大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

応援するよ!

2010年11月15日 | ノンジャンル
 今日は土曜日のバザーの残りをぽぽろ大東の倉庫に運びました。
 ぽぽろ大東の高架下のスペースはバザーをするにはちょうどいいですね。人通りもそこそこありますよね。…という声も出ているのですが、いかがでしょうね?大東でバザーをやるというのは。


 さて、午後は教育相談。支援学校への転校相談です。
 近々、市教委との面談を要望されているとかで、私の名刺を渡しておきました。推移を見守り、市が要望を受け止めたら、次は市から府にあげる番ですので、府に確かめたいと思います。
 つまりは、通常の学級を希望して期待して入学された。学校への行き渋りが始まり、学校の独自の対応にも期待したが、中途半端に終わり、今は保護者が付き添って登校している現状。もはや今後への期待がもてない。子どもは自分への自信、安心と自己肯定感を失っており、学力保障の前に自分への安心と自信を取り戻させることが先決と、思い余って来年度から支援学校への転校を希望。支援学校の運動会を見学して本人もここならやっていけそうだと表明。学校は足りなかった面があると反省しつつ、今後学校として独自に努力したいと表明。保護者は後に続く子らのためにも当然のこととして受け止める。
 学校は努力をするから転校を考え直してほしいということなのか、転校の希望を受け止め、3月までは在籍するのだから当然のこととして今すぐに独自の努力をしたいということなのか、そこのところをはっきりさせて欲しいのだがまだ不明。
 この問題は明白です。就学指導の方針はそこの市教委も府教委も同じで、本人・保護者の希望を最大限尊重するというものです。学校からは「もし、支援学校でも失敗したら打撃は大きい。地域に帰ってくることも困難になる。」という趣獅フようなことを言われているようですが、それを言うなら地域の学校も同じです。「やってみなければわからない」から保護者は期待した地域の学校にかけたのです。
 何度も言うようにどちらも選択できて複数籍を持っていたら、早くに支援学校にも通い、ひょっとして地域の学校に帰れたかもしれない。そんな思いと柔軟性を持って地域の学校も支援学校も受け止めてほしいものです。

 保護者の方と一緒に来所した彼と相談後に遊んだが、ジャンボ滑り台ではじけ、汗びっしょりになって何度もすべった。ぽぽろの子どもたちが挑戦するスーパーマンすべりなど○○すべりをほぼやりきった。大した運動神経だし、バッティングもうまかった。下手でもいいけど、おっちゃんは(君はおじいちゃんと呼んだけどね)君にすごいエネルギーを感じたよ。君なら心配しなくても支援学校に転校してもきっと大丈夫!
 応援するよ!
 また遊びに来てね。



 ちなみに、彼がすべったてっぺんの天井を見てください。おーすごい!


 これは昨日の継続相談の中での出来事。
 最初に、穴をあけちゃった子のお母さん、気にしないでねと言っておきます。ぽぽろのスタッフや子どもたち、ご家族の皆さんはきっと理解して許してくれるから大丈夫。

 そして、これ。土曜日のバザーに参加された方は何となく見覚えがあるもの。そうです、H市の皆さん手作りの輪投げです。来るなりグチャグチャに破いちゃったんですね。しかし、何かに様変わりしていますよね。これが大事です。

 相談員のHuから昨日、事の顛末について電話があったので楽しみに来てみました。
 彼もストレスがたまっているのですね。
  「大暴れ」して落ち着くまでにしばらくかかったそうですが、Huさんは輪投げを「修理してね」とは決して言わなかったそうです。
 ここでぐっと我慢できるかどうか、更には決して動じないで「○○くん、工作してみない?」と彼の葛藤に寄り添って言えるところがすごい!(大先輩ですが、たまにはほめておかないと…)
 工作ならやってやろうやないのとやり始めた彼は、壊した輪投げを「修復」しながら彼がイメージした何かの世界を作り上げたのです。Huさんの電話のほんとの狙いは事の顛末よりはこの作品をカラーで撮っておいてねということだったようです。
 ということなのです。許してね。作ってくれたお母ちゃんたち。

 それにしても、今日の相談者の方が私の仲間たちは家が一軒できるくらいの力を備えた者ばかりなので、修理はお手のもの。まかせてガッテン!と言ってくださいました。壁塗りも含めてそろそろ考えないといけない時期に来ています。


周辺参加から中心参加への一方法

2010年11月15日 | 児童デイサービス
 昨日(14日)はまたしても沈没。もうこの年と体では一日休まないと持ちません。
 バタバタうっかりしていると秋が逃げて行きそうです。自転車で公園を散歩している途中で思わず紅葉に見とれてしまいました。
 

 昨日はヤンクラ・Tくんのホームコンサートがありましたが、私は沈没していました。手帳に書き忘れていたのが幸か不幸か…、行きたかったなぁ。
 ナガチャンに聞きますと「なかなかよかった。ヤンクラのTiくんも来て、ビデオにとってました。ぽぽろスタッフのおりちゅうさん、Tさんの演奏、そして紗都さん(『うわわ手帳と私のアスペルがー症候群』の著者)のギター演奏、Tくんのお父さんとお母さんの尺八と琴の演奏、オカリナ、おばさんの歌と多彩でした。ただで得した感じです。」とのこと。
 ヤンボラ・ヤンクラの諸君があちこちで動き出し、自分くずし・自分さがしを始めたようですね。ヤングの集団の力とスタッフの情熱・粘りのたまものですね。
 ご苦労様。


 さて、この間はお伝えしたように療育教室以外は脇役に徹しようと思っているのでメインの取り組みの写真がありません。それで、スタッフのTさんやバイトの皆さんが携帯でバチバチ取っておられるのをチラッと見たので、ブログに送っておいてねと伝えると、なんと10本以上のメールの下書きが届いているではありませんか。
 時間がなかなかとれませんが、ちょっとずつ届けますね。ずいぶん以前のものもあります。


 これは脇役の私が撮った写真3枚。自分が撮ったのはその意図がちゃんと分かるので書きやすいです。他人の撮ったものは分かりにくいなぁ…。私の撮った3枚の写真から…。

 土曜日のこと、Fuくんが今か今かと歓送会の主役=Kさんを「まだ?」と待つので、しびれを切らして外へ。が、来る時間を間違えてこの日の「脇役」たち3人と私とで30分早くお迎えにいくことになり、もう待つのが大変。もう一度、帰ってから再度お迎えに行く…なんてことができません。
 Fくんが気軽に道を通る人に声をかけます。「ちゅうがくせい がんばってください!」とか「おばちゃん なにしてんの?」とか、曲がる車の運転手に向かって交通警官よろしく手を振って「いいですよ どうぞどうぞ」とか。
 これはよく公園で見かける犬(名前忘れた)とおばちゃん。
 とてもおとなしい犬です。頭をなでろとグイグイ鼻で押してくるほどですが、Maちゃんは犬が嫌いです。決して近寄りません。
 Fくんはこの日メガネを持参。「3Dメガネ?」と聞くと「かけてごらん」と言うのでかけてみると普通のメガネ。すると突然「わ~!!」と大声で叫ぶFくん。メガネの横にマイクがついていて耳の奥までガンガン聞こえます。まいったなあ。犬も浮ェりはしないかとハラハラしましたがこの通り。
 「行こうよ!」の誘いに対して「イヤイヤ、イヤ~ン!!」と手すりにしがみつくMaちゃん。その姿におばちゃんと吹き出してしまいました。


 Maちゃんは自分から行きにも帰りにも花壇の水やりをしてくれました。


 RiくんとFくん・Maちゃんはこの日は集会室の入り口スペースで共存・すみ分けしました。以前はRiくんはここは俺の専用スペースとばかりに少し排他的でしたが…。

 隣の集会室では生協組合員さんたちがコーラスをされていたので、私は気が気ではありませんでした。入口からの突破、潜入、蛍光灯のスイッチOFあそび、スリッパの壁投げをなんども図る二人組を阻止しながら、3人で遊びました。Riくんは私の真似をして口に手を当てFuくんとMaちゃんに「シー!」と一生懸命に言ってくれてました。(コーラスが終わると二人組は「終わりましたか?どうもすみませんでした」などと堂々と話しかけ、「あっ、飴のおばちゃん」と言ってちゃっかり飴を1個ずつもらっておりました。私は平身低頭でしたが、寛容な方が多くてよかった。
 この二人はこのスペースを安全・安心の基地にしながら、私と3人で電車ごっこをしながらプレールームに乱入し「音楽遊び」の各プログラムに堂々と楽しく参加しました。その時はいつもの指を吸って見つめているFuくんや周辺参加をしているMaちゃんではなく、まるで主役でした。これはスタッフたちも驚いたほどすごいことでした。



 YoくんもRiくんと「趣味」が同じで、この日はプレールームで探しても見つからない「とうふ」(おもちゃ)を探しにここまで遠征。趣味が同じなので取り合いになりますが、この頃は手の打ち方を覚えたRiくんは適当にこれあげるからあっちへ行って!とばかりに玩具を渡しますが、Yoくんは納得しません。次々に違うおもちゃを出すと、とうとうあきらめて出て行きました。
 問題はSaちゃんとのやり取りですが、カラーボールを投げ返すという撃退法を考えて、今日はRiくんの方からプレールームへ遠征。機嫌良かったのですが、一度だけ不意打ちを食らって激しいパニックになりかけましたが、気持ちを切り替えて反撃に転じておりました。こう書くと何だかSaちゃんが悪者みたいですが、そうではありません。プレールームからカラーボールを持ってRiくんにちょっかいを出しに行く彼が私の横でつぶやいた(アピールした)ことばは「Riくん、キャッチボール」でした。この言葉に感激し、この言葉をキャッチできたことがこの日の私の感動・ドラマとなりました。これからRiくんにも「Saちゃんが遊ぼうって。キャッチボールしようって言ってるよ」と話してあげよう。


 こうして、私はプレールームの主流から離れて「脇役」たちと遊ばせてもらいました。遊ばれたのか、遊んでもらったのか分かりませんが…。中の様子は後日…。でも、プレールームの中にも周辺参加の子らがいますが、どうも写真におさまっていません。写っていない子らもいます。ごめんなさいね。



早く帰ってきてね!

2010年11月15日 | 児童デイサービス
 13日(土)はスタッフKさんの歓送会?でした。

 前日の金曜日にはみんなで看板づくりをしました。
 Yuくんがリーダーかな。集中して疲れたからか、後半はYuくん奥の「静養室」にこもって一人ごろ寝していたね。


 当日のメインはおやつでしょうか?
 「Moちゃん、今日のおやつはスペシャルやなぁ」
 「…?、どこが?」
 「いつもと違う物が入っているやろ?」
 「あっ、分かった。くだもの!」
 「そうやなぁ、くだもの何?」
 「えーと、ぶどう、バナナ」そして、お菓子に加え、滅多に出ないジュース。

 花束贈呈や心のこもったメッセージ集贈呈などもありましたが写真がありません。
 花束贈呈の時のことです。
 Fくんが代表して花束を渡しましたが、それを見ていたMaちゃんが突然シャツを脱ぎはじめて上半身裸になりました。みんな訳が分からず少しあわてました。
 「ぼくも花束渡したかった!と言ってんじゃないの?」ということで、渡した花束をもどしてもらってMaちゃんからも贈呈。それで落ち着いてすぐにTシャツを着たので、やっぱり抗議の行動だったのかな?


 子どもたちが帰ってから、正規の職員でささやかな歓送会をしました。
 児童デイのコーディネーター役のKさんがしばらく欠けるので、そのアトの体制をつくっていかなければなりません。当面、実践面はTさんに、実務面は大東から来てもらったHさんにやってもらうことになりました。
 Kさんのアトを担うのに2人は大きなプレッシャーを感じているようです。
 この日、せっかく場所まで予約して楽しみにしていたTさんが体調をこわして欠席しました。相当のプレッシャーのようです。
 遊びの内容を考えたり、遊び「教材」を準備したりもあります。スタッフをまとめていかなければなりません。全体を見て安全にも留意しながら、一人一人への気配りも必要です。その上に実務もあります。慣れない仕事にとうとうブレーキが…。
 ぼちぼちやりますので、慣れて落ち着くまで少し見守ってくださいね。