被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2017年度第3回:勇気をもって踏み出してみて気付いたこと

2017-11-21 23:33:18 | 日記
今回私は、10月の学習サポートに参加しました。修学旅行に次いでEnの活動は二度目になります。

10月の学習サポートは、台風が接近しており1日のみの実施でした。そのため、運営メンバーを中心に「1日を有効活用し、有意義な活動とするため」のミーティングが行われました。以前の私であれば、運営メンバーの意見や考えを傾聴して理解に努めればチームには迷惑がかからないだろうと、受身的で、かつ迷惑がかかるか・かからないかで行動を判断していたと思います。さらに、質問などしたら理解力のない人、自分がいると話が進まないなどと思われるかもしれない、意見を言っても的外れだと思われるかもしれないという不安があり、発言できていなかったと思います。

しかし今回の活動の中で私は、Enのメンバーが相手の意見を否定することなく、相槌を打ちながら共鳴するような姿勢をたくさん見てきました。まさにこの姿勢がEnのルールである「傾聴する」「相手を尊重する」ことなのであると実感することができました。

このルールがあるチームで活動していること、またそのルールを自分の中で噛み砕き理解が深まっている運営メンバーが話し相手であることが、私の不安を乗り越える勇気をくれました。

勇気をもって自分なりに考えた意見を伝えたところ、否定されることなど全くなく、むしろ「新たな視点であった」と受け入れてもらえました。そしてその私の意見が活動の一つの要素として組み込まれ、中学生にとってより有意義な時間とするための力になれた気がしました。

不安を乗り越えて発言した先にあったことは、力になれたという自己有用感の向上だけではありませんでした。軽視されたくないから発言しないというのは、自分のことしか考えておらず、活動をよりよくしようと思って考えたことであるなら、例えバカにされようと自信をもって発言することが、相手のためになるかもしれないということに気づきました。

今回の気づきを生かし、今後はチームをよくするために、自分の損得を考えるのではなく、チームの目的・目標達成のためにできる自分なりのことを考え、自分の力だけではできないのであれば、メンバーの力を借りて最大限に自分の力を発揮していきます。

(こんちゃん)

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【学びの機会】“Think globally” 青い海の現実 ~これからの国際協力へのヒント~・その②

2017-11-13 22:40:20 | 日記
10月29日に開催したセミナーでのアンケートの結果から見えてきたことです。

このセミナーでは、ミクロネシアをめぐる『国際協力のあり方』を題材に、相手の『立場』を考えることがよりよい関係性につながることを理解するのを目指しました。

Q.より良い国際協⼒のために⼤切なことは何だと思いましたか。
・くりかえし対話していくこと。押し付けず、現地の⼈の⼒を引き出すこと。本当に必要なことは、周囲ではなく当事者が⾒出すこと。
・「問題を解決する」と最初から前のめりに挑むのではなく、まずは現地を知る、本質的に⾝近になることが必要。 まず⾃分の⾝近から。
(一部抜粋)

国際協力では、「協力する側」がただ一方的に問題を解決しようとすべきではないという気付きがあったようです。「協力する側」が「協力される側」を理解することが重要だという声が上がりました。

Q.なぜ、主催者・登壇者は、皆さんに今回の話を聞いて欲しいと思ったのだと思いますか?
・表⾯上の印象で物事のすべてを判断するのではなく、本質を⾒極めること。また理解し合おうとして⻑期的にとりくむことが⼤事だということを考える機会を与えてくださったと思います。
・問題の表⾯的な部分だけではなく、本質的に、もっと深いところで現地の状況を知ってもらう。⾃分の⾝近にも同じような解決するために、どうするかを学ぶ。
(一部抜粋)

長く続くこと、本当に効果のあることは何なのか。国際協力のあり方という入り口から、他者とどのような関係性を結ぶことが必要かということについての思考が深まったようです。

Q.今回の話を通じて、普段から意識しようと思ったことはありますか?
→「ある」83.3%、「ない」16.7%

Q.普段から意識しようと思ったこと「ある」の内容
・⾃分の考えを話して、相⼿が⾒かけ上納得したところで終わりではなく、本当に必要なことなのかどうか、しっかり対話することが⼤事だと思った。
・介護や仕事に関しても、相⼿の⽴場に⽴つこと。現場の声の⼤切さを知らせていきたい。机上の⼈が決定するんではなく⽴場の違いを理解して、他⼈と協⼒していく。
(一部抜粋)

受講者にとって、今回のセミナーで学んだことは国際協力のような一見大きな話に限らず、普段接している目の前の相手に対しても有効であることを見出してもらえたようです。
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【学びの機会】“Think globally” 青い海の現実 ~これからの国際協力へのヒント~・その①

2017-11-12 20:03:38 | 日記
10月29日に、環境保全活動に取り組むゲストをお迎えしてセミナーを開催しました。Enでは復興・防災の枠を超えて、震災の教訓からの「このままでいいのか?」という問いを出発点として、問題の本質を理解し、これからの行動につなげられるような、新しい学び方をデザインしています。

ゲストは、道城征央氏(フォトジャーナリスト・水中カメラマン・ライター)。小笠原、沖縄、ミクロネシア方面へ年に何度も旅をすることから、“南海の放浪カメラマン”の異名を持っています。現在はご自身が撮った写真を用いて、各雑誌で執筆活動をするほか、「人と自然との関わり方」をテーマに学校から企業まで幅広く、講演活動を行っています。

このセミナーのゴールは、「問題解決のためのより良い協力関係の構築を学ぶ」ということです。道城氏が紹介するミクロネシアと先進国の支援の事例を通じて、『立場』をキーワードに、受講者がレクチャーとワーク、ロールプレイを通じて相手との関係性に重要なことを学ぶ機会をつくりました。

今回のセミナーでも、自ら学びを深めるためのラーニングガイドを作成しました。この記事では、受講者がラーニングガイドの中で学びとして落とし込んだことを紹介します。

受講者は道城氏がこのセミナーで伝えたかったこととして、「相手の『立場』を考えること」を挙げてくれました。ミクロネシアが直面している海面上昇とゴミ放棄の問題。その問題に先進国は一見正しいと思われる支援をしています。しかし一方で、それがミクロネシアの人々の『立場』を考え切れていない支援であるために、現場では必ずしも機能していない現実があります。

支援において、なぜこのような問題が起きてしまうのでしょうか?受講者は、「価値観の押し付けが起きている」と挙げました。一見正しい先進国の支援も、あくまで先進国の人々が持つ価値観に根差しているものです。全く異なる価値観を持っているミクロネシアの人々は、先進国の価値観を押し付けられることで問題をますます複雑にしてしまっています。

このような問題は、普段の生活における他者との関係においても同じようなことが言えます。受講者はグループワークを通じて、他者との関係で意識すべきこととして、「相手の話に耳を傾けること」「一方的にではなく一緒に考えること」等と、相手の『立場』に配慮し共に考えることの重要性を挙げてくれました。

受講者はセミナーの終盤で、自身の身の回りで起きている問題にも目を向ける機会を持ちました。問題に対して、ただ表面的な解決策を出すのではなく、その問題の原因まで掘り下げ、どのような課題が真に解決されるべきかを考えるワークを実施しました。受講者は、家庭や職場、日常で触れる場面において、他者の『立場』を考えていないがゆえに起きている問題について深く考える時間を持ちました。

その②では、アンケートの結果から考察したことをお伝えします。
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【学習サポート】2017年度第3回:10月学習サポート 活動報告

2017-11-02 21:37:22 | 日記
10/21に学習サポートを行いました!

今月は「中学生が苦手(伸びしろ)に向き合うための勉強法を見つける」という目的で活動を行いました!これは受験までまだ時間のある今のうちから苦手に向き合い、少しずつでも着実に内容を定着させていくためです。

勉強法については、以下のことを柱としました。

・やる気をなくさない量を見つける
・集中できる時間を知る
・学習会が終わってからも1人で勉強し続けられるようにするためのツール(学んだことのポイントや解法をまとめたノートなど)を残す

また、モチベーションを維持するために、学習会の最初に「伸びしろ=これからの成長の可能性」ということを伝え、伸びしろを前向きに捉えてもらうためのレクチャーを行い、個別指導ではポジティブな声がけや小さな成長でも褒めることを大切にしました。

しかし、今回は台風の影響もあり活動が1日しかなかったことで、こちら側の伝えたいことの比重が多くなってしまい、生徒達の声に十分に耳を傾けられなかったという課題があると中学生の振り返りの結果を見て考えました。

〈振り返りの結果〉
(5:とてもそう思う、4:そう思う、3:わからない、2:そう思わない、1:全くそう思わない)

Q1.学習会は満足できましたか?
→5が62%、4が23%人、3が15%

Q2.楽しく勉強できましたか?
→5が62%、4が23%、3が15%

Q3.伸びしろに向き合おうと思えるようになりましたか?
→5が46%、4が46%、3が8%

来月は今月の反省を活かし、もっと中学生一人ひとりの気持ちに寄り添う学習会にし、参加してくれた子全員に「来てよかった」「来月もまた参加したい」と思ってもらえるようにしていきたいと思います。

また、記述式アンケートの結果では以下のような声を聞くことができました。

〈記述式アンケートの結果の一部〉
・公式とかが多くあって難しいけど、基礎となるものを固めてもらいたいと思った。
・とても楽しく学べた。なぜならば、Enのみなさんが優しくて、積極的に質問することができたから。
・伸びしろに向き合うのは大変だと思った。
・伸びしろに向き合うのは難しいと思った。

このように、伸びしろに向き合うことを「大切だ」「楽しい」と感じた子もいた一方で、「大変だ」「難しい」と感じた子もいました。来月は勉強のやり方以上にまずは中学生の気持ちをプラスの方向に向けられるよう、一人ひとりとしっかり向き合っていきたいと思います。

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