東洋経済が「ヨーロッパまで4万円台で行ける航空券の実態」と言う記事で欧州までの格安航空券を入手する方法を書いていた。金がなくても欧州に行きたい人には大いに有益な記事!
羽田からノルウェー往復が5万4660円、那覇からチェコ往復が4万1680円……。
2019年7月に入り、日本各都市からヨーロッパ行きの航空券が価格破壊を起こしている。最も安いものは往復4万円台前半。年末年始やゴールデンウィーク(GW)などのピーク時でも5万台から6万円台前半でカバーできるものが少なくない。これらはいったいどのような航空券なのだろうか?
上海経由のフィンエアーが安い
とくに安いと考えられるものを以下の表にまとめてみた(2019年7月中旬に航空券検索サイトのスカイスキャナーで検索し、最安値となった金額。空港使用料や燃油サーチャージを含む)。言うまでもないことだが、航空券の金額はつねに変動しているので、価格はあくまでも参考にとどめていただきたい。ここからは次のような特徴が読み取れる。
まず、表の経由地の多くは上海経由になっている。また、これらの一部は中国以遠がフィンエアーやカタール航空など、中国以外のエアラインとなっている。
フィンエアーやカタール航空はJALと同じワン・ワールド加盟航空会社なので、JALマイレージバンクへのマイル加算が可能なうえ、JALの上級会員であれば、ラウンジの利用や優先搭乗などのベネフィットが得られる。なお、中国のフルサービスキャリアである吉祥航空とフィンエアーの両社は2019年6月28日からコードシェアを開始している。
上海経由の航空券では、乗り継ぎ時間が長く、宿泊を伴う場合もある。ここは途中で一休みするついでにプチ上海旅行が楽しめると発想を切り替えたい。
超格安航空券を見つけるためには、どうすればよいのだろうか。
今回の価格調査に用いたのは、航空券検索サイトのスカイスキャナーである。通常、航空券は目的地や往復の日程を確定させてから検索をかけて調べることが多い。しかし、スカイスキャナーでは、次のような方法で、簡単に1年間で最も安い「底値」がいくらなのかを探し出すことができる。
ただし、スカイスキャナーはユーザーが検索しないと価格履歴が表示されないので、存在していてもリスト化されない航空券がある。地方空港の場合、検索される数が少ないので、とくにその傾向が顕著となる。
② 出発地を自分の出発したい空港に設定
③ 目的地をすべての場所にする
④ 出発日・現地出発日の部分をクリックし、月全体→最安値の月(一番安い月を検索する)を選ぶ
⑤ 「検索する」をクリックする
⑥ 検索結果のなかから興味がある国をクリックして都市を選ぶ
⑦ 出発日・現地出発日を選ぶ
スカイスキャナーでまめに検索するのが、地道だが、安い航空券を見つける近道といえるだろう。
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