活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

暖かくなると、血液はドロドロ傾向に!!

2008年04月20日 | Weblog
4月の声をきくと、気分はすっかり春。さわやかな、暖かい日ざしにつつまれ、気分もウキウキ。日照時間は長くなり、心理的にも開放感いっぱい。でも、気温が上昇してくると、汗や吐く息など無意識のうちに水分が失われ(不感蒸泄)、血液がドロドロになりやすくなります。

脳疾患統計によると、脳内の血管が破れて出血する脳溢血が多いは冬場ですが、4月をさかいに、動脈がつまって酸素や栄養素などの供給がとまる、脳梗塞がふえてきます。不感蒸泄で血液がドロドロになり、血管が詰まりやすくなるからです。

不感蒸泄がふえるこの時期には、特別な運動、労働しない人でも、一日あたり2Lの「水」をしっかりとるように心がけることが、血液ドロドロ状態を防ぐためにかかせません。


ストレスでも血液はドロドロに

「血液のドロドロ度が増すのは4月」と主張する専門家は、不感蒸泄にくわえ、ストレスとの関係も指摘します。

ストレスを感じると、アドレナリンが増加します。新しい会社への入社や部署の移動、学校の卒業や入学など、環境の変化でストレスを感じることがおおい4月は、普段より血液中のアドレナリンがおおくなります。アドレナリンには、血小板を活性化して血液をかたまりやすくする作用があるのです。

それに、ストレスは体内に多量の活性酸素を発生させます。活性酸素は赤血球壁にダメージをあたえ、かたくしてしまうため、赤血球が細い毛細血管を通りぬけるために変形することができなくなり、詰まりやすくなります。さらに、活性酸素は、血液中の脂質も酸化させ、ネバネバ、ドロドロ状態にしてしまうのです。こうしたことを避けるためには、十分な抗酸化栄養素(OPCプラスやビタミンC)が必要なのはいうまでもありません。

ドロドロ血液では代謝が低下

私が血液栄養分析をはじめた1996年当時は、まだ「サラサラ血液」に対する認識は非常に低かったのですが、最近では、「健康の基本は血液サラサラ」という考え方が、あたりまえになっています。

血液サラサラというと、太い血管のなかを血液がサーッと流れれていくイメージがあるでしょうが、目にみえる太さの血管なら、ドロドロの血液でも普通に流れてくれます。問題は毛細血管を血液がスムーズに流れるかどうか。毛細血管は髪の毛よりズ~ッと細く、体中に張りめぐらされた血液循環の主役ともいえる存在です。血液がドロドロ、ベタベタになると、こうした極細の毛細血管の循環がわるくなり、体にさまざまなトラブルをもたらすことになります。

酸素や栄養素が血液によって一つ一つの細胞にまできちんと運ばれなければ、各細胞は機能できなくなってしまいます。細胞の集合体である、脳や肝臓、そのほかの各臓器の働きも、とうぜん機能低下に陥ります。血液がきちんと細胞の代謝産物・老廃物を運びさらなければ、各細胞は中毒をおこし、病的状態をひきおこします。細胞を養う血液の健全性が各細胞の機能状態を確定しており、ひいては私達人間の健康をきめているといってもいいのです。
 血液がドロドロだと細胞は十分にはたらけなくなります。つまり、代謝が低下するということですが、代謝が低下すると…

太りやすく、やせにくくなる
肌が汚くなる
疲れやすくなる
肩こりや冷え性の原因となる
老化が早まる(目に見 える部分の老化はもちろん、血管や骨、肝臓な ど、体内の老化も加速)
生活習慣病のリスクが高まる
病気やケガが治りにくくなる
など、健康上にも美容上にも悪影響をもたらします。

また、血液がドロドロだと、その汚れの処理のため、白血球がめいっぱい働かなければなりません。こうした事態が続くと、免疫系はオーバーワークになり、いざ、細菌やウイルスなどが入り込んできたときに、十分に対戦できなくなってしまいます。つまり、感染症に対しても弱くなってしまうのです。

血液ドロドロの根底には消化の問題が

健康誌やテレビの健康番組などでは、血液サラサラ効果がある物質として、次の6種を取り上げるケースが多いようです…

魚にふくまれるEPAやDHA
納豆にふくまれるナットキナーゼ
タマネギやニンニクなどにふくまれるの硫黄化合物
海藻、キノコ、野菜などにふくまれる食物繊維
そば、お茶、赤ワインなどに含まれるポリフェノール
お酢やレモンなどにふくまれるクエン酸や酢酸
これらの食品を日々の食生活に十分に取り入れていくことは、健康にとってたしかに大切なことです。ただ、前回のナターシャ・タイムズでも触れたように、特定の食品にふくまれるこうした栄養成分は、万人に同様に作用するわけではありません。もっと、根本的なことから改善していかなければ、本当の意味で、血液サラサラ状態を手に入れることはできません。

血液がドロドロになる理由については、いろいろなことがいわれていますが、その根底には、消化の問題があります。現代人は食物酵素の不足した食生活を送っているため、自分の体のもつ消化酵素では消化しきれない、たんぱく質、糖質、脂質が血液を汚しているのです。

とくにたんぱく質と炭水化物を一緒に食べたとき、それらの消化がうまくいかないと、回腸で腸内細菌のエサになり腐敗します。この結果発生する毒素が腸壁から血液内にはいりこみ、赤血球同士をくっつけて、血液をドロドロ状態にします。浄化・排泄器官もオーバーワークを強いられ、機能が低下。ますます血液は汚れていきます。

また、糖質が十分に消化されないと、糖結晶を血液中に増やしたり、それを餌にする真菌(カビ)やイースト菌、バクテリアなどを増やします。このようなものが血液中に増えれば、各細胞は中毒を起こし、病的症状があらわれます。

消化分解のうまくいかなかった糖分や脂質は血管壁にへばりつき、血管を脆くしたり、血液の流れを邪魔したりします。しかもこのゴミの破片は時としてはがれ落ち、血液中を浮遊して、細い血管を詰まらせます。脳の血管でこれが引っかかれば、脳卒中ということにもなりかねません。

ドロドロ血液をサラサラの血液に改善することで代謝アップをはかり、いつまでも健康で若々しく、スリムなボディを保つために目指すべきは、まずは、食事の「完全消化」。そのために最も重要なのが、酵素の働きに目を向けることなのです。

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食物酵素の多いものをよく噛んで

完全消化のためには、なるべく食物酵素の多い、生の食品を食べることと、よく噛んで食べることが重要です。

酵素が豊富な食物を食べると、胃の上部で休んでいる間に、その食べ物自体が持つ食物酵素によって事前消化が進みます。食物酵素には、私たちの体がつくれない種類の消化酵素が含まれているため、その働きを生かすことで、完全消化が可能となります。

野菜でも肉でも、自然のままの食物はどれも多量に酵素を含んでいますが、煮たり、焼いたり、チンしたり等、熱を加えて料理をすると酵素はほぼすべて破壊されてしまいます。したがって、血液を汚さないために完全消化を目指すには、「生食」や事前消化されている発酵食品の摂取比率を増やすことが必須です。また、食物酵素が十分に作用してくれるためには、よくかみくだくことも必要です。

とはいっても、現代人の食生活は調理していないものや加工品抜きではなりたちません。ホリスティック栄養学では、食事の50~75%は生食にすべきといわれますが、とてもそんな生活はできないでしょう。多くの人がドロドロ血液から体調不良に陥っているのもうなずけます。

こうしたことから、食物酵素が破壊された食品を口にしても、生食同様、胃の上部で事前消化してくれる、消化酵素(ウルトラ酵素)が現代人にとっては必須のサプリメントになっているのです。欧米では、酵素サプリなしでは、健康は得られないとすら、思われるようになっています。

食べたものが完全消化されて血液中に取り込まれるかどうかは、体にとって重大問題です。消化に問題があれば、細胞が働くための栄養素は確保できず、また、未消化物質による血液汚染により体内の酵素の働きが阻害され、代謝機能が低下することになります。

食べるときには常に完全消化をめざし、いつもサラサラ血液が全身を駆けめぐるように、考えていただきたいと思います。

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