先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

富士ゼロックス、損失375億円

2017年06月13日 09時48分29秒 | 日記
またまた、日本の大企業の海外子会社での不正経理が明るみに出た事がTVなどで報道されていた。。東芝の原子力子会社Westing House関連の時のような1兆円近い額ではなく、数10分の1ではあるが、日本の大企業は、子会社を管理しきれないと言う事がまたもや起きた。

富士フイルムホールディングス(HD)は12日、海外販売子会社で不適切な会計処理が2010年度6年間で、損失額375億円になったと言う。

副社長の個人的責任と片付けようとしているが、基本問題は、大会社幹部は、子会社の白人社長を管理しきらないと言う事に尽きると思う。

その子会社はニュージーランドとオーストラリアの販売子会社で、複写機などのリース取引で、機器本体を売り上げに計上後、使用量に応じて代金を回収する契約だったが、契約外の取引を含めて売り上げをかさ上げしていたと言う。もしかしたら、そう言う管理の問題ではなく、富士フイルムホールディングスの利益至上主義のせいかもしれない?? 富士フイルムホールディングスは、年商が2兆5千億もある巨大会社で、375億円÷6年=60億円/年くらいはごまかせて、子会社の社長の年収は巨額になるだろうから、子会社の管理問題という感じもする。

しかしながら、大企業の海外子会社での問題は多発しすぎるのも確かで、根本問題は子会社管理にあるように思える。

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