコールも適量であれば問題ありませんが、肝臓に負担がかかるほど飲み過ぎ、飲み続けはやめましょう。

○油ものを控える

言うまでもなく、揚げ物や油の多いものを食べると体内、血液中に脂肪が増加します。しかも質の悪い脂肪が増加した場合、瞬時に活性酸素に攻撃されてしまいます。活性酸素の発生を抑えるためにも、また活性酸素に攻撃されて悪影響を及ぼさないためにも、油ものを摂りすぎることはやめましょう。
特に古い油を使用することで、すでに酸化した状態の脂肪分を取り込んでしまうことになります。揚げ油は植物性のものを使用し、保存する時にも空気に触れないよう、光に当たらないように工夫し、あまり長期間保存するのはやめましょう。

○スナック菓子を放置しない

揚げたようなスナック菓子。ちょっと食べて、そのまま置いておくことがありますか。きちんと密閉せずにしばらく放置すると、少しベタッとした感じになりますよね。あれはスナック菓子の油が酸化してしまっているためです。スナック菓子を食べる時は食べ切りサイズにするか、残った分はしっかり密閉し、空気にさらさないようにして酸化を防ぎましょう。
そもそも、スナック菓子も油ものですから、できるだけ控えましょう。ちなみに、インスタントラーメンなども揚げ麺を使用しているので油ものです。さらに添加物も使用されているので健康のためには控えましょう。

そのほか、食生活だけでなく、ストレス、喫煙、紫外線、環境ホルモン、そして急激な運動など、活性酸素の発生原因はさまざまなものがあります。まずは比較的容易に改善することができる食生活から見直し、恐ろしい活性酸素から身を守るようにしましょう。

◆活性酸素と闘うスカベンチャー(抗酸化物質)

2008年04月28日 | Weblog

体内で活性酸素と闘ってくれる強い味方がスカベンチャー、別名を抗酸化物質とも言われています。スカベンチャーには体内で生成されるものと、食品など外から摂取するものがあります。
体内で生成されるスカベンチャーと言えば酵素。特にSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼ、グルタチオンなどの酵素があります。こうした抗酸化作用の強い酵素を多く生成できる動物ほど寿命が長く、これも活性酸素と寿命が切っても切り離せない関係であることの証明とも言えるでしょう。これらスカベンチャーである酵素は活性酸素と結びついて無害な物質に変え、体外に排出する役目を果たしています。

一方、食品などから摂取できるスカベンチャーの代表格といえばビタミン。ビタミンはご存知のように、体内で生成することができず、必ず食品などから摂取しなければならない大切な栄養素です。
これらビタミンには抗酸化力が強く、活性酸素と強力に闘ってくれるものが数多くあります。
ビタミンエース(ACE)と呼ばれる三大抗酸化ビタミンがβカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEの3つ。その他、ビタミンB群や今やよく耳にするポリフェノール類も強い抗酸化作用のあるスカベンチャーです。ポリフェノールとは植物などに含まれる色素成分のことで、ブルーベリーや赤ワインに含まれる赤色色素「アントシアニン」や緑茶に含まれる「カテキン」、トマトに含まれる「リコピン」など、たくさんの種類があります。

こうしたスカベンチャーはそれぞれ単体で働くわけではなく、それぞれが協働し合って活性酸素を無害化する働きをしています。また、スカベンチャーが効率よく働くにはミネラルや良質なタンパク質など、それらをサポートする栄養素も必要となってきます。そのため、単にスカベンチャーだけを摂取するのではなく、総合的にバランスの良い食生活を心がけなければなりません。
その上で、不足しているビタミンやミネラル、ポリフェノール類をサプリメントなどで補っていくのがいいでしょう。サプリメントはできるだけ天然素材のもので、植物のもつ酵素をそのまま摂取できるようなものがお勧めです。

また旬の野菜やフルーツは、旬ではないものに比べて、遙かに多くの栄養素が含まれています。もちろんスカベンチャーも豊富。食卓のメニューを決める際も、できるだけ旬の食材を選び、自宅で調理してすぐに食べる、ということを心がけましょう。

◆活性酸素が発生する原因

2008年04月27日 | Weblog


通常、取り込んだ酸素の3%程度なら、体内にある抗酸化物質によって中和され、カラダに害を与えることはありません。しかしながら、このパーセンテージが上がれば、余計な活性酸素はカラダを攻撃してくるわけです。では、なぜ余計に活性酸素が発生してしまうのでしょう?

その原因は大きく分けて3つにあると言われています。ひとつは今回のテーマでもある「食生活」。そして「生活習慣」と「生活環境」です。生活習慣とは喫煙、ストレス、睡眠などがあげられます。そして生活環境とは汚染された空気を毎日吸い込むことによるもの、環境ホルモン、紫外線など、いわば文明のツケのようなものが原因となって私たちのカラダを破壊して行ってるのです。
生活環境に関しては今すぐ空気の綺麗なところに引っ越す…というわけにはいきません。そのためにも、自分でどうにかできることである「食生活」と「生活習慣」をただしていくことが大切です。特に「食生活」はすぐにでも改善でき、日々の積み重ねによって大きな成果をあげられるものです。今やサプリメントや健康食品など、手軽で便利に必要な栄養を補給できるものもたくさんあるので、うまく活用して、まずは食生活を改善していきましょう。

◆活性酸素が引き起こす病気

2008年04月26日 | Weblog

活性酸素は特に体内の脂質と結びつき、酸化させます。すなわち鉄が錆びるように、カラダを錆びつかせていくのです。カラダの中でサビが出ていると思うだけで怖いですよね。
人間のカラダには単に「太っている」と言われる脂肪だけでなく、生きていく上で欠かせない大切な脂肪類が存在しています。
その代表格とも言えるのが遺伝子。遺伝子を形成している核酸(DNA・RNA)も脂肪酸の一種です。もともと人間の遺伝子は100歳くらいまでは十分に生きられるようにできているという学説もあるのですが、その寿命が短くなっている原因として活性酸素があげられます。活性酸素は脂肪酸である遺伝子とも結びつき、遺伝子そのものを酸化させ、変質させ、ガン細胞を生み出すという研究報告もあります。ガンの原因も活性酸素ではないかという学説も有力です。
また、細胞膜に含まれている不飽和脂肪酸も酸化させてしまいます。不飽和脂肪酸が酸化することで、いずれ死滅し、その死骸が血管内に蓄積されて血行不良を起こします。ひいては血管をつまらせ、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こす原因にもなると言われています。
また活性酸素は美容の天敵でもあります。肌も同じ不飽和脂肪酸で覆われているため、肌の表面で酸化が起こることによって肌が黒く沈着し、角質を作り、ひどい場合は細胞の動きを止めてしまうことにもなります。

酸化による悪影響は実にさまざまです。簡単に考えてみても、体中の細胞ひとつひとつにおいて、そこに存在する物質が酸化によってサビに変わっていく…と思えば、それがどんな病気にもつながる可能性が大いにあることがわかりますよね。それほど、体内の酸化は深刻な問題で、それを引き起こす活性酸素は、まさに健康と美容の最たる敵だと言えるでしょう。

「活性酸素危険度チェック<食生活編>」解説コラム

2008年04月25日 | Weblog


◆はじめに

■ 食生活における活性酸素撃退法

最近よく耳にする「活性酸素」。ほとんどの病気の原因は活性酸素にあるとも言われるほど、私たちの健康に大きな関わりのあるものです。
では、そもそも活性酸素って何なのでしょうか?また、どうして活性酸素が発生してしまうのでしょうか?さらには、活性酸素が発生すると、どんな悪影響を及ぼしてしまうのでしょうか?
活性酸素の発生原因にはさまざまなものがありますが、今回は「食生活」に注目して「活性酸素を食べて減らすための対策」をご紹介していきましょう。

◆活性酸素とは?

酸素は動物が生きていく上で欠かせない大切なものです。私たちは呼吸によって体内に酸素を取り入れ、エネルギーを作り出しています。
そうして取り込んだ酸素のうち、約3%が活性酸素になります。活性酸素とは、酸素よりもより強力な酸化力をもったもので、実は本来的には人間の体にとって必要なものです。
傷口の消毒などをするオキシドールがありますよね。オキシドールはまさに活性酸素です。オキシドールが傷口のばい菌を殺菌してくれるように、体内の活性酸素も外部から侵入するウィルスや細菌を殺し、排除する働きをしてくれています。しかしながら、問題は適量以上に活性酸素が発生してしまった場合です。
オキシドールは傷口の殺菌をしてくれますが、同時に周りの細胞組織を破壊してしまう作用もあります。同じように体内の活性酸素も、過剰に発生してしまうことで、他の必要な細胞組織までもを破壊してしまうという両面性を持っているのです。さらに活性酸素は他の物質と結びつきやすい性質を持っており、特に細胞膜などにある脂肪と結びついて酸化を起こします。使い古した揚げ油が黒くなる現象、それが酸化ですが、体内の細胞膜でも同じように油(脂肪)が活性酸素によって酸化し、真っ黒になっているのです。
このように、過剰な活性酸素は他の細胞を攻撃し、体内で酸化を促進させる原因となってしまうのです。

活性酸素と一言にいっても、4種類あります。

1.スーパーオキサイドアニオンラジカル


人間の体内に多く発生するもっとも一般的な活性酸素。酸化力は非常に強いが、反応性が低く、寿命も10万分の1秒と短いため、カラダに与える影響も少ないと考えられている。ただし、ハイドロキシラジカルなどの毒性の強い活性酸素に変化する可能性も高いので要注意。

2.過酸化水素

これがつまりはオキシドール。反応性が強く、寿命も長い。細胞膜の内外を行き来することができるが、酸化力としてはあまり強くはない。ただし、さまざまな物質と出会うことで、すぐに恐ろしいハイドロキシラジカル+一重項酸素に変わってしまうため要注意。

3.一重項酸素

酸化力も反応力も強いとされているが、体内でどのくらい発生し、どんな悪影響を及ぼしているのか明確にわかっていない。皮膚が紫外線に当たると皮下組織内で発生するといわれている。

4.ハイドロキシラジカル(ヒドロキシラジカル)


最も反応性が強く、酸化力も強い活性酸素。脂質や糖質、タンパク質など、あらゆる化合物と反応し、体内に悪影響を及ぼす張本人といえる。反応しても害のない化合物と反応した場合は無害のまま体外に排出されるが、脂質などの化合物と反応した場合はカラダへの影響も大きい。

活性酸素と酸化ストレス

2008年04月24日 | Weblog

 酸化ストレス(酸化的ストレス)とは、「生体の酸化反応と、抗酸化反応のバランスが崩れ、前者に傾き、生体にとって好ましくない状態」のことです。
 呼吸(ミトコンドリアの呼吸鎖)で発生する活性酸素喫煙などは、酸化ストレスを増加させると考えられます。
 酸化ストレスは、細胞のDNA、細胞膜上のリン酸脂質、蛋白、糖質を傷害し、血管傷害を進行させます(注1)。
 なお、酸化LDL、酸化RLP、NADPH酸化酵素は、血管内(血管内皮細胞)の酸化ストレスを、増加させることが、知られています。、

 1.活性酸素は、体内の酸化ストレスを増加させる
 活性酸素は、体内で、脂質、蛋白質、糖、核酸などを酸化変性させ、細胞機能を障害します。
 活性酸素が過剰に生成されると、体内の酸化ストレスが増加して、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病、癌など、さまざまな病気が発症すると考えられています。

 活性酸素の生成は、生命の寿命に影響します。

 活性酸素による脂質の酸化に関しては、特に、ヒドロキシルラジカルにより、細胞膜の脂質が酸化されると、過酸化脂質が生じ、細胞機能が障害されます。
 また、活性酸素により、血液中のリン脂質やコレステロールエステルが酸化されると、酸化LDLが増加し、動脈硬化や心筋梗塞を来たすものと、思われます。

 活性酸素は、体内では、呼吸で取り入れた酸素をミトコンドリアの電子伝達系で使用して水(H2O)が出来る際や、感染時に白血球が炎症反応を起こす際や、アラキドン酸の代謝の際などに、産生されます。
 
 また、活性酸素は、体外では、タバコの煙、紫外線、自動車の排気ガス、除草剤、などにより、産生されます。

 糖尿病では、血液中に糖が多いと、体に必要な蛋白質が変性(細胞内の非酵素的糖化反応)し、活性酸素が産生されます。また、糖化により、スーパーオキシドを除去するSODという酵素も変性してしまいます。
 糖尿病では、糖と蛋白質の非酵素的な反応により、AGEs(終末糖化産物)が形成されます(注2)。AGEsの内、グルコースに由来する画分は、血管内皮細胞障害を引き起こします。AGEsは、糖尿病で、網膜の周皮細胞数を減少させ、血管内皮細胞数を増加させる原因と考えられています。

 なお、糖尿病では、蛋白質以外に、不飽和脂肪酸も酸化され、リゾホスファチジルコリン(LPC)が増加しています。

 不飽和脂肪酸の内、体内では、リノール酸が最も酸化され易いと言われています。

  酸化ストレスにより、細胞膜のリン脂質の不飽和脂肪酸が酸化されると、脂質ヒドロペルオキシドを経て、アルデヒド類が生成され、蛋白質、核酸、リン脂質が変性し、老化の促進、発癌が起こります。

 カルシウム拮抗薬(アムロジピンなど)には、電子供与性の芳香環を有し、細胞膜でスカベンジャーとして活性酸素(ラジカル)を捕捉し、抗酸化作用を示すと言われます:アムロジピンの荷電したアミノ基が、細胞膜のリン脂質の陰性荷電した部分(不飽和脂肪酸)の近傍に位置することが判明しています。

 2.食品中に含まれる過酸化脂質は、酸化ストレスを増加させない
 食品に含まれる油脂中の不飽和脂肪酸(リノール酸、アラキドン酸、EPA、DHAなど)は、空気中の酸素で酸化され(自動酸化)、過酸化脂質が生成されます。
 コレステロールも酸化され、酸化コレステロールになります。
 過酸化脂質には、強い酸化力がありますが、食餌中に含まれる過酸化脂質は、小腸で吸収される際には、99.5%が安全な形に変えられると言われおり、体内に取り込まれて、体内の酸化ストレスを増加させないと、思われます。

 油脂の酸化は、食品の保存状態で異なります。
 食品の酸化を遅らせるためには、酸素の排除(真空パックなど)、低温保存、遮光などが有効です。
 食品に、酸化防止のために、ビタミンC、ビタミンE、β-カロテンなどの添加が行われています。
 銅(Cu)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)などの金属は、油脂の保存性を悪化させます。
 食品中の過酸化脂質は、多くは腸から吸収されませんが、腸内で生成される過酸化脂質と同様に、大腸癌のリスクを高めるものと考えられます。

 なお、食品を加熱調理することで生成される、ヘテロサイクリックアミン、ヒドロキシフラノン誘導体などは、生体のDNA鎖を切断し、変異原性を示したり、組織障害を引き起こします。 
 
 3.抗酸化物質による、酸化ストレスの除去
 こうした体内の酸化ストレスは、体を、言わば錆びつかせる訳です。
 酸化ストレスから体を防御して、体を錆びつかないために、抗酸化作用のある、抗酸化物質を食品から摂り入れる必要があります。

 ビタミンEは、生体にとって重要な抗酸化物質です。
 ビタミンEは、LDLと同時に運ばれていて、LDLが酸化されるのを防いでいると、考えられています。
 実際に、ビタミンE製剤の内服は、心筋梗塞発症の予防に有効とされています。

 また、血液中で、酸化ストレスにより、過酸化脂質が生成されるのを防いでいるのは、ビタミンCやユビキノール(還元型ユビキノン、別名、ビタミンQ)などの抗酸化作用のある物質だと、考えられています。

は、糖尿病の血管合併症や、神経障害の予防に、有効と考えられます。

 野菜には、ビタミンEだけでなく、ビタミンCやユビキノールなどの抗酸化物質が含まれています。(詳しくは、ミニ医学知識の「抗酸化物質」の項を御覧下さい。)

 ただし、酸化ストレスから体を防御する能力は、食生活だけで決まるのでなく、遺伝的な要因(活性酸素の除去能力など)に左右されることが多いと言われています。
 抗酸化物質を摂取することで、酸化ストレスから体を十分に防御することは、不可能であり、酸化ストレスを減らすために、不飽和脂肪酸の摂取を控えることも重要と思われます。

 なお、食べ過ぎや、運動のし過ぎは、活性酸素の発生量を多くして、寿命を短くすると、考えられています。このことに関しては、ミニ医学知識の「活性酸素と寿命」の項を御覧下さい。

 また、活性酸素の詳細に関しては、ミニ医学知識の「活性酸素」の項を御覧下さい。

 注1:活性酸素による酸化ストレスにより、細胞膜の不飽和脂肪酸が酸化され、脂質ヒドロペルオキシドや、アルデヒドが生成され、DNA、ミトコンドリア、リソゾームなどの酸化障害が引き起こされます。

 注2:AGEs(advanced glycation end products:終末糖化合物)とは、グルコース(ブドウ糖)などの還元糖が、蛋白質のアミノ基と非酵素的に反応して生成される物質です。AGEsは、特有の蛍光を持つ、黄褐色の物質です。
 糖尿病などで、慢性的に高血糖が続くと、循環血液中や、組織で、AGEsの生成が、促進され、血管合併症(糖尿病性血管障害)が発症します。糖尿病性血管障害では、毛細血管障害が起こり、動脈側の毛細血管の基底膜が肥厚することが、特徴とされます。
 AGEsは、RAGE(AGEsの受容体)に結合して、NADPHオキシダーゼ(NADPH酸化酵素)の発現を亢進させ、ROS(reactive oxygen species:活性酸素種)の産生を亢進させ、酸化ストレスを産生させます。ROSは、さらに、Rasの活性化を介して、MAPKを活性化させ、NF-kBやAP-1を活性化させ、VEGF(vascular endothelial growth factor:血管内皮増殖因子)、MCP-1、PAI-1を発現させます。VEGFは、血管内皮細胞を増殖させ、血管新生を促進させます。AGEsは、血管内皮細胞からのPGI2産生を低下させ、線溶を阻止するPAI-1発現を、増加させ、血栓が溶解されにくくなります。
 なお、ニフェジピンは、RAGEの発現を抑制して、ROSの産生を抑制し、糖尿病患者でのAGEsによる血管合併症の発症を、予防すると考えられています。

ストレスが全ての元凶

2008年04月23日 | Weblog

◆ストレスと痛み

ストレスを強く感じている人の多くは、必ずと言っていいほど身体に異常をきたしています。それが痛みとして現れてくる人はむしろ喜ぶべきです。

ストレスの本当の恐ろしさは、痛みとなって現れない場合です。

痛みとして現れない理由として考えられる事は、あまりにもストレス受傷期が幼年期の場合、結果的に常にストレスを受けたままの状態で過去から現在を生きています。

痛みが現れていないのではなく、痛みが恒常的で気が付いていないのではないかと思われます。総じてそういう人は痛みをあまり感じません。痛いはずが気持ちいい程度の刺激にしか感じないのです。

◆幼児のストレス

初産や一人っ子の場合、両親は初めての経験なのでチョットした幼児の変化に右往左往します。そのため幼児は、比較的簡単に自分に食べ物を与えてくれる親(一般的には母親)の意識を自分に集める事が出来ます。

しかし、その状況に変化が起こる時がやってきます。弟や妹といった次子の誕生です。

母親は、妊娠により今までのようには幼児(長子)に手を掛けることが出来なくなってしまいます。兄弟間に母親の奪い合いが始まります。

長子の様子がおかしくなるのは、次子の誕生がキッカケになっている事が臨床上非常に多いのです。しかし、この事が起こるのは兄弟が2~3人の場合に顕著に見られ、それ以上になると不思議と起こりません。

その一方、昔は両親と同居の家庭が多かったのに今は、核家族が増えています。

一人っ子は、アレルギー疾患になりやすい傾向にあります。甘やかせすぎにより、なにもしなくても日常困ることがなく副交感優位の体質になって行きます。その為、抗原に対し過剰反応を起こしやすくアレルギー体質になりやすいのです。

◆新生児のストレス

胎児は、母体から臍の尾を通じて酸素や栄養が送られてきます。ほとんど何の努力も要らずに生きていられます。

ところが、出産と同時に肺呼吸をせざるを得ません。赤ちゃんは顔を真っ赤にして泣きます。酸欠状態で苦しくて、苦しくてしょうがないのです。

苦しんで苦しんで初めてやっと肺呼吸の術を身に着けるのです。肺呼吸を身に着けたらこんどはお腹が空いてきます。空腹は飢餓に直結しており、胎児の頃には体験した事もない生命の存続に危機を感じます。

ミルクが与えられると安心して眠ってしまいます。「ミルクを与えてくれる人を探すために大声で泣く」そして「眠る」これを繰返すのが新生児の仕事です。

◆胎児のストレス

胎児のストレスを扱って行くと、どうしても避けて通れないのが母体(母親)からの影響です。

母体の心理状態が胎児に大きな影響を及ぼすことにあります。「気」の治療をして行くと理解しがたい症例に遭遇することが多くあります。

母親が妊娠中に万引き等の犯罪をしてしまうと罪の意識がない子供が生まれます。その子供は、生まれながらにして罪の意識がないのです。

母親が離婚するとなぜかその子供も離婚の道を選びやすいのです。離婚には様々なケースがありますので一概に言う事は出来ませんが、妊娠中の母親の心情や心の動きが子供に大きく影響しているようです。

◆妊婦のストレス

母体は、胎児と羊水をあわせると一般的に平均5㎏~8㎏程度の体重増加があります。胎児が大きくなってくると妊婦はウェイトトレーニングを毎日していることになります。

また、胎児は、母体にとっては異物として認識され、ある期間「悪阻(つわり)」という形で免疫反応が起こります。ひどい場合には妊娠中毒症になってゆきます。

「胎児のストレス=母親のストレス」又は「母親のストレス=胎児のストレス」となっているようです。妊娠中は臍の緒でつながっていますから充分に考えられます。

虐待の問題も胎児期や幼児期のストレスが見え隠れします。わが子なのに愛情が持てないと訴える母親が増えています。ほとんど例外なく、夫婦間のトラブルが認められます。


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http://1sun.biz/N/61003.php?ID=B3799

自律神経とストレスについて

2008年04月22日 | Weblog

ストレス耐性は個人差がある

ストレス社会といわれる現代、誰もが大なり小なりある程度のストレスを感じながら生活しています。学校や職場での人間関係、通勤・通学時の満員電車(私もこれらはすべて経験しています)、あるいは気温の変化などの自然環境の変化によるストレスもあります。私達はこういったストレスに日常茶飯事のごとく遭遇しているわけですが、ストレスに対する耐久力は個人差があり、ストレス耐性の強い人も居れば弱い人も居ます。ストレスに対する耐久力の弱い人が許容範囲を超えてしまうと自律神経のバランスが乱れ、自律神経失調症を引き起こしてしまいます。

ストレス耐性の許容範囲を超えると

私は元々ストレス耐性は弱いほうだと思います。季節の変わり目には体調を崩すことが多かったのですが、自律神経失調症を発症した年の春頃に、なんとなく胃の調子がおかしかったのですが、その上に職場のストレス(私の場合、仕事内容には不満はなかったのですが、自分の上司とどうしてもうまくコミュニケーションが取れませんでした)が重なり、毎日毎日がとても辛かったです。しかし、自分の仕事には責任を持ちたかったし、なにより上司と合わないからという理由で会社を休んだり、まして会社を辞めたりする気になりませんでした。しかし激しい眠気など、体にあらわれる症状がどうしようもなくきつくなり、こらえきれずについに会社を辞めました。辞める時も自分と合わない人に負けたような気がしてとても悔しく、それもまたストレスに感じました。しかし今思えば自分のストレス耐性の許容範囲をはるかに超えていたため、自律神経のバランスが完全に崩れていたと思います。自律神経失調症になってしまったのも当然の結果だと思います。

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交感神経の緊張と病気の関係

2008年04月21日 | Weblog
自律神経のうち、交感神経は心拍数と血圧を上げ、消化管の働きを
抑えて体を活動モードにします。一方の副交感神経は体を休息モー
ドに切り替える働きがあり、心拍数や血圧を下げ、消化管の分泌を
活発にします。

自律神経の働きを理解する上で大切なことは、自律神経は私たちの
体を構成する60兆個すべての細胞の働きを調整しているということで
す。

交感神経と副交感神経は、シーソーのようにバランスをとって働き、体
を安定した状態に保っています。ところが悩み事を抱えていたり、働き
すぎや睡眠不足が続くなど、ストレスが長期間に及ぶと、その影響は
自律神経に波及し、交感神経が一方的に緊張するようになります。

交感神経の緊張は全身の細胞に及び、次のような障害を起こします。

1.血流障害

自律神経は臓器や器官などの働きを調整する際に、交感神経はアド
レナリン、副交感神経はアセチルコリンという神経伝達物質を放出し
ます。アドレナリンには血管を収縮させる作用があるため、交感神経
の緊張が続き、体がアドレナリン浸けになると全身で血行障害が起
こります。
血液は全身の細胞に酸素と栄養を送り、老廃物や体にとって不要な
ものを回収しています。血流障害が起こると、この循環が阻害され、
細胞に必要な酸素や栄養は届かず、老廃物がたまることになります。
冷えや組織の痛みは血流障害が原因です。

2.排泄・分泌能の低下

交感神経が緊張しているときは、臓器や器官の排泄や分泌を調整し
ている副交感神経の働きが抑えられます。これは、出すべきものが
出せないことを意味しています。出すべきものの中には、便や尿のよ
うに排泄されるべき老廃物もあれば、体がブドウ糖を利用するときに
必要なインスリンなどのホルモン、食物を分解するときに必要な消化
酵素、白血球が相手を倒すときに必要なタンパク質など、体の働きを
維持するために不可欠な物質も含まれています。
交感神経の緊張では、血流障害によるためこみと副交感神経が正常
に働かないための排泄・分泌能の低下という二重苦を招きます。不要
なものを捨てられず、必要なものは得られない、体にとって非常に悪
い事態が起こることになります。

3.活性酸素による組織破壊

交感神経の緊張がもたらす、もう一つのトラブルは、顆粒球が増える
ことで活性酸素が大量に産生されることです。活性酸素は全身のい
たるところで発生し、その強力な酸化力で細胞を破壊します。これに
よって組織破壊が起こり、ガンや炎症性の疾患、糖尿病、動脈硬化
など、様々な病気が発生するのです。
体の中では、呼吸で得た酸素から発生する活性酸素、細胞の新陳代
謝から生ずる活性酸素など、様々なところから活性酸素が産生され
ますが、活性酸素の比率では、顆粒球から放出されるものが8割を
占めているので、顆粒球が増加すれば、体内は活性酸素でいっぱい
になってしまいます。
               (参考:刺絡療法 福田稔著 マキノ出版)

固体マイナス水素イオン健康法:http://tinyurl.com/2056r2

暖かくなると、血液はドロドロ傾向に!!

2008年04月20日 | Weblog
4月の声をきくと、気分はすっかり春。さわやかな、暖かい日ざしにつつまれ、気分もウキウキ。日照時間は長くなり、心理的にも開放感いっぱい。でも、気温が上昇してくると、汗や吐く息など無意識のうちに水分が失われ(不感蒸泄)、血液がドロドロになりやすくなります。

脳疾患統計によると、脳内の血管が破れて出血する脳溢血が多いは冬場ですが、4月をさかいに、動脈がつまって酸素や栄養素などの供給がとまる、脳梗塞がふえてきます。不感蒸泄で血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなるからです。

不感蒸泄がふえるこの時期には、特別な運動、労働しない人でも、一日あたり2Lの「水」をしっかりとるように心がけることが、血液ドロドロ状態を防ぐためにかかせません。


ストレスでも血液はドロドロに

「血液のドロドロ度が増すのは4月」と主張する専門家は、不感蒸泄にくわえ、ストレスとの関係も指摘します。

ストレスを感じると、アドレナリンが増加します。新しい会社への入社や部署の移動、学校の卒業や入学など、環境の変化でストレスを感じることがおおい4月は、普段より血液中のアドレナリンがおおくなります。アドレナリンには、血小板を活性化して血液をかたまりやすくする作用があるのです。

それに、ストレスは体内に多量の活性酸素を発生させます。活性酸素は赤血球壁にダメージをあたえ、かたくしてしまうため、赤血球が細い毛細血管を通りぬけるために変形することができなくなり、詰まりやすくなります。さらに、活性酸素は、血液中の脂質も酸化させ、ネバネバ、ドロドロ状態にしてしまうのです。こうしたことを避けるためには、十分な抗酸化栄養素(OPCプラスやビタミンC)が必要なのはいうまでもありません。

ドロドロ血液では代謝が低下

私が血液栄養分析をはじめた1996年当時は、まだ「サラサラ血液」に対する認識は非常に低かったのですが、最近では、「健康の基本は血液サラサラ」という考え方が、あたりまえになっています。

血液サラサラというと、太い血管のなかを血液がサーッと流れれていくイメージがあるでしょうが、目にみえる太さの血管なら、ドロドロの血液でも普通に流れてくれます。問題は毛細血管を血液がスムーズに流れるかどうか。毛細血管は髪の毛よりズ~ッと細く、体中に張りめぐらされた血液循環の主役ともいえる存在です。血液がドロドロ、ベタベタになると、こうした極細の毛細血管の循環がわるくなり、体にさまざまなトラブルをもたらすことになります。

酸素や栄養素が血液によって一つ一つの細胞にまできちんと運ばれなければ、各細胞は機能できなくなってしまいます。細胞の集合体である、脳や肝臓、そのほかの各臓器の働きも、とうぜん機能低下に陥ります。血液がきちんと細胞の代謝産物・老廃物を運びさらなければ、各細胞は中毒をおこし、病的状態をひきおこします。細胞を養う血液の健全性が各細胞の機能状態を確定しており、ひいては私達人間の健康をきめているといってもいいのです。
 血液がドロドロだと細胞は十分にはたらけなくなります。つまり、代謝が低下するということですが、代謝が低下すると…

太りやすく、やせにくくなる
肌が汚くなる
疲れやすくなる
肩こりや冷え性の原因となる
老化が早まる(目に見 える部分の老化はもちろん、血管や骨、肝臓な ど、体内の老化も加速)
生活習慣病のリスクが高まる
病気やケガが治りにくくなる
など、健康上にも美容上にも悪影響をもたらします。

また、血液がドロドロだと、その汚れの処理のため、白血球がめいっぱい働かなければなりません。こうした事態が続くと、免疫系はオーバーワークになり、いざ、細菌やウイルスなどが入り込んできたときに、十分に対戦できなくなってしまいます。つまり、感染症に対しても弱くなってしまうのです。

血液ドロドロの根底には消化の問題が

健康誌やテレビの健康番組などでは、血液サラサラ効果がある物質として、次の6種を取り上げるケースが多いようです…

魚にふくまれるEPAやDHA
納豆にふくまれるナットキナーゼ
タマネギやニンニクなどにふくまれるの硫黄化合物
海藻、キノコ、野菜などにふくまれる食物繊維
そば、お茶、赤ワインなどに含まれるポリフェノール
お酢やレモンなどにふくまれるクエン酸や酢酸
これらの食品を日々の食生活に十分に取り入れていくことは、健康にとってたしかに大切なことです。ただ、前回のナターシャ・タイムズでも触れたように、特定の食品にふくまれるこうした栄養成分は、万人に同様に作用するわけではありません。もっと、根本的なことから改善していかなければ、本当の意味で、血液サラサラ状態を手に入れることはできません。

血液がドロドロになる理由については、いろいろなことがいわれていますが、その根底には、消化の問題があります。現代人は食物酵素の不足した食生活を送っているため、自分の体のもつ消化酵素では消化しきれない、たんぱく質、糖質、脂質が血液を汚しているのです。

とくにたんぱく質と炭水化物を一緒に食べたとき、それらの消化がうまくいかないと、回腸で腸内細菌のエサになり腐敗します。この結果発生する毒素が腸壁から血液内にはいりこみ、赤血球同士をくっつけて、血液をドロドロ状態にします。浄化・排泄器官もオーバーワークを強いられ、機能が低下。ますます血液は汚れていきます。

また、糖質が十分に消化されないと、糖結晶を血液中に増やしたり、それを餌にする真菌(カビ)やイースト菌、バクテリアなどを増やします。このようなものが血液中に増えれば、各細胞は中毒を起こし、病的症状があらわれます。

消化分解のうまくいかなかった糖分や脂質は血管壁にへばりつき、血管を脆くしたり、血液の流れを邪魔したりします。しかもこのゴミの破片は時としてはがれ落ち、血液中を浮遊して、細い血管を詰まらせます。脳の血管でこれが引っかかれば、脳卒中ということにもなりかねません。

ドロドロ血液をサラサラの血液に改善することで代謝アップをはかり、いつまでも健康で若々しく、スリムなボディを保つために目指すべきは、まずは、食事の「完全消化」。そのために最も重要なのが、酵素の働きに目を向けることなのです。

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食物酵素の多いものをよく噛んで

完全消化のためには、なるべく食物酵素の多い、生の食品を食べることと、よく噛んで食べることが重要です。

酵素が豊富な食物を食べると、胃の上部で休んでいる間に、その食べ物自体が持つ食物酵素によって事前消化が進みます。食物酵素には、私たちの体がつくれない種類の消化酵素が含まれているため、その働きを生かすことで、完全消化が可能となります。

野菜でも肉でも、自然のままの食物はどれも多量に酵素を含んでいますが、煮たり、焼いたり、チンしたり等、熱を加えて料理をすると酵素はほぼすべて破壊されてしまいます。したがって、血液を汚さないために完全消化を目指すには、「生食」や事前消化されている発酵食品の摂取比率を増やすことが必須です。また、食物酵素が十分に作用してくれるためには、よくかみくだくことも必要です。

とはいっても、現代人の食生活は調理していないものや加工品抜きではなりたちません。ホリスティック栄養学では、食事の50~75%は生食にすべきといわれますが、とてもそんな生活はできないでしょう。多くの人がドロドロ血液から体調不良に陥っているのもうなずけます。

こうしたことから、食物酵素が破壊された食品を口にしても、生食同様、胃の上部で事前消化してくれる、消化酵素(ウルトラ酵素)が現代人にとっては必須のサプリメントになっているのです。欧米では、酵素サプリなしでは、健康は得られないとすら、思われるようになっています。

食べたものが完全消化されて血液中に取り込まれるかどうかは、体にとって重大問題です。消化に問題があれば、細胞が働くための栄養素は確保できず、また、未消化物質による血液汚染により体内の酵素の働きが阻害され、代謝機能が低下することになります。

食べるときには常に完全消化をめざし、いつもサラサラ血液が全身を駆けめぐるように、考えていただきたいと思います。