想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

地獄めぐり2.

2012-03-22 18:11:12 | 日記
〔ALS診療〕

ふた月に一度の父の診療日。
前回よりも、確実に悪くなってる。
Dr.の口から、入院という言葉が出はじめる。
いよいよ佳境か…いやいや、まだまだ続くよ、どこまでも。

リハビリ。
神経内科。

それに加えて、本日は眼科、泌尿器科。

眼科。
白内障が進行中。
もうメガネでは視力調整できないと投げられる。
半年後にまた来て~って、

解決になってない。

泌尿器科。
検尿のあと、エコーをとる。
トイレに行っても、膀胱のなかに尿が残り、
その上、前立腺の肥大で、出が悪くなってるらしい。
結果として、薬の調整。
それから、排尿量の測定を言い渡される。
一ヵ月後、測定値をもとに、もう一度処方箋の見直し、らしい。
癌検診もしたいから、次回採血。


父が、うら若い女医さんに、
前立腺をわしづかみにされているのを見ながら、

もう…、
毎回のトイレも忙しいのに、
その上、量を計れなんて、
………ヒドイよう!!と泣きそうになる。

病院で、トイレ4回よ。
四時間で四回。
私はトイレに行く暇もなく、我慢し続けたあげく、
最終的に気分が悪くなってしまった。
でも、本当に行ってる時間がないの。
ずっとそばにいて、
あれもこれも手をかさなくちゃいけないし、
車椅子から診察台に移動させるのも、
私一人ではもう無理。
看護士さんに手伝ってもらって、
女ふたりでやっと持ち上げる。父の体重、60もないはず。
私、30キロの米袋持てないから、
マジ、無理です。

エコーのあと、
父は下半身をむかれたまま、診察台に放置されていた。
辛かろうな。
慌ててパンツはかせるこっちも、かなり辛かった。


帰りの介護タクシー、
もう終始無言になったよ…(泣)。



〔まだ続くよ~〕


帰ってから、
ずっと水分補給我慢してた父に温かいレモネードを作ってあげて、
近所の薬局に薬を取りに行く。
なんか、泌尿器科の先生が言ってた薬の調整の話がかみあわず、
ただ、一種類薬減らされただけ。
不安になって、薬局からまた病院に確認してもらった。
病院の薬剤師さんと電話で二度も話して、
Dr、の確認とって、
処方箋が正しいことが判明。
今でさえこんなに忙しいのに、
薬減らしたらもっと忙しくなるんじゃないの?
素人は不安に襲われるが、これでいいらしい。

恐ろしい……!

この薬の調整で、父のトイレはどうなってしまうのか?

乞うご期待だ。

でも、出ないよりはきっといい。
義理の父は、出ない苦しみで鬱になって命を断ってしまったのだ。
出ないよりは、出たほうがいいよね。
私だって、今日半日トイレ我慢して辛かった。
父が我慢するから、私も何も飲めず辛かった。
飲みたいだけ飲んでさ、
気持ちよく出ればいいよね。

カルピスが飲みたいと言っていたのを思い出し、
薬局でカルピスウォーターを買いながら、

また泣きたくなったよ。
私は弱虫だ。
すぐにポロポロ泪が出てしまう。



介護タクシー代、3080円。
その他、出費なし。


今夜はお魚焼いてご飯。お疲れでした。
コメント
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