想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

いとしき ひび。

2016-03-09 21:07:06 | 日記

娘がお弁当持ちだったので

5時起床

その後 二度寝したら身体の方が

完全に寝入ってしまったようでどうにも動けない状態に

仕事なのにマズイ

でも どう力をいれようにも 力も入らず …

困ったなあ と思っていると

微かに雨の音がした

携帯を見ると 「本日 休業」

奇跡だー!

良かった … と思ったら また ストンと落ちた

デトックスも始まり 痛みも次第に増してきたけど

トイレ以外 身体も起こさず

ずっと ウトウト

夕方 また 迷子になる

父と母が 元気で働いている時代に迷いこんでいた

母さん 大病したのに 元気だな

もう きっと大丈夫だよね と思いながら 母を見ていた

見ているうちに 次第に「思い出してはいけない」

「ここから 戻りたくない」という想いが強くなってきた

覚醒が 始まってしまった

私の帰る場所にも 大切なひとがいる

ふたつは 永遠に ひとつになれないことは判っていて …

次第に暗くなる視界のなかで

必死に 叫んだ

「おかーさーん! そらー! おとーさーん!」

実際 か細く叫んでいた気がする

そしたら 誰かが 肩を抱いてきた

あれ? そら? 心配させちゃった?

でも 冷たい腕の感触

誰かに抱きしめられるのは 何年ぶりだろうか

ボロボロ涙が出て 抵抗せずに泣くと

その感覚も 次第に薄れてゆき

ぱっちり 目が覚めた

私は 泣いてはいなかった

もちろん 腕もなかったけど

感触は残っていて


… 母を 感じた

久しぶりに 母に触れた。














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