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「地上の地獄だ」 国連事務総長、東グータ戦闘中止求める

2018年02月23日 10時35分20秒 | 日記

 

BBCによると、国連のアントニオ・グテレス事務総長は21日、シリアの首都ダマスカスに近い東グータで続く戦闘について、状況は「地上の地獄」に等しいとして、戦闘の即時停止を求めた。ロシア空軍の支援を背景に、シリア政権軍は最近、東グータ地域に激しい空爆を実施している。東グータは反体制派にとって、ダマスカス近郊に唯一残っている主要な拠点となっている。

シリア軍は、政権がテロリストと呼ぶ勢力から同地域を解放しようとしていると主張しているが、民間人が標的にされているとの指摘も出ている。

国連のザイド・ラード・アル・フセイン国連人権高等弁務官は文書で、「この途方もない全滅作戦を終わらせるため、国際社会が足並みをそろえて断固とした行動をとるのに(中略)いったいどれだけの残虐行為がいるのか」と述べた。しかし、シリア政権を後押しするロシアは、21日の和平交渉の試みは失敗したと述べた。ロシア政府は東グータ情勢を協議するために安保理を緊急に開くよう求めていた。

東グータの状況

ロシアの支援を受けた政権軍は、18日から東グータへの攻撃を激化させた。同地域で活動するバサム医師は21日、状況は「壊滅的」だと語り、国際社会は東グータの住民を見放したと思うとBBCに対して述べた。

「彼ら(政権軍)はあらゆるものを標的にしている。商店、市場、病院、学校、モスク(イスラム教の礼拝所)、すべてだ」

「毎分くらいで、10回か20回の空爆がある。(中略)誰かを手当てすると、1、2日して、また負傷して戻ってくる」

「国際社会はどこにいったんだ?  (中略)彼らは私たちを見捨てた。我々は見殺しにされている」

ロシアがシリアのサダト政権を支援するのは明確で、ロシアの不凍軍港は黒海にしかなく、トルコとロシアは犬猿の仲だし、そうなるとシリアと仲良くするしかないから。色々な報道を見る限り、シリアの現政権は、政権に反対する民衆に化学爆弾を撃ち込んだりと、民主的政権血とは思えない。ロシアはロシアで最近の政治的背景で民主国家足り得ていない。

 


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