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大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

巻き込み名人

2010年11月09日 | 児童デイサービス
今日は午前中は大阪市との交渉で司会を務めました。午後からはある市内ブロックの家児相の相談員の方々が5人見学・研修で来所されました。
学童は欠席もあり三人でしたが意外なSくんの面をみることができました。
ひとなつこいSくんは全く遠慮なく見学の皆さんをみさかいなく順番にピアノの前に座らせ、うたってドンドンの曲を弾くように催促。これに上手下手関係なく次々に応える皆さん。気をよくして歌い出し、踊り出すSくん。ついに肩を組み踊りだしました。もう遊びのリーダーです。スタッフも含め八人の円陣で回りだし汗だくで踊りました。
リクエストにも応えてもらった彼は心の底から満足して見学者を一列に並べさせ、深々と頭を下げて大きな声で「ありがとうございました!」と言いました。
いつも発音が不明瞭で聞き取りにくくて聞き直すと怒る彼のあいさつは明瞭で自信に満ちていました。
私たちと同じ最前線で相談活動をされていらっしゃる皆さんに親しみを感じていたところへいいのりで盛り上げていただき感激しました。こうした皆さんなら安心で、頼もしい限りですね。ありがとうございました。

今日は小学二年のAさんが自分から電話をかけてきて行くからねと言ってくれました。家族にご不幸があったあとだったので心配していました。逆境の中で逆にしっかりたくましくなっていくだろう彼女を温かく見守っていきたいと思います。


不思議ボール

2010年11月06日 | 児童デイサービス
3日(祝日)の学童こと。
バイトスタッフのHuさんからの写メールと報告です。

 先ずはHくんと不思議ボール。

 このオレンジのボールはアメリカから空輸されてきたボールです。名前を忘れました。以前ぽぽろの非常勤スタッフであったアメリカ帰りのNさんに注文してもらいました。

 空気の入った分厚い風船の表面に5センチくらいのひらひらがついているので、イソギンチャクのように見えます。
 何とも言えないほんわかした不思議な感触なので、持つと気持ち良かったり癒されたりするかなって思って購入しました。
 1個は噛みちぎって空気が抜けてしまいました。

 これで遊ぶ子は感触遊びが大好きな子らばかりではなかったようです。
 Hくんに渡すと椅子に座ってボールを上にあげ360度に回しながら見たり
なにかの音がするのか首を傾げなら耳を近づけたりしてました





 次はFuくん、Haくんの工作中の写真。
 Haくんは1カ月も前に作った作品である「ライフル銃」を大事にとっているそうです。結構場所をとると思うけどなぁ。この日もでっかい作品をお母さんに担がせて持ち帰りました。Haくんは土曜日にトランャ潟搭ウ室に通いだしたので久しぶりの学童でした。トランャ潟唐ェかなり上達したそうです。ぽぽろのトランャ潟唐ナは30センチもジャンプできません。立ち上げるときに30万円くらいのトランャ潟唐w入する話はあったのだけど、私などが飛ぶと頭が天井に着いて血まみれになるということで断念したのです。是非ともHaくんのトランャ潟唐ゥてみたいものです。




 Haくんはずいぶん落ち着いてお兄ちゃんらしくなってきました。午後のひと時をYu兄ちゃんと二人で静かにピアニカを吹いていました。

 Fuくんはお弁当を食べると「そうやった、見せてやろう!」という感じで弁当袋のひもを結んで見せてくれました。



 次は3日のMちゃんのこと。
 前回同様に今回もとドッチボールに誘ってみましたが『遅いから』と言ってこの日は周辺参加でした。どこに行くのかなと思ったら公園の滑り台をみて『手もって、でも(てっぺんまでは)届かんな』といいながら頂上まで登ったときの笑顔です。


画伯の葛藤

2010年11月06日 | 児童デイサービス
 3日の祝日の午後は公園に行かずにYくんと二人きりでプレールームに残りました。
 前回は用意して頂いている写真カードを持ってきて、朝からお弁当の写真をしきりに見せて大騒ぎ。みんなの許し(説明するとみんなとても優しい子らばかりです。早弁いいよと言ってくれます!)を得て「早弁」。
 今回も何故だか10時半ころにはまたまた「お弁当」。伸ばして伸ばして限界のきた11時半ころに「さぁ~お片づけだ!それからお弁当にしよう!」と言うと「ハイ」といい返事。

 前回はお弁当の後に「おやつ」の写真、「おかあさん」「自家用車」「お家」だったかな?順番に写真があったのですが、彼は午後になるとさっそく「おやつ」そして「自家用車」へ。どうも帰りたいのかな、おもしろくないのかな…?で、絶対に公園には行かないと拒否するので、お迎えのお母さんに(そんなに写真カードにはこだわりはないようですが)公園の写真も入れていただくように頼みました。

 そして、今回。公園の時間になりましたが写真を見せても彼はこれまた拒否。でも、途中で何回か大きな声で「こうえん!」と叫んでいたのでやっぱり行きたかったんだろうな、行けない理由がどこかにあるんだろうなと思ったわけです。私のもくろみは見事にはずれでした。誰かが写真が小さくてしかもドッヂしてるところだからかなぁ?とつぶやきましたが、そうではない気がします。

 そこで、彼に付き合って発見したことがあります。このことを誰か知っていました?私はこの発見に胸がワクワクゾクゾクしたものです。

 これは午前中の彼の絵です。とにかく、絵も楽しいけどもっともっと楽しいことはいっぱいあるよ!ジャンボ滑り台だって楽しいよ!と誘うのですが乗ってきません。チラチラと滑り台の方を見ているのはみんな知っています。でも、手でも引いてしつこく誘おうとするものならパニックになりそうです。とにかく描きたい絵をどんどん描いて過ごしました。


 午後一人になるとますます絵に力が入ります。
 暑いので喉もガラガラで水筒は空っぽに。
 中の氷を狭い口から何とか出そうとしているのですが出ません。大きいほうの口をあけて氷を渡すと嬉しそうにガリガリかじって「お前もたまには気のきいたことをしてくれるやんか」てな表情で見つめてきます。


 発見はこの次です。見えますか?大きな閉じる丸を描いて、その中に小さい丸が二つ!!!!お~!!顔だ。すごい。「2歳」くらいの力がないと描けません。
 すると、彼の中では自分で選びとる力、自分の意志が相当はたらいていることになる。
 問題はこの後ですぐにグルグル丸で塗りつぶしてしまうことです。どうもここら辺に彼の心の葛藤が表れているようです。
 彼の今の様子は一方的なこちらの思い込みや押しつけを拒否しようとする表れなのかもしれない。自我の誕生から自我の拡大へと向かう大切な時期なのだろう。今までの僕とは違うよと!と教えてくれているのかもしれない。
 私の大発見でした。



 これは、やはり思った通りの行動でした。
 誰もいなくなって、滑り台の高さを低くしておいてあげると、ちゃんと自分から乗っています。やりたいけど、(今は)みんなと一緒にはできない…。でもやりたいのですね。
 氷をガリガリ食べながら滑り降りました。




堺(松原)に学ぶ作業所をつくろう

2010年11月06日 | 専攻科・学ぶ作業所
今日は快晴です。

 早朝出勤して仕事をしようとすると、これまた早朝にキッズぽぽろ学習室で早めにやってきたスタッフのHuさんが泥棒か何かが入っていはしないかと不安にかられて事務所に電話をかけてきました…(笑)。

 この間は実践に加え、ものすごい量の電話相談に追われ実務が溜まる一方です。
 明日はヤンボラ・ヤンクラの奈良公園散策の日です。自称「大阪のボブ・ディラン=ジャック」ことヤンボラのOくんが参加するというフォークソング愛好会ライブもたまたま公園内であります。超楽しみにしていたのですが、このままでは行けそうにありません。あ~秋が逃げていく…トホホ…。


 さて、今週もいろんなことがたくさんありすぎましたが、4日の堺での堺(松原)に学ぶ作業所をつくる会(準備)事務局会議のことを少し報告します。
 これは10月の第一回集いの様子。大奮闘の事務局長・Hさんも輝いています。

 38名の方の参加で大いに盛り上がりました。


 で、事務局では4日に作業所の学びのプログラム部門、建設部門、資金・会の組織を担当する運動部門に分かれてプロジェクト会議。わが法人本部からもI常務理事とA氏も初参加。12月2日の大阪全体の「つどい」に向けて、呼びかけ人の集約、会の名称と申しわせ、建設資金目標と一口募金、利用登録申し込み、カリキュラムなどについて意見交換しました。次回は11月24日(水)です。
 12月2日(木)午前10時半~12時、堺市総合福祉会館に是非来てください!
 第1号に続いて第2号、3号と各地に学ぶ作業所が広がることを願って…。(口が勝手に動いています。)

 今回は第一回「つどい」に参加されていた小学校3年保護者の方が新たに加わってくださり、計3名の保護者が事務局に。ぽぽろの担当スタッフShaくんが一番若いのですが、何よりも嬉しかったのがニワダニ支援学校の若い先生が二人も参加いただいたこと!希望を胸に老いも若きも頑張りたいと思います。
 


土曜学童・和みのひととき

2010年11月05日 | 児童デイサービス
 明日は土曜学童。朝夕はめっきり寒くなりましたね。風邪などひいていませんか?明日待ってるよー。

 さて、先週の土曜学童の写真を下書きで貼りつけたままにしていました。火曜日(祝日)の写真も下書きで貼りつけたままで溜まっていきます。とりあえず、先週の土曜日、ドッヂからはずれて「至福のひと時」を楽しむ子どもたちの様子です。

 Moくんを何とかブランコに乗れるように座らせるのですが、まだまだ不安定。それよりは座席に手をついてブラブラするのが楽しいようです。


 SaちゃんはYu兄ちゃんがドッヂに興じているスキに大事な図鑑をちょいと失敬。よかったねぇ。


 RiくんはUさんとゆったりした公園のひと時を過ごしました。Haくんはドッヂの合間に休憩でしょうか?


 Koちゃんは砂場で崩れないように慎重に慎重に砂を盛り上げとんがり山を作り、てっぺんをスコップで叩いてとがらせていました。これはトーマスに出てくる何かの山かな???


 Moくんは早く公園に行きたくて何回かプレールームを脱出し階段の方へ向っていました。そのたびに連れ戻されていました。
 ヤッター!目指すは砂場!!!
 なんかいつもと違う砂場のヘリの砂を掌で曹「てきれいにしている姿を発見。これまで私は見たことのなかった遊び方。「横への広がり」かな?


 Tちゃんは今年最後の砂・水遊びになるのでしょうか。お尻の下にトレイを敷いて遊びました。お迎えに来られたお母さんがパッと靴を手に取られました。ニッと笑って「やっぱり水遊びしたんや」てバレバレ。さすが母の直観はスゴイ!


 この日、Rくんの居場所(出撃基地)を集会室の入り口スペースから廊下に移動しました。ここだと、彼も私たちもお互いが見渡せてるからです。

 ここで誰にも邪魔されずにおもちゃをかき集めて遊びました。


 ところがです。そっとしておけばいいものを、Rくんが「大好き」なSaくんがちょっかいを出します。そのちょっかいの仕方が、ニタニタしながらいきなり心構えのできていないRくんにカラーボールをぶつけるもんだから、別に痛くもないのですがその「突然」がRくんには許せません。それで激しいパニックです。


 そこで、スタッフのTaさんがRくんの手をつないで反撃です。

 待てぇ~!カラーボールのお返しです。

 Sくんが逃げます。

 こうして午前中は激しく(と言ってもSくんはニタニタ楽しそう)怒って嫌ったRくんでしたが、午後からは折り合いをつけて追いかけっこを楽しみました。
 だからと言って、次回の二人は「楽しく追いかけっこをする」ところから始まるわけではありません。おそらく、また「突然」のボール投げのちょっかいでパニックになることで始まるのではないかと思うのです。そこを見越して、彼の中に予測や構えを作ったりして楽しい始まりに出来るようにするのが私たちの務めです。
 明日はSくんはいませんが、今度はKちゃんの「突然」のかかわりから守りながら折り合いをつけられるように心がけたいと思います。
 明日は国基準ははるかに満たしていますが、予定していたスタッフの欠員でかなり厳しい体制です。安全に神経を使いながら楽しむぞぉ~。明日は用意したプレールームの壁紙貼りあそびだぞ。どれだけ参加してくれるかな?