活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

■ 活性酸素とアトピー

2008年10月25日 | Weblog

アトピー性皮膚炎は、今や、幼児期における日本人の国民病の様相を呈しています。そして、その患者数の急激な増加の歩みは、日本の高度経済成長と足並みを揃えてきました。アトピーをはじめ、皮膚疾患はとりわけ発症原因を特定することが難しいのですが、現在、アトピーが食品の安全性やハウスダスト(ダニ)などの問題を含め、生活環境の悪化によってもたらせたものであることを疑う人は少ないでしょう。

活性酸素がアトピーを悪化させる理由はこうです。アトピー体質の人は生来、酵素系スカベンジャー(SOD)を活性化する力、すなわち抗酸化能力が平均値より低い傾向が見られます。その上、からだに酸化されやすい不飽和脂肪酸の脂質を多く持っており、この脂質が活性酸素に酸化されると”過酸化脂質”に変化してしまうのです。そして、それによって皮膚は保湿機能を奪われて、カサカサに乾いた状態にしてしまい、アトピーがさらに悪化してしまうというわけです。

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■ 活性酸素とシワ

2008年10月23日 | Weblog


繰り返し紫外線を浴びることにより、皮膚は老化し、しだいにシワも刻み込まれていきます。この原因となるのも活性酸素で皮膚の表皮や真皮を支える土台となっている”コラーゲン”というタンパク質や弾力繊維の”エラスチン”が、紫外線によって発生した活性酸素によって酸化されるからです。

コラーゲンはひも状の繊維で通常は、整然とならんで肌の張りを保持しています。これが酸化されることによって複雑にからみあったり、数が減ったりして、肌から張りを奪っていきます。また、エラスチンは肌に弾力や伸縮をもたらしていますが、やはり酸化されるとその機能が失われ、結果、皮膚をたるませ弾力を奪ってシワを刻みつけてしまいます。シワがいつも陽に当たる顔や首筋にできるのは、それが紫外線の影響によるものであることの雄弁な証明にほかなりません。

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■ 活性酸素とシミ・色素沈着

2008年10月22日 | Weblog


シミ・色素沈着は強力な紫外線に当たったときできることは皆さんもご存じかと思います。
酸化を知らない人は、紫外線が当たればシミ・色素沈着ができてしまうと思いがちですが、そんな単純なことではありません。

紫外線が皮膚に当たるとそこに活性酸素が発生し、細胞を酸化しようとします。細胞が酸化されてしまうと、細胞が死んだり、細胞が本来持つ機能を果たせなくなってしまうため、酸化がそれ以上からだに広がらないように、防御機能が働きます。それがメラニン色素というものです。メラニン色素がシミの原因であるということから嫌われ者ですが、もともとはからだを防御する自衛手段で細胞の酸化が進行しないようにするというありがたい色素なのです。

普通、紫外線の影響がなくなれば、メラニン色素は皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)により元にもどります。しかし正常に新陳代謝が機能していない場合や加齢による機能低下により、メラニンが角化されず残ってしまった場合に、シミ・色素沈着になってしまいます。つまり肌のシミ・色素沈着はからだの防衛機能が活性酸素と戦った傷跡といってもさしつかえありません。


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■ 活性酸素の発生原因

2008年10月21日 | Weblog


活性酸素の怖さをズバリ言えば、”酸化の恐怖”です。では、この恐ろしい活性酸素はどういうときにつくられるのでしょうか。活性酸素を生み出す条件は、いろいろと考えられています。

○紫外線や放射線を浴びたとき
○有害な排煙を吸ったとき(車の排気ガス、工場の煤煙など)
○加工食品に含まれる食品添加物の摂取
○生鮮食料品に含まれる残留農薬を摂取
○体内に病原菌が侵入して過度の炎症を起こしたとき
○石油系化粧品を長期間使い続けている場合
○血液の流れが一時的に途絶え、再び元通りに流れたとき(再灌流)
○ストレスが蓄積されたとき
○タバコの吸いすぎ、酒の飲み過ぎ
○過度の運動をし、大量に酸素を消費したとき
○塩素が多量に含まれた水道水をそのまま飲料したとき


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■ スカベンジャーはからだの頼もしい味方

2008年10月20日 | Weblog


活性酸素を除去するスカベンジャー(抗酸化物)軍団の中で、最も重要な位置を占めるのが、「酵素」の仲間達です。

・スーパーオキシドジムスターゼ(SOD)
・カタラーゼ
・グルタチオンペルオキシダーゼ

特にSODは酵素系スカベンジャーの代表的なもので、活性酸素の中で最もポピュラーなスーパーオキシドを除去する働きをします。そのしくみは、からだの内部でスーパーオキシドが発生すると、SODが駆けつけて攻撃し、それを”過酸化水素”に変えます。しかし、過酸化水素もれっきとした活性酸素の仲間ですのでこのままでは何の解決にもなりません。そこでカタラーゼやグルタチオンペルオキシダーゼ等が登場し、過酸化水素を最終的に”水”に変えてしまうのです。

これら酵素系スカベンジャー達は、体内で作られるタンパク質でできた高分子の抗酸化物で、人間と一緒に生きるいわば「生き物」です。そして、年をとって人間の体力が衰えていくと、それに比例して酵素もまたその能力が減退していきます。私達が老化すると、肌にシミができたり、からだのあちこちが傷み始めるのは、この酵素系スカベンジャーたちの抗酸化力が弱くなることが一因だと考えられています。

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悪の象徴の「活性酸素」ですがこんな利点も

2008年10月19日 | Weblog
これまでの説明からでは、「活性酸素」はどう転んでも憎むべき悪玉としか思いません。本当にそうなのでしょうか。よく調査してみると話はそう簡単ではないようなのです。
実は、からだの方もこの活性酸素の強い酸化力を一部利用して生きているのです。それは病原菌や有毒物質などの異物からからだを守る”免疫機能”においてです。

最も顕著な例が「白血球」です。
私達の血液や体液の中には、からだに侵入してきた細菌やカビ、ウィルスなどを退治する白血球やリンパ球といった防衛軍がいます。私達がそこら中にうじゃうじゃいるバイ菌を空気といっしょに吸い込んでも病気にならないのは、これらの防衛軍がバイ菌を捕らえ殺しているからです。その防衛軍が武器として用いるのが、何を隠そうこの「活性酸素」なのです。

白血球は病原菌を捕らえると、活性酸素を吹きかけ、その強力な酸化力で病原菌の細胞を酸化し、溶かしてしまいます。そして、病原菌が多量に侵入してくると、白血球もどんどん増員されます。
けがの後、傷口にたまる膿は、この白血球が病原菌と戦い、見事討ち死にした残骸にほかなりません。「慢性肉芽腫症(まんせいにくげしゅしょう)」という恐ろしい病気があります。これは白血球の一種である「好中球(こうちゅうきゅう)」に活性酸素を作り出す能力が不足していて、病原菌を殺すことができないために、次々といろいろな菌に感染してしまう病気です。本来、「好中球」は、体内に異物が侵入すると真っ先に駆けつけ、活性酸素一家の過酸化水素をつくって、それを塩素と反応させて「次亜塩素酸」という物質に変え、異物に浴びせて撃滅する役割を担っています。この「次亜塩素酸」も強い酸化力を持つフリーラジカルの一種です。

このように、活性酸素はからだの免疫機能になくてはならないものといえます。免疫機能が衰えれば無菌室にでも入らなければ、私達はすぐに病原菌に冒されて死んでしまうことでしょう。また、肝臓という臓器は有害な物質や薬物を解毒していますが、その際も活性酸素の酸化力を利用しています。そして、ある種のホルモンの製造過程でも、活性酸素が発生し、重要な役目を果たしていることもわかっています。
こうしてみると、「活性酸素」というだけで、すべて悪者と決めつけるわけにはいかないようです。私達は、酸素を吸わずには生きていけないように「活性酸素」を利用しなければまた生きてはいけないのです。

ところで、この”免疫機能”の話にはまだ続きがあります。けがをしたとき白血球は傷口から侵入してきたバイ菌に対して、活性酸素を噴出して退治しますが、このとき多量に出された活性酸素が同時に患部のまわりの細胞をも傷つけてしまうのです。傷口のまわりが赤く炎症を起こすのはそのためです。
また、傷口の壊れた組織のタンパク質は通常、タンパク質分解酵素によって片づけられますが、活性酸素によってこの酵素の活動に歯止めがきかなくなることが起きると、酵素が暴走し、炎症が長引く結果となります。
このように、からだは活性酸素の酸化力を生命維持に利用していますが、それは猛獣を自在に操る調教師のように、一歩間違えれば大変危険なリスクを負っているのです。

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活性酸素とは

2008年10月18日 | Weblog
活性酸素は不対電子を持っているため、近くの分子や原子から電子を強奪します。これが「酸化」です。すると今度は、電子を奪われた分子自体が不対電子を持つことになりますので、一転、被害者が加害者に立場を変え、周辺の分子を襲って電子を奪い取ります。そして、その分子がまた隣の分子を襲って・・・・・・と、このように活性酸素が発生すると電子の強奪合戦が連鎖反応的に広がることになります。
では、この電子の強奪合戦が私達のからだの中で起こったら、一体どうなるでしょうか。私達の細胞は次々に酸化され、正常な働きを失って組織や器官に様々な障害や病気が引き起こされてしまいます。活性酸素による酸化が本当に恐ろしいのはこの連鎖反応によって、障害が各部に広がることなのです。

からだのさまざまな反応は、化学反応です。「生命」とは何かという問題については、最先端科学でもまだまだ解明できていないことだらけですが、こと「生命活動」に関していえば、すべて”化学反応”で説明できると断言してさしつかえありません。ですから、今や化学的な説明抜きには、からだの病気や健康については語れないのです。逆にいえば、化学の観点からからだの営みや健康を理解すれば、自然に本質が見えてくる、というものなのです。
ともあれ、これら活性酸素は、実は私達のからだの内部でも発生しています。それも時折偶然発生するといった軽いものではなくて、四六時中、からだのあちこちで生じており、この人体内で発生する活性酸素こそが、私達が本気で戦わなければならない相手なのです。

しかも活性酸素は一種類だけではありません。
主なもので四つのタイプがあり、それぞれがお互いに密接に関係しているのです。私達が呼吸で吸っている気体の酸素分子は、「三重項酸素」と呼ばれるものです。活性酸素の仲間には入りませんが、これも空気に長い間さらされている鉄の釘がゆっくり錆びていくように、弱いながらも酸化力を持っています。先に述べた酸素分子の二組の不対電子のカップルのうち、一組がきちんとカップルにならず、チャンスがあれば他の原子のまわりを回っている電子とくっつこうと、いつも機をうかがっているからです。




活性酸素の種類

●スーパーオキシド(O2-)
三重項酸素に絶好のチャンスが訪れ、何かの拍子に他から電子が一つ得られると、カップルが解消され、不対電子が一個できます。これが最もポピュラーな活性酸素で、「スーパーオキシド」といいます。三重項酸素に比べてはるかに酸化力(他の分子から電子を奪う力)が強いものです。

●過酸化水素(H2O2)
スーパーオキシドが水の分子に働きかけ、「過酸化水素」をつくります。この過酸化水素は不対電子を持ってはいないのですが、わずかなきっかけで不対電子ができてしまう不安定な物質なので活性酸素の仲間に入ります。
「過酸化水素」は別名オキシドールとも呼ばれ、傷口などの消毒液に使われることはご存じでしょう。これを患部にかけると白い泡が吹き出して、傷口がしみます。これは過酸化水素が患部についたバイ菌を「酸化」し、殺菌している証拠です。この過酸化水素もからだの内部でよく発生するポピュラーな活性酸素です。

●一重項酸素(1O2)
これは三重項酸素の仲のよくないはずの一組のカップルの不対電子の一個が、カップルとして一つの軌道に入るのではなく、いわば相手の軌道に”押しかけ女房”してしまったものといえます。となれば、もといた軌道がからっぽになった状態になり、この一重項酸素には不対電子が存在しないことになります。がしかし、この”からっぽの軌道”が二個の電子を強く求めるため、強力な酸化力を発揮します。

●ヒドロキシルラジカル(・OH)
これは過酸化水素が二つに割れた形をしており、4つの中で最強の活性酸素で強力な酸化力を持っています。ただし弱点は一般に活性酸素がその形で存在している時間は100万分の1秒といった単位で、非常に短時間であり、しかもこのヒドロキシルラジカルは、その中でも寿命が極端に短いのです。人間でいえば「太く短く」の人生とて゛もたとえたらよいかもしれません。




以上のように活性酸素は「スーパーオキシド」「過酸化水素」「一重項酸素」「ヒドロキシルラジカル」の4種類でファミリーを形成しています。そして、これらは私達のからだの中で互いに変身を繰り返しているのです。たとえば、スーパーオキシドが過酸化水素に形を変えたり、過酸化水素がヒドロキシルラジカルになったりというのがそれで、電子のやりとりで頻繁に変化しているのです。

活性酸素はフリーラジカルの一種ですが、自然界には多種多様なラジカルな物質があります。フリーラジカルは不対電子を持っていますので、活性酸素と同様にからだの中に取り込んだり、またからだの内部で発生したりすると危険な物質です。地球の上空で紫外線を吸収してくれているオゾンや、化学工場やディーゼルエンジンから多量に吐き出される一酸化窒素などもフリーラジカルです。
これらも酸素化合物なので、厳密にいえば活性酸素の仲間といえますが、体内でつくられることがないため、ファミリーのメンバーには入りません。しかし、吸い込むと有害であることは、あらためていうまでもありません。


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酸素からなぜ活性酸素へ

2008年10月17日 | Weblog
昭和30年頃まで、未熟児として生まれてきた赤ちゃんが失明する”未熟児網膜症”という病気が続発していました。自力で呼吸することができない未熟児を特別な保育器の中に入れ、酸素吸入をして助けるという処置方法は幼い命を救う最善の策であったはずなのですが、実は高い濃度の「酸素」が赤ちゃんの網膜を傷つけるという恐ろしい副作用を起こしていたのです。
この”未熟児網膜症”の研究の過程で、活性酸素の発生による酸素の毒性が明らかになり、今では酸素濃度が適切に調整されるようになりました。

空気中に酸素は約5分の一含まれており、残りの5分の四は窒素です。この酸素の割合が大きくなると、動物の寿命が短くなったり、植物の種子が発芽しなくなるなどの現象が起こります。さらに、酸素が高濃度になると、人間も頭痛、呼吸困難、けいれんの果て、ついには死亡に至ります。

酸素の害とは、具体的には「物質を酸化しやすい」ということです。さらに詳しくいうと、「活性酸素ができて、それが物質を酸化し、違う物質に変えてしまう」ことにより、細胞本来の機能を失わせ、からだに異常を発生させるということです。そして、この性質はもともと酸素の原子構造によるものであるため、変えられるものではありません。「原子」はすべての物質の基礎になっているもので、簡単にいうと、原子核のまわりにいくつかの電子が回っている構造になっています。それも自由気ままに勝手に飛び回っているのではなく、二個ずつペアになって一つの軌道を回り、そのような軌道が原子核のまわりに形成されているのです。

となれば、人間の恋人同士のように、各軌道にきちんと電子のカップルができている状態が非常に安定した状態となるのですが、片方の電子がどこかえはじけるなり、他の原子にとられるなりして、一つの軌道上に電子が一つだけ(このような電子を「不対電子」といいます)になってしまうと非常に不安定になってしまいます。そこで、必死になって新しいパートナーを探し始めます。そして、適当な相手を見つけ新しいカップルが誕生するのが、おなじみの「化学変化」という現象の本質なのです。

酸素原子は原子核のまわりに8個の電子が飛び回っている構造になっています。この8個の電子が2個づつペアになって4つの軌道をそれぞれ回れば、八方丸くおさまるのですが、人間でもどうしても相性が合わない人がいるように、酸素原子の8個の電子の中にも1つの軌道に入るのが互いにいやな2個の電子がいて、各々一つずつの軌道を孤独に回っています。つまり、2個の不対電子は、別の原子にパートナーを求め、他の原子から電子を略奪し、カップルになろうといつも機をうかがっています。「化学変化」をしたくてたまらないからです。
先に「酸化」とは「物質が酸素と結びつく変化」といいました。この説明はもちろん正しいのですが、物質が酸素と結びつくとき、普通、電子を酸素の不対電子に奪われてしまうので、現在では酸化を「電子を奪われること」というように広く定義されています。したがって、今でいう「酸化」は、必ずしも酸素がなくても起こる現象といえます。



私達が呼吸している酸素分子の化学式はO2です。これは二つの酸素原子(O)の4個の不対電子のうちの2個が1組のカップルになり、やや安定状態に近い形といえます。
あらゆる原子の中で最も小さな原子は水素原子(H)で、水素原子の原子核のまわりには1個の電子しか回っていません。つまり、水素原子には不対電子が1個あるわけですから、二つの原子が結びついて電子が互いにカップルになれば、安定した水素分子(H2)つまり気体の水素になるわけです。また、水の分子(H2O)は、一つの酸素原子の二個の不対電子と二つの水素原子の不対電子が、それぞれカップルになってうまくおさまったものといえます。

しかし、このやや安定している酸素分子に、何らかの原因で他から電子が1個飛び込んできて、片方の不対電子とカップルになると、さて、どうなるでしょう。残された方の不対電子は一人ぽっちで淋しくなり、猛烈にパートナーを捜し始めるのです。このように淋しい不対電子を持っているものを「フリーラジカル」といいます。ラジカルとは「過激な」という意味です。足りない電子を補うため、相手かまわず攻撃を仕掛け、無理矢理に電子を奪い取る過激な一匹狼---それが「フリーラジカル」で、酸素が不対電子を持ってラジカルに変身したものが「活性酸素」なのです。


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私たちの体は毎日錆びている

2008年10月15日 | Weblog
ふつう「さび」と言って、一番先に思い浮かべるのは古くなった鉄釘などの表面が赤くガサガサになる赤さびでしょう。これは鉄が空気中や水中の酸素と反応し、鉄の表面が赤さびという物質に変化(酸化※)したのです。しかし、からだがさびるといっても、腕や足が金属のようにボロボロになるわけではありません。ここで言う「さびる」とは、細胞レベルでの話で細胞が酸化することを意味します。

私達のからだは約60兆個もの細胞でできているといわれていますが、この細胞の一つ一つが酸素に侵されることなのです。ですから、皮膚や内臓のあらゆる器官、そして血液や骨も、からだ全体のどこでも酸化するわけです。

年をとると肌にシミができますが、これは「老人斑」といって細胞が酸素によって酸化された跡なのです。肌を酸化させたのは、正確には普通の酸素ではなく酸素から発生した「活性酸素」という人体に毒性のある物質です。そして、日焼けは紫外線による皮膚の炎症ですが、実は紫外線のエネルギーが細胞内から「活性酸素」を発生させたのです。

「活性酸素」が細胞に働きかけてできるシミは、年をとるにつれて肌だけでなく細胞ならどこでも生じます。心臓の筋肉や脳の細胞も「活性酸素」に攻撃されてシミができます。つまり私達のからだのあらゆる細胞や脂肪などは、すべて「活性酸素」によって酸化されるのです。

※酸化・・・・・ある物質が酸素と化合するか、または水素を失うことを言います。最近では、ある物質が電子を奪われる現象を酸化と言います。なお、酸化の反対の現象を「還元(酸素をもらうこと)」と言います。

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疲労とHHV-6

2008年10月14日 | Weblog
●HHV と疾患●
今日は、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)と疲労との関係のお話しをさせて頂きます。
今日の話には、HHV-6 などのヘルペスウイルスを利用して、疲労の度合いを測定できる様になるというお話と、「疲れをためると大きな病気を引き起こす」という良く知られた事実の裏側に、HHV-6 などのヘルペスウイルスの活動があるかもしれないというお話しをさせて頂きます。
ウイルスというのは非常に多様な生物で、生活の仕方も極めて変化に富んでいます。しかし、どのウイルスも他の生物に寄生しなければ生きては行けないという点は共通しています。ウイルスが寄生する先の生物は、「宿主(しゅくしゅ)」と呼ばれています。ウイルスは非常に多様な生物であると言いましたが、その生き方を強引に2つに大別することができます。ひとつは、宿主の体で急速に増殖して、できるだけ多くの宿主に拡散して生存しようとするタイプのウイルスです。例えば、はしかやおたふく風邪のウイルスがこの例に当たり、割と思い病気を起こすものが多く見られます。もう一つは、宿主の体内に長く住み付く事によって自分自身の生存を有利にしようとするウイルスです。この場合は、宿主が死んでしまっては自分が生存できませんから、あまり重い病気を起こさないウイルスが多いのです。またこの時、ウイルスが自分の遺伝子だけを宿主の体内で維持する場合を、潜伏感染を呼びます。
●単純ヘルペスウイルスの再活性化●
この潜伏感染を生じるウイルスの代表的なものがヘルペスウイルス科のウイルスです。
ヒトを宿主とするヘルペスウイルスは、現在までに8種類が知られています。ヘルペスウイルスの代表的なものとしては、唇に水泡を作る単純ヘルペス1型があげられます。実はヘルペスウイルスというのはこの唇にできる水泡の名前がヘルペスと呼ばれるところから命名されたものです。また、水疱瘡と帯状疱疹を引き起こす水痘帯状疱疹ウイルスもヘルペスウイルスの仲間です。
潜伏感染しているウイルスは、宿主の体内に潜んでいるため、宿主が死んでしまうとウイルス自身も失われてしまいます。これを防ぐためには、ウイルスは宿主が死ぬ前に脱出して、元気な宿主に感染すれば良い訳です。この様な脱出をウイルスの再活性化と呼びま東京慈恵会医科大学微生物講座第一 教授 近藤 一博
す。その様子は、まるで船底に潜んでいたネズミが、船に危険が迫っているのを、いち早く察して逃げ出す様にもたとえられます。
実は、潜伏感染を生じるウイルスはヘルペスウイルス以外にもあるのですが、自力で再活性化をすることができるウイルスはヘルペスウイルスだけなのです。
●HHVの病像●
ヘルペスウイルスの一種であるHHV-6 は、小児期、それも1歳半までにほとんどのヒトに感染して、突発性発疹を起こします。その後一生涯、免疫機能に重要な働きをするマクロファージと脳内のグリア細胞において潜伏感染を生じます。このため、後でも述べますがHHV-6 の潜伏感染の動きは免疫や脳の働きといった、ヒトにとって重要な機能と深く関わっていると考えられます。例えば、熱を出したときにしばしば引きつけを起こす子供では、HHV-6 の脳内での再活性化が痙攣に関わっていることが判っています。
ヘルペスウイルスが再活性化を起こす頻度とその引き金は、ウイルスごとで異なります。
ただ、ヘルペスウイルス科のウイルスの再活性化と、ストレスや疲労が関係することは、経験的に古くから知られています。例えば皆さんの周りにも、ひどく疲れると唇にヘルペスが出る人がおられると思います。このようにヘルペスが出る人の中には、ヘルペスが出ることを自分の疲労の度合いのバロメーターにしておられる方もおられます。
●ストレス疲労とHHV 潜伏感染●
実は、「疲労」の度合いを客観的に知ることは、とても大事なことなのです。例えば、過度の疲労の蓄積によって生じる過労死では、過労死した方の半数以上は、自分が疲労していることを自覚していないと言われています。このため、疲労を客観的に測定してモニターできれば、過労死の予防に大いに役立ちます。ところが、疲労の客観的な測定は非常に難しく、今のところ標準となる方法はありません。このため、ヘルペスウイルスの再活性化が疲労の測定に使えれば、非常に役に立つ検査になります。ところが、唇の口唇ヘルペスの出現は個人差が大きく、ヘルペスが出る人も少ないので、誰もが使える方法ではありません。
最近我々は、仕事のストレスによる疲労がHHV-6 の再活性化を誘導することを見出しました。HHV-6 は赤ちゃんの時に全員が感染し、すべての人が体内に潜伏感染したHHV-6を持っています。その上、再活性化したHHV-6 は、唾液中に放出されるので検査が簡単にできます。我々は、再活性化したウイルスが唾液中に放出される各種のヘルペスウイルスについて、ゴールデンウィークの連休の前の、仕事が忙しい時期と、連休で1週間休んだ後でのウイルス量の変化を観察しました。この結果、HHV-6 の再活性化が仕事によってたまった疲労によって誘導され、しかも個人差が小さいことを見出しました。連休後は、HHV-6 の唾液中への放出は、放出する人数も放出されるウイルスの量も減少していました。
さらに、連休後もウイルスを放出している人は、連休中に体を休めていないことも明らかになり、この方法の客観性が高いことも分かりました。
●HHV 再活性化と疲労の関係●
またその一方で、病的な疲労である慢性疲労症候群の患者さんでは、HHV-6 の再活性化は誘導されず、代わりにHHV-6 に非常に近い関係にあるヒトヘルペスウイルス7(HHV-7)の再活性化が亢進していることがわかりました。HHV-7 は、HHV-6 と同じく突発性発疹の原因となるウイルスですが、宿主の免疫機能に関連して再活性化すると考えられています。
慢性疲労症候群患者の患者さんで、HHV-6 がどうなっているかというと、こちらは潜伏感染から再活性化に向かってはいますが、再活性化には至らず、途中の段階である「中間状態」のウイルスとして異常な蓄積が生じていることが判明しました。慢性疲労症候群の患者さんには、うつ病などの精神症状を持つ患者さんが多く見られますが、我々は、HHV-6の中間状態の脳での異常な蓄積が、精神症状と関係すると考えています。 また、このことは、疲労の蓄積によって再活性化に向かったHHV-6 が、ある特定の素因をもった人では、異常に蓄積して、慢性疾患の原因になる可能性がある事を示しています。
HHV-6 は、免疫機能の司令塔とも言えるマクロファージでも潜伏感染をしますから、マクロファージの中に中間状態のウイルスが蓄積すると、免疫系の疾患を起こすかも知れません。よく、「疲れをためると大きな病気を引き起こす」と言われますが、このことの裏側には体内に潜伏しているウイルスの動きの変化が関係している可能性があります。
先程、疲労を客観的に測定する方法は確立されていないと言いましたが、疲労がなぜ起こるのか、人は疲労をどの様に感じるのがなど、疲労のメカニズムはほとんど判っていません。いわゆる疲労の原因物質も、長い間、乳酸が原因であると考えられてきましたが、一昨年(2004 年)乳酸は筋肉の動きを良くする物質であり、むしろ疲労を軽減するために筋肉中で増えてくる事が示されました。このため、現在のところ、疲労の原因物質は不明です。
今回我々が見出した疲労とウイルスの関係に関する現象は、過労死などの原因となる、「仕事によってたまった」疲労をHHV-6 の再活性化を利用して測定できる可能性を示すものです。またこれと同時に、HHV-6 やHHV-7 の感染の動態を検討することにより、疲労の原因物質の発見や、疲労を予防したり軽くしたりするための研究にも役立つものと考えています。

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