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大阪障害児放課後ネットワーク総会

2009年03月01日 | 児童デイサービス
 本日は大阪障害児放課後ネットワーク第5回総会が住吉総合福祉センターというところでありました。議長として、すべての団体が発言していただき、4時ピッタシに終わってほっとしました。
 総会に先立って「放課後保障に関わる実態調査から見えるもの≠墲スにしたちの願い、これからの運動=vと題して京都教育大学の丸山啓史先生の講演がありました。一昨年度に全国の保護者を対象に実施された放課後・休日支援の実態と課題に関するアンケート(4,539人分)の結果をもとにした報告でした。
 それによると「子どもの生活と発達の保障、家族の生活と就労の保障」が強いねがいであり、「単なる「預かり」「見守り」ではない放課後・休日の活動」=「障害児のための学童保育・放課後活動」が共通して求められているということです。
 そして、新しい情勢の中で私たちが望む「放課後・休日ならではの活動」とはどういうものなのかを一緒に考え打ち出しながら、運動によって切り開いてきた新事業「放課後型のデイサービス」の内容を限りなくよくしていくことと、それだけで問題が解決するわけではないので今後は各自治体への働きかけが大切というお話でした。

 全国放課後連(障害のある子どもの放課後保障全国連絡会議)は2月27日に桝添厚生労働大臣宛に「障害のある子どもの放課後活動に関する要望書を提出しました。
 内容は09年4月からの報酬単価改定などに事項に関わる要望と新たに実施が検討されている「放課後型デイサービス」など障害者自立支援法・児童福祉法の改正に関わる要求です。これにはとても大切で参考になる全国放課後連としての障害のある子どもの放課後活動の制度化に当たっての基本的な考え方についての「補足資料」も提示されています。
 この要望書にもとづく厚生労働省との懇談は3月16日に予定されています。


 なお、ネットワークには事業所だけではなく、関係する親の団体が参加しています。総会でも各地域の運動団体の積極的な参加や関わりについて呼びかけがありました。今回は事業者の立場で「ぽぽろドレミファクラブ」として参加しました。今後は父母の皆さんの積極的な関わりとご参加をお願いします。
 
 なお、当法人の理事長が常々言っています。「親として子どもに残してやらなければならないものはお金ではなく、みんなで力を合わせて実現させた制度や社会のしくみです」と。つまり、学校教育と同じように学童保育も子どもや親の権利として確立させていくことです。今、その大切な一歩を記すことができるかどうかの時代に入ってきたということです。
 3月21日(土)に予定されています「大阪発達支援センタ≠ロぽろを育てる会・親の会」は皆さんと一緒にそういう一歩を踏み出す機会にしたいと思っています。是非是非、たくさんご参加ください。
 

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