活性酸素と固体マイナス水素イオン

生活習慣病の原因は活性酸素です。活性酸素と固体マイナス水素イオンと生活習慣病の関わりについて記載します。

◆活性酸素と闘うスカベンチャー(抗酸化物質)

2008年04月29日 | Weblog
体内で活性酸素と闘ってくれる強い味方がスカベンチャー、別名を抗酸化物質とも言われています。スカベンチャーには体内で生成されるものと、食品など外から摂取するものがあります。
体内で生成されるスカベンチャーと言えば酵素。特にSOD(スーパーオキシドディスムターゼ)やカタラーゼ、グルタチオンなどの酵素があります。こうした抗酸化作用の強い酵素を多く生成できる動物ほど寿命が長く、これも活性酸素と寿命が切っても切り離せない関係であることの証明とも言えるでしょう。これらスカベンチャーである酵素は活性酸素と結びついて無害な物質に変え、体外に排出する役目を果たしています。

一方、食品などから摂取できるスカベンチャーの代表格といえばビタミン。ビタミンはご存知のように、体内で生成することができず、必ず食品などから摂取しなければならない大切な栄養素です。
これらビタミンには抗酸化力が強く、活性酸素と強力に闘ってくれるものが数多くあります。
ビタミンエース(ACE)と呼ばれる三大抗酸化ビタミンがβカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンEの3つ。その他、ビタミンB群や今やよく耳にするポリフェノール類も強い抗酸化作用のあるスカベンチャーです。ポリフェノールとは植物などに含まれる色素成分のことで、ブルーベリーや赤ワインに含まれる赤色色素「アントシアニン」や緑茶に含まれる「カテキン」、トマトに含まれる「リコピン」など、たくさんの種類があります。

こうしたスカベンチャーはそれぞれ単体で働くわけではなく、それぞれが協働し合って活性酸素を無害化する働きをしています。また、スカベンチャーが効率よく働くにはミネラルや良質なタンパク質など、それらをサポートする栄養素も必要となってきます。そのため、単にスカベンチャーだけを摂取するのではなく、総合的にバランスの良い食生活を心がけなければなりません。
その上で、不足しているビタミンやミネラル、ポリフェノール類をサプリメントなどで補っていくのがいいでしょう。サプリメントはできるだけ天然素材のもので、植物のもつ酵素をそのまま摂取できるようなものがお勧めです。

また旬の野菜やフルーツは、旬ではないものに比べて、遙かに多くの栄養素が含まれています。もちろんスカベンチャーも豊富。食卓のメニューを決める際も、できるだけ旬の食材を選び、自宅で調理してすぐに食べる、ということを心がけましょう。

◆これだけはやめよう!活性酸素を増加させる食生活

いくらスカベンチャーを積極的に摂ったとしても、活性酸素の発生原因をたくさん作っていては追いつきません。まずは活性酸素が発生しやすい原因をなくしていくことから始めましょう。

○食品添加物を避ける


厚生労働省で認可されている食品添加物でも、わずかながら毒性があります。これらは通常、体内に入ると肝臓などで解毒され、最終的には無害なものとなって体外に排出されるようになっていますが、解毒する分、やはり肝臓には負担がかかってしまいます。
もともと肝臓は解毒するための臓器で、24時間活動し続けています。そのため、負担も大きく、活性酸素が発生しやすくなってしまいます。肝臓で活性酸素が大量発生しても、沈黙の臓器と言われる肝臓は症状があらわれるまでに時間がかかり、気づいた時には肝硬変などの病気を引き起こしてしまっていることも少なくありません。
最近はコンビニやスーパーのお弁当もずいぶんと改善されてきましたが、それでもやはり食品添加物をできる限り使用していないものを選ぶようにしましょう。毎日コンビニ弁当では、活性酸素は増え続ける一方です。

○アルコールを控える


アルコールも、アルコールに含まれるアセトアルデヒドという物質を肝臓が一生懸命解毒しています。食品添加物のことと同様に、肝臓に負担を掛けすぎることで、活性酸素を大量発生させてしまうことにつながります。アルコールも適量であれば問題ありませんが、肝臓に負担がかかるほど飲み過ぎ、飲み続けはやめましょう。

○油ものを控える

言うまでもなく、揚げ物や油の多いものを食べると体内、血液中に脂肪が増加します。しかも質の悪い脂肪が増加した場合、瞬時に活性酸素に攻撃されてしまいます。活性酸素の発生を抑えるためにも、また活性酸素に攻撃されて悪影響を及ぼさないためにも、油ものを摂りすぎることはやめましょう。
特に古い油を使用することで、すでに酸化した状態の脂肪分を取り込んでしまうことになります。揚げ油は植物性のものを使用し、保存する時にも空気に触れないよう、光に当たらないように工夫し、あまり長期間保存するのはやめましょう。

○スナック菓子を放置しない

揚げたようなスナック菓子。ちょっと食べて、そのまま置いておくことがありますか。きちんと密閉せずにしばらく放置すると、少しベタッとした感じになりますよね。あれはスナック菓子の油が酸化してしまっているためです。スナック菓子を食べる時は食べ切りサイズにするか、残った分はしっかり密閉し、空気にさらさないようにして酸化を防ぎましょう。
そもそも、スナック菓子も油ものですから、できるだけ控えましょう。ちなみに、インスタントラーメンなども揚げ麺を使用しているので油ものです。さらに添加物も使用されているので健康のためには控えましょう。

そのほか、食生活だけでなく、ストレス、喫煙、紫外線、環境ホルモン、そして急激な運動など、活性酸素の発生原因はさまざまなものがあります。まずは比較的容易に改善することができる食生活から見直し、恐ろしい活性酸素から身を守るようにしましょう。