被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2017年度第2回:理想のリーダーを考える

2017-10-11 11:21:35 | 日記
今回リーダー研修に参加したことで、“1人1人がリーダーシップを発揮する”ということを考えるきっかけとなりました。そして、チームの全員がリーダーシップを発揮できるよう、信頼と学び直しを大切にするリーダーになりたいと思いました。

リーダーと言えば、スケジュール管理をする、ミーティングの進行を行うなど、チームをまとめるという役割がまず浮かびます。私も、リーダーシップとはチームの先頭に立ち全体を率いていく力と認識していました。しかし、今回の研修でその考えは大きく変化しました。チームを率いていく力は確かに必要です。しかしリーダーシップは目標に対して足りない部分を見つけ、それを達成することであるというお話を聞き、リーダーがチームを率いるのではなく、メンバーそれぞれの達成が積み重なってチームの推進力が生まれていくのだと学びました。リーダー1人の力ではなく、メンバー全員が各々の視点からチームの課題を見つけること、“1人1人がリーダーシップを発揮する”ことで良いチームとなるのです。

それを踏まえてリーダーの真の役割とは、メンバー全員がリーダーシップを発揮できる環境にすることではないかと考えました。そして「信頼できる人であること」、「物事を考えて学びにすること」の2点を改めて大切にしていきたいと思っています。

まず、立場が違う人と関わる中できちんと話をするには、自分と異なる相手を尊重し傾聴する姿勢が重要です。当たり前のことではありますが、つい自分と違う意見を批判的に考えたり、否定してしまったりすることはあると思います。私も話合いがうまくいかないときは、相手の考えを否定するなど敬意が足りなかった場面があったと気づきました。

また、物事の本質を捉え次の行動に活かし、またその経験から学びを得るというような学習の重要性についてお話がありました。多くを経験することが重要なのではなく、その経験をいかに自分の中で解きほぐし要点を掴むかが必要なのだと気づき、今まで知識や経験を集めることばかりを考え、そこから学びを得るプロセスが欠けていたと反省しました。自分についてもチームについても、このような振り返りができなければ変わることはできないと思います。

リーダー研修は、チームにおいてメンバー全員が目標に対する課題を見つけ解決しようとする姿勢が力になるということを学び、リーダーの存在について考えを改めることができた良い経験でした。これからは意識して相手に対する敬意を忘れず、経験から本当に学びを得る事ができるよう振り返りを徹底したいと考えています。そして、互いを信頼し合いメンバー全員でチームを動かすために、サポートができるリーダーになりたいです。
                                                        (かえちゃん)