大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

子育て支援教室&学童

2009年04月17日 | 子育て教室・家族講座
昨日はおおさかパルコープ鶴見店をお借りして、今年第1回目の子育て支援教室を行いました。おおさかパルコープさんには今年も1年間お世話になります。地域生活支援センターの「つるみ」、「たんぽぽ」(旭区)さんとの共催です。(他の地域では「たんぽぽ」、吹田の「あおぞら」、堺の「おおはま」、岸和田の「かむかむ」などでもやっています。決まりしだいお知らせします。)

 「教室」と言っても、難しい話や説教をするわけではなく、子育てに悩むお母ちゃんたちとぽぽろのスタッフがおしゃべりしたり、教育や福祉の情報を交流できる気さくに参加できる場です。そういう意味で「教室」という名称を変えた方がいいのでしょうか。参加費は無料です。飲み物とお菓子代を50円いただきました。

 この日は、自立支援法「改正」案や大阪府の特別支援学校整備に関わる最新情報を提供しました。
 そのあとはだべりんぐ。今日は常連である大阪市内の支援学級のお母ちゃんたちの参加がなく、かわりにおなじみの東大阪の「まんぼーくらぶ」のお母さん方4人と赤ちゃん1人、区役所の子育て支援室の紹介で初めて参加された4才の子どもさんをもつお母さんとでたっぷり交流できました。ご参加ありがとうございました。

 新学期の様子や将来への期待と不安など、子どもさんの姿が想像できるリアルな話であっという間の2時間でした。ぽぽろの事業への期待も語られました。
 一人で悩まず、横と縦のつながりをもって子育てをしているお母ちゃんは明るく、かしこく、だんだんしたたかになっていかれます。私たちも学ぶことがいっぱいです。少しずつでもいい、楽しい子育てができて、親も子も自立できる希望のもてる社会や制度を一緒につくっていきましょう。

 さて、今年度のつるみ子育て支援教室の計画についてのご要望を受けて現在、調整中ですが、以下のように隔月でテーマを決めたお話とダベリングを交互に入れることになりました。

 5月15日(金)はブログに登場するぽぽろの子どもたちの様子を通して現在は勿論のこと、将来にわたっていかに「第三の世界」が必要なのかという話を私・卜部がすることになりました。
 従って、6月19日(金)はダベリングということになります。

 7月10日(金)はぽぽろのヤンボラ・ヤンクラの青年たちと担当のスタッフ(長岡千代子氏、小田多久代氏)の話を聞きます。青年たちの葛藤と「自分づくり・自分くずし」の姿を通して、教育や子育てで大切にすべきこと、自立・自律への道のりなどについて考えます。当事者の話を聞きたいというご要望にお応えして企画しました。
 8月はスタッフが学童保育で大忙しなので休憩します。親子の合宿を望む要望もありました。ぽぽろでは去年もやったので今年もヤンボラの合宿はあるのではないかと思います。

 9月はお父さんや働いている方々も参加できる日曜日(午後)の特別企画。る具体的な卒業生の姿を通して、「はたらく」「くらす」=自立・自律について考えたいと思います。講師は卒後の学びや働く場の見学や徹底調査をされた堺市の現職教員でぽぽろのスタッフの千住真理子氏。青年期教育の研究をしながら地域の青年・成人の方を対象にした性のセミナーを地域の支援センターの方々などと開催。日程は現在調整中です。乞うご期待!
 10月はダベリングです。

 11月20日(金)は子育て支援教室のアドバイザーを時々していただいている大阪障害児・者を守る会の播本裕子さんのお話。重度の知的障害を伴う自閉症の息子さんは現在グループホームで暮らしながら日中活動に参加しておられます。「えっ?彼がグループホーム?」と昔の彼を知る多くの人は思うかもしれません。思春期から青年期をへて今日に至るまでの教育や生活を振り返りながら、自立・自律について考えたいと思います。関心の高い思春期から青年期にかけての性の問題についてもふれながら話していただきます。
 12月はダベリングです。

 1月は関心の高い「ことば」の問題でスタッフで言語聴覚士の加藤登美子氏によるお話。コミニュケーションやことばを獲得する土台を豊かに太らせながら、「ことば」を豊かに育てる子育てや保育・教育の実際やあり方について話していただきます。講師の都合もあって、日程は調整中ですが日曜日の特別企画になりそうです。
 2月はダベリングの予定です。3月は未定。

 決まりしだい、年間を通しての計画をチラシにしてお知らせします。ホームパージでもお知らせします。今から予定を入れておいてくださいね。

 
 今日の学童の様子を見守ってみました。先週から「おやつ」は一人ひとりお皿に入れて出すというやりかたを変えました。他の児童デイの話を聞いてなるほどと思ってやってみました。つまり、子どもたちに配らせ、選ばせることです。また、子どもたちの好みのお菓子も入れるようにしました。友だちと折り合いをつけながら、待ったり、選んだり、我慢したり、味を交流したり、友だちのことをしったり…「おやつ」をめぐるドラマが報告できると思います。
 そのために、お菓子の種類も増やすことにしました。お世話になっているからというわけではありませんが、子育て支援教室のあとにお菓子を買えるように、事業所としては入れないので、代表して私がおおさかパルコープさんの会員になりました。私の家は生協会員ですが、住んでいる地域が違うので、コープさんのすみ分けでこちらの生協には入れないかと思っていました。

 この日はMちゃんが「今日はYくんがやり」と言って、配る=選ぶ役を譲りました。これからは、小さい子や相手の希望・意見を聞いたり、好みを知ったりしながら楽しく食べることができるかな?

 さて、今日は13人の学童。人数が増えるとどうなるのでしょう?何が起こるか楽しみです。矛盾が、ぶつかり合いがあるから面白い!こちらが用意して配るというのは手っ取り早く、「平等」ですが、下手したら「押しつけ」にもなりかねない…。

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