現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

近藤聡乃展ほか@中目黒

2006-07-08 | アート感想@関東
中目黒に行ってきた。

近藤聡乃展「てんとう虫のおとむらい」

去年のアートフェア東京で観た《電車かもしれない》が印象的だった近藤聡乃の初個展。

今回のメインは、展覧会のタイトルにもなっているアニメーション作品《てんとう虫のおとむらい》。卒業制作の同名作品に納得できず、全面的に作り直したとのこと。卒業制作版《てんとう虫のおとむらい》と見比べると、線のしなやかさや動きに磨きがかかり、作品が醸し出す罪悪感・不安感がより深いものに感じられた。

展示室の壁には、《てんとう虫のおとむらい》の主要なモチーフになっている(洋服の)ボタンのシールが無数に貼り付けられているほか、アニメーションの原画やその情景を描いたドローイングも展示され、近藤聡乃の世界にどっぷりと浸ることができた。

また、土曜日は新作《てんとう虫のおとむらい》のほかに、卒業制作版《てんとう虫のおとむらい》と《電車かもしれない》も上映されるので、こちらも必見!

ミヅマアートギャラリーにて、8月5日まで、日・祝・月休廊。


グループ展 "眼差しと好奇心"

ミヅマのディレクター三潴末雄が選んだ若手作家によるグループ展。

実を言うと、どの作家も名前を知らなかったんだけど、それぞれが強烈な個性と魅力を放っていて、見ごたえのあるグループ展だった。強気の価格設定(?)にも関わらず、ほとんど売れていたのもスゴイ。

個人的に気に入ったのは、一見幼稚園児が描いたような絵を描く真珠子。よく見るとかなり際どく強烈な表現も。今後の活躍が楽しみ。

ミヅマ・アクション(5階)にて、7月15日まで、日・月・祝休廊。


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