被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習支援】 中学校の卒業式に参列しました

2015-03-15 23:08:05 | 日記

先日ボランティアをしている石巻の中学校の卒業式に参列しました。 その中学校はあたたかい、そしてとても強い絆で結ばれていました。

送辞で在校生が卒業生のために泣く。そんな卒業式見たことありません。 答辞で来賓含め来場者全員が涙する。校長先生も泣いていました。

言葉一つ一つに重みがあり、思いがありました。校長先生のお話にあった「苦しさ、悲しさを経験したからこその、強さ、優しさ」なのだと思いました。

閉式後、卒業生が、今年で退任の校長先生と学年主任の先生に「卒業証書」を手渡しました。校長先生が毎朝笑顔で迎えてくれることが癒しだと語っていた中学生たち。校長先生も、懇親会で「中学生たちの笑顔が、教員生活の生きがいでした」と仰っていました。

普段、周囲の人に、「震災を経験したと感じさせないくらい明るく、元気な中学生たち」と話していました。大きな苦しみ、悲しみを経験していて、でもその胸に言葉にしない思いがあったのだと、気づかされました。

卒業式の前に、ライオンズクラブの阿部さんが女川町に連れて行ってくださいました。高台から、今は静かな海を見ながら、当時の様子を聞きました。仮設住宅、公営住宅、復興の工事現場を通り過ぎた時、「ここに暮らす人がいる」ことを実感しました。

今年は3月11日を去年までとは違う気持ちで迎えました。石巻を思いながらの黙祷。他人事ではなく、「自分たちのこと」なのだと心から感じました。4年経って、やっとですが、何かしなくてはと思い、石巻でのボランティアや卒業式のことを周りの人に話しています。もっと多くの人に関心を持ってほしい、現地へ行ってほしいです。

「震災があった『から』とは言いたくないが、あの震災を乗り越えて地域に強いつながりができた。」とEnメンバーの1人が言いました。「起こったことは事実としてあり、でも捉え方次第だ」と。

石巻での出会いを大切にしつつ、東北への関心を持ち続け、自分にできることから前向きにしていきます。

                     (文責:よこ)
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【学習支援】 未来に歩む卒業生たちに花を

2015-03-14 23:10:51 | 日記

10回にわたる活動を終え、受験の結果を心待ちした2月。
前期試験は前年度に比べて多くの合格者が出たという報告に、Enメンバー全員心から嬉しい限りでした。

その中学校の卒業式にご招待頂き、参加させて頂けることとなりました。そんな中、こちらの中学校の卒業生である現在大学2年生のメンバーから、花募金の提案が出されました。

震災から4年の月日が経ちました。今年卒業する生徒らは2年間仮設校舎で学校生活を送りました。最後の1年を過ごした真新しい校舎は、津波に流された跡が残る寂しい景色の中に佇んでいます。

「花のように強く、健気な中学生を一緒に応援して頂けないでしょうか」。

かつての卒業生のそんな言葉に共感し、メンバーの間で花募金が始まり、そのお金でお花をプランター16個分を購入させて頂きました。

卒業式前日に現地入りした私たちは、花募金に協力してくださった桜の苗木プロジェクトさん、同じく学習支援を通して知り合った石巻市内の高校生と一緒に学校の清掃を手伝った後に、心を込めてお花を寄せ植えしました。

今回の卒業式に全員が参加することはできませんでしたが、心から中学生を祝福したいというみんなの想いを込め、会場の花道に置かせて頂いたところ、よく見えるようにという校長先生のお心遣いから、卒業証書を受け取るステージの上に飾られることとなりました。

想いは形にすることができます。この震災を通して人々は一生懸命に誰かを思いやる、そんな経験をしたのではないでしょうか。応援したくても個人では実現できないことはあります。だけどその想いは伝えることができます。例えば花募金であったり。

今回の花募金は物質的な支援ではなく、心の支援なのだと、卒業生が花道を通るたびに思いました。小さなことでもできることはある。だからこれからも被災地を知ってほしいです。

これからそれぞれの未来に歩む卒業生たち、この学校で仲間と夢を描く在校生たち。彼らの道が彩りに溢れたものでありますように。
                          (文責:はづ)
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