私の父と同じ難病を患い 先日 旅立ったひとがいる
せめて お花でも…と思ったら
友人が 私の庭に 花を植えて欲しい云うのだ
そうか …
生花は 枯れたら それでおしまい
でも 多年草なら 毎年この庭に咲いて
花をつけるたび 私は 友人の母君を想うだろう
そのアイデアに まず 愕然と 愛を感じた
そして すぐに頭に浮かんだ 花があった
球根で植えるなら 今が ギリギリの時期
この寒冷地でも 冬を越せないとダメだった
でも 寒冷地にも強いらしいし
私も この花は 扱ったことがない
だから 埋めても 花開くかどうか 判らないけど …
とりあえず 努力してみよう
花をつけたら 泣くだろうな … と想った
私は この花の生命力を 見てみたい
そして 冬を越えて 咲いたなら
それは きっと
その母君の人生に関する人々の 強い想いだと 想う …
毎日 祈るように 見守るだろう
それほど 懸命に 見守るだろう …
どうか 生きて下さい と
もう 今から 愛おしくてたまらない
なんとしても 咲かせてみせるよ
だから 貴女も 幸せになれることを 信じて下さい
どんな選択をしても そこに光りがないなんてことはないのです
全ては 私たちの 意思 が 関わっているのですよ …
その光が また別のひとに 繋がって …
闇は いつか消える存在 でも 光りは
きっと永遠なの
何故なら 私たちは 光りから生まれたからよ
闇は ただの副産物
光を より 強く感じるために 存在する それさえ 愛しい存在
私たちは どう足掻こうと
光りの前では 無力なまでに 幼いのです …