想い事 家族の記録

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鬱病
ふたり暮らし

一匹オオカミたるもの。

2013-11-06 17:15:01 | 日記

仕事でした。
忙しかったけれど、楽しかったです。

突然。
娘が、学校の友人関係が面倒くさいと云いだした。
友人といて楽しくないの? と聞くと、
「会話とか、ついていけない。うるさい。ひとりになりたい」と云う。
アイドルの話、恋話…今、娘は興味を持てない時期なのかも知れない。
だから、修学旅行とか、イベントとか、
なんかシラ~…としてしまうみたい。
自然教室の時も直前まで嫌がっていた。
夢見る少女そらは、大人になってもひとりでいたいという。
私の所為だろうか。

でもね、そら。
人はひとりで生きているんじゃないんだよ。
本当にひとりになることなんてできないのかも知れない。
人はまず、ひとりで立って歩くまで、誰かがいないと生きられない。
ひとりになるってことは、
母さんがそうでありたい、と想うのは、
ひとりで自分が食べるだけのお金を稼ぎ、
ひとりで食べて、眠って、本を読み、旅に出て、死ぬ時も、ひっそりと逝く。
もう、家族を持たないということなの。

家族を持たない。まさにそう。そらが巣立ったら、私はそうして生きてゆきたい。
でも、稼ぐには人とは接しなくてはならず、
それを邪険に扱うのは愚の骨頂だ。
ひとりでありたいと想うなら、
近づいて赦せる範囲までギリギリ近づいて、
大人らしく、接すること。
絶対、ひとらしい優しさは失わないこと。
弱いものには、手を差し伸べること。
それだけの、体力と気持ちの余裕を持つこと。
友人関係は、いちお、全部、いいことも悪いことも体験しておくこと。
だってもしそれが、楽しいことだったら勿体ない。
一度、ぐるりと体験しておいで。
私のなかの、流浪の遺伝子を継いでいたら、
大人になって、一人になるといい。
ある程度生きなきゃ判らないよ。
それに、きっと、想像している以上にしんどいと思う。
私はもう麻痺したが、過去を振り返れば辛いし、
其れ故に、強がっているだけかもしれない。
まだ、私にも判らない。本当に一人になるってこと。

そらは、最近どんどん大人になりつつある。
一日、一日、確実に、大人になっている。
私のしらないことも知っている。

私は、時々、想像する。
もしも、離婚してなかったら、もう一人産んだだろうか、と。
きっと、産んでいただろう。
産まなくてはならなかったと想う。
でもそれは、この世界とは別の世界で、手に触れられるものではない。
空想でしかない。
私の、崩壊した家族。それが現実だ。
O家、離婚により崩壊。
K家、父難病で崩壊。
バラバラに千切れて、破片になって、私は最期にどこまでさまようんだろう…








ひとりは、きっと寂しいよ。
まだ幼いそらには、早いと想うよ。






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1 コメント

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Unknown (mikke)
2013-11-06 22:56:21
うんうん、その通りだと思います。他人を尊重できてこそ他人から尊重されて、距離を保つことも可能になるのかと。孤立と自立は違うもので、自立っていくつになっても難しいですね。
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