大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

チューペット効果

2009年09月24日 | 児童デイサービス
 この日(23日)も色々あったけど楽しい一日だった。一足お先に昨日の学童保育の報告です。

 22日の特集は題して「ぽぽろばぁさん合唱団とジェットコースターあそび」だよ。明日のお楽しみ。
 
 何と言ってもチューペット!ぽぽろの冷凍庫には残ったチューペットがいっぱい。Maちゃんがおやつのたびに食べても減りません。
 「サァー、公園へ行こう!」と叫んでも動かない2人がいます。
 シーツにもぐり込んで「ぼく行かなぁーい!」(Yu)
 「いや!やめて!」と文字通りテコでも動かないHaくん。
 振り回された友だちの頭が顔面にガツンと当たって鼻血が出てパニックになっているRiくん。大泣きしてそれどころではありません。
 いつもすったもんだするこの切り替えの時間。
 その時、ひらめきました!「公園でチューペットを食べよう!!」
 その時歴史が動いた…。サァーッと下駄箱に向かう流れができました。
 こうなればRiくんの心も動きます。
 全員揃って公園に行ける日は珍しいです。

 チューペットに感謝。


 チューペットにのせられたと階段のところでUターンしかけたHaくんでしたが、一旦靴を履いてしまったらこちらのもの。
 Haくんは公園ではブランコが大好きでいつも真っ先に座りに行きます。ところが、この日はご近所の女の子たちが独占しておりガッカリ。諦めかけたその時に目に入ったのが「6歳以下」と書いてある幼児用ブランコ。なるほど一つ席が空いております。しかし、バレバレの体格。……、何やら怒ってブツブツ言っています。
 あきらめきれない様子のHaくんに「ホンマやなぁー、残念やなぁー。ちっちゃすぎるわ、ブランコが悪い!!」と慰める?と、隣のブランコを押しながら様子を見ていたお母さんがついに爆笑。その後はいつもより早く近所の子らが引いてしまった(すごい水遊びが始まったから?)ので、大きいブランコでご満悦のHaくんでした。


 Yuくんも久しぶりの公園を最後までみんなと楽しみました。居残った日にはYuくんはKoちゃんがもってきたトーマスの仲間たちで遊ぶのがとても楽しみなのです。この日はKoちゃんが袋ごと9台の列車を公園に持参したことが彼を公園に誘う一因でもあったと思います。Yuくんの「なごみのひととき」でした。


 そのKoちゃんはラミネートしたカラー版「トーマスの仲間たち」で友だちやスタッフとの交わりが増えました。今日は次から次へとスタッフたちはトーマスの仲間たちの絵を描かされました。私が描いたのはえーっとえーっと…名前は忘れました。普通に言うとショベルカーだけどなぁ。


 Maくんがキャッチボールやバッターとのやりとりができるようになりました!少し前までは、受け取ることはしてもャCとあさっての方向に放していました。公園では大きいYuくんも交え、私がMaくんにボールを投げる、受けたMaくんがYuくんに投げて、Yuくんが私に投げるという一連の流れで繰り返して遊びました。
 しばらく遊んで飽きてきたMaくんがボールをもって走り出しました。やるぞーと思った瞬間、隣の運動場に向かってャCとほかしてしまいました。フェンスを乗り越えてとるのはいつも私の役目です。見えない世界や壁で区切られた向こうの世界に次々と玩具を投げて遊ぶことは随分減ってきたMaくんです。受け止める相手がいてこそのやりとり遊びへの発展ですね。


 この日はバージョンアップ(台を高くして急な坂に)したジェットコースター。スャ塔Wマットの壁に当たって止まります。

 Moくんは案外と恐がりさんですね。この日のトロッコ押しはYuくんとMaちゃんがアシストしましたが、Moくんが恐る恐る座ろうとしているのに見切り発車させるもんだから尻餅をついてしまいました。それでも懲りずに自分から何度か乗ったMoくんでした。


 そのMoくんの大胆な泥んこ遊び。水道局の「新兵器」も役に立ちませんでした。Riくんがやって来て、蛇口を斜めにして蛇口をひねり続け(離したら自動的に止まる)て友だちにかけたり、水たまりをつくったりしました。 


 それを見ていたMaくんが泥パックをやり始めました。
 あっと言うまもなく足から塗っていきます。これぐらい!「まっいっかぁ。」
 ありゃぁ~、ズボンと服まで泥んこに…。しかたない、「まっいっかぁ。」
 えーっ!ついに顔までやっちゃいました。やってしまったかぁー、「まっいっかぁ…」
 これはきっとお母さんの真似っこだね!水で洗い落としてあげると、ツルツルのお肌になっていました。彼はとてもイキイキしていました。

 この日も「ぽぽろっこ」たちが行くと5分もしないうちに公園は貸し切り状態になりましたが、ボチボチと昼寝がすんだ幼児さんたちがやってきていました。こんな風にして遊ぶんだよと見本を見せているのに、恨めしそうにながめる子どもたちに一様に「あんなことしちゃダメよ。」とさとす母たちの姿がありました。

 幼児用ブランコは安定するのでお気に入りの子たちもいます。Maちゃん、抜け出す方法を習得しいや。


 砂遊び大好きのMaくん、お迎えの時も砂あそびで使うプラスチック製の型ハメ3個を探し出して大事に持っていました。公園といえば、型ハメをしっかり手にし「目当て」をもって公園に行けるMaくんです。この日はスタッフのSさんががお気に入りで、私らが誘っても行こうとせず、Sさんの手を引っ張って誘うMaくんでした。熱い視線を投げかけられたSさんの顔が赤くなってほころんでいました。


 楽しい、ゆかいな連休最後のゴールデンデイでした。