現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

原美術館、メゾンエルメス

2005-01-30 | アート感想@関東
今日の展覧会巡りの1軒目は、北品川の原美術館

「アート・スコープ2004」― Cityscape into Art 荘司美智子+ヨハネス・ヴォンザイファー

この展覧会は、日独二人のアーティストを互いに相手国に派遣し、その滞在の成果を公開するもの。もちろん、二人の作品以外に原美術館のコレクションも観られる。

荘司美智子は、小さなシリコンの球体(立方体もあり)に都市の模型を封じ込めた《無題》が良かった。屈折で模型の端が見えなくなっていて、周りに都市が続いているような感覚。また、ベルリンの共同住宅の区画をダンボールで写し取った《無題》も面白い。

ヨハネス・ヴォンザイファーは、プロのスケートボーダーとのコラボレーション記録が面白かった。これは、ボーダーにゴジラのマスクを被らせ、スケボーで東京の模型を破壊するというもの。ただ、中庭の《モバイル・エキジビション・スペースのプロトタイプ》は、強風のため観られなかった。残念!

コレクションは常設のほかに、佐藤時啓、森村泰昌、宮脇愛子らのモノクロ平面作品が6点。あと、須田悦弘の《此レハ飲水ニ非ズ》の花が増えていた!(昨年12月に追加。)

3月13日まで、月曜休館。



続いて、銀座のメゾンエルメスに移動。

ここのウィンドウディスプレイは、名和晃平によるもの。正面のディスプレイでは、以前大阪で観た《Light - Drops》や《Catalyst Unit》が商品展示に使われていた。また、路地側の壁には、商品を入れたアクリルケースにプリズムシートを貼った《PixCell[…]》(写真)が10点ほど。街中で名和の作品を観られるのは嬉しい!

名和晃平によるウィンドウディスプレイは、3月15日まで。

店内に入り、エレベーターで8階のフォーラムへ。

リフレクション|スゥ・ドーホー展

韓国出身のスゥ・ドーホー。オペラシティのグループ展に参加したことがあったけど、日本ではあまり紹介されていないかも。今回の個展は、韓国(?)でエルメス関係の賞を取ったのが縁らしい。

ここの会場は8階と9階が吹き抜けになっていて、そこには水面のように布が張ってある。そして、布のほぼ中央に韓国風の門がそそり立ち、水面に映るように下にもぶら下がっている。なんという神秘的な光景!この作品は9階からも観るべし。

ちなみに、この門は布と針金で作家の生家の門を再現したもの。実物大でディテールも凝っていた。

4月3日まで、水曜休館。

『OTAKU展』続報2

2005-01-29 | 建築
先日の記事に書いた、ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展・日本館の「おたく:人格=空間=都市」展について、東京都写真美術館のページが更新されていた!

「おたく:空間=人格=都市」展は、後期(2月22日~3月13日)のみ。
しかし、ヴェネチアの全作品を再現展示するみたい!
これは楽しみ♪

また、3月11日には磯崎新や森川嘉一郎らによるフォーラムも開催予定。

詳細はこちら

→予告展示のレポートはこちら(2/8)

メリディアーナ@六本木ヒルズ51階

2005-01-25 | 食べ歩き
今日のランチは、六本木ヒルズ51階のイタリアンキュイジーヌ「メリディアーナ」。Living with Artのasakartさんのオススメ。この店は、六本木ヒルズクラブの店だけど、クラブメンバーじゃなくてもランチは楽しめる。

ランチセットは、「パスタ4種/リゾット/ピッツァ」から1品&スモールサラダ&パンのセットで、1,050円(税込み、このほかにサービス料10%)と意外にリーズナブル♪しかも、神宮の森や新宿副都心が見える眺望は最高!

今回は、「シュリンプを入れたカボチャのリゾット」を選択。リゾットは硬くも柔らかくもなく、まさにアルデンテ。海老はプリプリ、細切れのカボチャはシャキシャキ。意外に量もあって、大満足のランチだった。

アーキラボ再訪

2005-01-25 | 建築
週末に出勤した分の振替休日で、朝から森美術館へ。

アーキラボ 建築・都市・アートの新たな実験展 1950-2005

前回、表面的にざっと観た印象はイマイチだった。しかし、ex-chamberのDADAさんから「じっくり観れば理解が深まる」とアドバイスをいただき、再訪することに。

今回は、パンフレットの解説を読みながら、じっくりと図面・スケッチ・模型を観ていった。すると、ただ眺めただけではわからなった作品同士の関連性がおぼろげながら見えてきて、建築のムーブメントのようなものを体感できた。この感覚は、アートを観て面白いという感覚とは別で、解けなかった問題が解けるようになったときの快感に近いのかも。

あと、パンフレットの解説番号が作品タイトルに付いてたのも良かった。前回はこれがなくて、解説を読むのを途中でやめてしまったんで……。

結局、最後まで観るのに3時間近くかかってしまった。これでも映像は一部しか観ていないので、きちんと観たら6時間以上かかるかも。また行く機会があったら、今度は映像を中心に観ようっと!

写真は美術館の入口付近。空気ベッドみたいなものは、グラハム・スティーブンスの《デザート・クラウド(砂漠の雲)》で、飛行船はピーター・クック(アーキグラム)の《操縦可能なインスタント・シティM3号》。

3月13日まで、会期中無休。

お腹が空いたので51階に下りて昼食(別記)、警備員にチケットを見せて再び52階へ。

ルイ・ヴィトン 時空を超える意匠の旅展

安藤忠雄による展示構成と、村上隆のコラボレーション目当てで入ったけど、スティーブン・スプラウスらとのコラボも面白かった。村上の屏風絵《I Love Monogram》もあり。

3月21日まで、会期中無休。

3階のアート&デザインストアでは、森万里子によるお茶セット《ティー・カプセル》が売られていた。オパールガラスなどの白と光沢がとっても繊細。限定50セットで294,000円(税込)。ちなみに茶道教授が監修。一方、お香セットの《インセント・カプセル》は、38,000円(税込)と手ごろ。

メディア・アートと森山・荒木

2005-01-23 | アート感想@関東
今日は初台のオペラシティに行ってきた。
写真はコンサートホールへ続く階段で、宮島達男のデジタルカウンターも健在。
今回もホールには用がなく、まずICCへ。

アート・ミーツ・メディア:知覚の冒険

最初にICC名物(?)の無響室へ。この部屋の作品は予約制なので、最初に寄るのがオススメ。今回のは池田亮司の《db》。まず、真っ暗な無響室で音のシャワーを浴びる。最後の盛り上りが良かったけど、これまで体験した作品と比べるとマイルドかも。続いて細長い部屋に誘導され、部屋に入ると光の洪水!!しばらく目が開かなかったけど、すっかり目が覚める。

前林昭次の《AUDIBLE DISTANCE(視聴覚化された「間」)》は、参加型の作品。3人ずつでないと体験できない作品だったけど、運良くすぐに揃う。ランドセルみたいな機械を背負い、ヘッドマウントディスプレイを装備して、5m四方の暗室へ。他の2人との位置関係が視聴覚化されるんだけど、間合いの取り方が難しく、慣れないうちは何度もぶつかりそうになる。後半は音だけになったけど、足音で相手の場所がわかってしまう。これではちょっと……。

ジェフリー・ショーの《レジブル・シティ》は、自転車でバーチャルな都市(マンハッタン、アムステルダム、カールスルーエ)を疾走する作品。インタラクティブ・アートの元祖らしい。都市といっても建物はCGの文字だし、文字にぶつかっても何ともないんだけど、ただ走るだけでも楽しかった。

あと、ブラスト・セオリーの《キャン・ユー・シー・ミー・ナウ?》というパフォーマンスも面白そうだった。いわばバーチャルな世界の鬼ごっこで、追っかける側は携帯電話とGPSを持って「実際の町」を走るというのがユニーク。今回は2/22~27に都内某所で行われるらしい。これは参加しなくては!なお、逃げる側はオンラインで参加。

このほか、藤幡正樹の《ビヨンド・ページズ》など、楽しい作品が盛り沢山だった。

3月21日まで、月曜(祝日の場合は翌日)と2月13日休館。

続いて、オペラシティアートギャラリーへ。

「森山・新宿・荒木」展

現代日本を代表する写真家、森山大道と荒木経惟の二人展。二人で同じ日に撮り下ろした新宿は、面白いくらいにそれぞれの個性が出ていた。二人で撮りまくっているメイキング映像も必見!撮り下ろしのほかに、新宿に関する過去の作品も大量にあってお腹いっぱい!

3月21日まで、月曜(祝日の場合は翌日)と2月13日休館。

MOTアニュアルほか(後編)

2005-01-16 | アート感想@関東
mot annual 2005 life actually 愛と孤独、そして笑い の続き。

1階に上って岡田裕子。会田誠と結婚して以来なりを潜めていたようだったけど、今回は自ら映像作品《Singin' in the pain》に出演しパワー全開!カラフルなエプロン姿の岡田が、ビニール傘を振り回しながら踊りまくる!小技を駆使した映像自体も小気味良いテンポ。そして衝撃のラスト!!これは今後の決意表明か!?もう一つの映像作品《俺の生んだ子》は、子宮移植をした「男性」の出産までのドキュメンタリー。医者の解説や母親教室など、妙にディテールが凝っていて、本当のことと錯覚してしまいそう。

最後は、溝口彰子O.I.C.による作品。(ちなみに“O.I.C.”とは、オーガナイザー/インタロキューター/クリティックの略で、溝口自身、作品の制作に直接関与していないらしい。)あえて題名は伏せるけど、無機質で洗練された素材を使って、ものすごく生々しい表現をしている。クライマックスに向かう高揚、そして絶頂、その後の急激な脱力……。とにかく凄まじい体験だった。

これまでに挙げた作家以外にも、イケムラレイコ、出光真子、オノデラユキ、綿引展子と実力派揃いの展覧会。展示全体としての統一感こそなかったが、逆にそれが各作家の個性を際立たせていたように感じた。私にとっては、去年のMOTアニュアルより断然良かった。

3月21日まで、月曜休館(3/21開)。

榎倉康二展

宮島達男や川俣正の師匠。1995年没。「初期作品」では様々な作風に挑戦していたけど、「写真I」以降、日常的な光景に潜むズレに美を見出したみたい。「エスキース」のコメントが大変興味深かった。

3月21日まで、月曜休館(3/21開)。



清澄白川から半蔵門線に乗り、表参道のスパイラルに移動。車内で居眠りして体力・気力をチャージ。

愛・地球博アートプログラム「幸福のかたち」展

愛知県の長久手・瀬戸地域(名古屋の東どなり)で、今年の3月に開幕する「愛・地球博」。そこで屋外展示作品を発表するアートプログラム事業があるけど、今回はそのプロポーザル展。

参加する作家は、さとうりさ、名和晃平、ハン・ジン=スー(韓国)、イヴァナ・ファルコーニ(スイス)、澤田知子、フェデリコ・エレーロ(コスタリカ)、テア・マキパー(フィンランド)の7名。みな1970年代生まれで、ちょうど私と同世代。

日本人作家のうち、名和晃平と澤田知子は、それぞれの十八番を巨大化して万博に展示。これは観応えありそう。しかし、さとうりさは違った。7~8メートルの長さの茶紙いっぱいに制作メモが記してあり、そこには制作過程で悩み、苦しんだ跡が全て残っている。そして、最後にその苦悩は、穏やかな表情のキャラクター作品《プレイヤー・エイリアン》に結実する。制作メモを読んでから作品のマケットを観ると、心の底から救われた気分。この制作メモは必見!

外国人作家は、フェデリコ・エレーロの作品をワタリウム「エンプティ・ガーデン2」で観たくらいだったが、どの作品も面白そうだった。なかでも、テア・マキパーのコラージュ写真が気に入った。

1月23日まで、無休。

MOTアニュアルほか(前編)

2005-01-16 | アート感想@関東
今日は雨の中展覧会巡り。
週末だけ天気が悪いのはナゼ?

まず、木場の東京都現代美術館(略称:MOT)(写真)へ。
すっかり足が遠のいたこの美術館。最近はアニメとか近代美術が多くなったんで、今月で期限が切れる「友の会」を続けるかどうか思案中。

mot annual 2005 life actually 愛と孤独、そして笑い

今回のMOTアニュアルは、女性キュレイターによる女性作家ばかりの展覧会。さらに、関連企画も上野千鶴子など、女性の講演ばかりで女性づくし。なんだか、東京オペラシティアートギャラリーで以前開催された、「ガール!ガール!ガール!展」を思い出す。ちなみに、イチハラヒロコと澤田知子は両方とも出展。

エスカレータを下り、地下の会場に入ると澤田知子の巨大な写真がお出迎え。しかも丸坊主で、その名も《SKIN HEAD》!「キヤノン写真新世紀2000」特別賞を受賞した出世作《ID400》も展示されていたけど、これはその拡大バージョン?あと、《School Days》も凄い。クラス写真をセルフポートレイトで合成しているのだが、よくもまあこれだけ髪型と表情を変えるものだと関心。先生も良いアクセントになっていた。

嶋田美子の作品は、部屋一室を使った参加型インスタレーション《箪笥の中の骨》。これは、観客が家族の秘密をポストに入れ、作家がそれを引き出しにしまったもの。引き出しを覗くと、戦争・差別・貧困・犯罪など壮絶な秘密が目白押しで、ちょっと欝な気分。でも、「18さい(原文ママ)」のほのぼのとした「秘みつ(原文ママ)」に、ほんの少し救われた。

鴻池朋子は、ナイフ・ナイフ・ナイフ!ミラーボールの光までナイフだった!《第4章 帰還―シリウスの曳航―》は、モチーフもぶっ飛んでいるが、書き込みも尋常ではない。その一方で、鉛筆画アニメ《MIMIO movie》は、可愛らしかったりと幅が広い。このほか、澁澤龍彦の小説『狐媚記』の挿絵や、これまた凄い書き込みの鉛筆画《Knifer life》も。

吹き抜けの展示室では、イチハラヒロコの巨大な文字が出現。相変わらずクスっとさせてくれる。部屋中央の《クロッキー帳。》は、作家のメモを拡大コピーしたもので、制作過程や裏話が分かって面白い。漢字で書くか、カタカナにするかなど、試行錯誤を繰り返していることがわかる。あと、タイトルになんとなく親近感を感じる《愛と笑いの日々。》も気に入った。この作品は、「愛」と「笑」の活字(金属製)を山のように積んだだけ。皮肉にも取れそうだけど、単純にこういうの好き。

後編に続く。

『OTAKU展』続報

2005-01-15 | 建築
先日の記事に書いた、ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展・日本館の「おたく:人格=空間=都市」展について、東京都写真美術館のメルマガで告知があった!

以下、抜粋して引用。
緊急決定!あの「おたく展」がやってくる!
「グローバルメディア2005/おたく:空間=人格=都市」展
(予告・地下1階映像展示室)
■日時:2月5日(土)~3月13日(日)
■展覧会詳細:近日ホームページにて緊急発表します
ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展についての覚え書き
  • ヴェネチア・ビエンナーレは、アート・建築・映画・ダンス・音楽・演劇の各分野で開催
  • 建築のビエンナーレは、アートのビエンナーレ(前回は2003年)と交互に開催
  • 第9回建築展(2004年)のテーマは、「METAMORPH(変容)」
  • 日本人では、妹島和世+西澤立衛/SANAA及び遠藤修平の2組が金獅子賞を受賞
  • 国別のパビリオンでは、ベルギー館が金獅子賞を受賞
  • 日本館のテーマは、「おたく」という「人格」による秋葉原の街の「変容」
(参考:美術手帖2004年11月号)

→続報はこちら

古郡弘展

2005-01-12 | アート感想@関東
外出ついでに、京橋のINAXギャラリーへ。

古郡弘展 ―森の鎮魂―

私が初めて観た古郡弘の作品は、越後妻有アートトリエンナーレ2003の《盆景-II》(写真)。広大な棚田の上段に、土と藁の巨大な構造物がドドーンと出現し、あまりの存在感に呆然と立ち尽くし、心が大いに揺さぶられたのが記憶に新しい。

エレベータを9階で降りると、裁断された新聞紙と藁で飾られた壁がロビーに出現!期待は最高潮に達し、いざ展示室へ!

展示室の中は、清々しく、神々しい空間であった。まるで山奥で偶然神社に迷い込んだときのような感覚。(作品の描写はひねずしさんのブログ参照。)

ただ、天井が2.5m程度とちょっと低いのが残念。もっと高ければなあ。

置いてあった資料によると、金津創作の森でも、全長196m(!)の土壁で池を囲んだ《あり!あか!おう!》を発表していたとのこと。これは観てみたかった!残念!

1月27日まで、日曜・祝日休廊。

デュシャン展@横浜

2005-01-09 | アート感想@関東
今年の展覧会始めは横浜美術館(写真)。
久々に行ったら、みなとみらい線の出口からまっすぐ行けるようになってた。

マルセル・デュシャンと20世紀美術 -芸術が裸になった、その後で-

この展覧会は大阪でも観たけど、良かったので再訪。事前にmifoさんの「カジカジアート」で割引情報を得ていたため、団体割引料金の1000円で入場できた。mifoさんに感謝!

連休中の午後だったけど、大阪展よりも断然空いていた。大阪ではあちこちに「便器のポスター」が貼られていたから、認知度が全然違うのかも。

会場に入ると、代表作《泉》(噴水)がお出迎え。しかも、シェリー・レヴィーンの金ピカの便器《泉(ブッダ)(デュシャンによる)》と並んでいて壮観!

横浜展では大阪展と違い、「デュシャン作品」と「デュシャンから影響を受けた作品」を混在させた構成になっている。純粋にデュシャン作品だけを観たい方には邪魔かもしれないけど、「デュシャンから影響を受けた作品」の方に興味のある私には分かりやすかった!

今回の構成では、久保田成子の《デュシャンピアナ》シリーズが特に活き活きとしていた。引用元の作品と比較しながら観るのは格別面白い!また、ハンス・ハーケの折れたシャベル《折れたR.M.…》の後ろの看板も、デュシャンの別作品の引用だったりと新たな発見もあり、大阪展とはまた違った楽しみ方ができた。

今回の展示は、観客が似た作品を評価するというチェックシート・プログラムも行われていたけど、作品ペアが16組に限定されているのがちょっと物足りなかった。もちろん、16組以外のオリジナルのペアを記入してもいいんだけど、枠をはめられているような感じ。しかも、お気に入り(笑)の吉村益信《大ガラス》も既定のペアに入ってなかったし……。でも、観客が主体的に作品に接することができるこのような試みは、是非続けて欲しいと思う。あと、出口付近にあったサポートシートの解説が充実していた。これだけでも一読の価値あり!

最後に、大阪展で買いそびれた図録(2500円)とデュシャンシール(500円)を買って帰宅。このシールは、《泉》のリチャード・マットのサインをシールにしたもので、身近なものを簡単にレディ・メイド作品にできる優れもの!

3月21日まで、木曜休館。

山口晃情報

2005-01-09 | アート情報その他
神楽坂のタカハシコレクションからDMが来た。
次の展覧会は、先日ミヅマで観た山口晃!
以下転載。
おさらい 山口晃
1月22日(土)~3月26日(土)
Open 金曜日&土曜日
11:00~19:00
*他日ご予約ください。
なんと、金曜日も開廊に!これは有難い!
ちなみに、場所はミナト第3ビルの3F(地図は同じビルの山本現代のページ参照)。

行ってきた!(2/4)

新年好!

2005-01-01 | Weblog
明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。




行きたいところリスト2005

新年ということで、遠征して行ってみたいところを羅列してみる。
東武ワールドスクウェア
栃木・鬼怒川。どこかで「古今東西の有名建築を同じスケールで比較できる」とかいう文章を読んだ。
セゾン美術館
長野・中軽井沢。まだ行ったことがない。冬季休館中。
松本市美術館
長野。草間彌生の巡回展のトリ行きたい。
愛・地球博
愛知・長久手&瀬戸。私の実家からは遠くない。でも、日比野克彦のモニュメントと若手作家たちのアートプログラムが観られればいいや。あとリニモに乗ってみたい。
佐久島
愛知。三河湾最後の聖地(要するに、かなりの田舎)。実は幼少の頃、毎年墓参に行っていた。気が付いたらアートの島に?
養老天命反転地
岐阜・養老。ここもまだ行ったことがない。
立山博物館
富山。「まんだら遊苑」について、「造形美術ともとれる表現」と横尾忠則がWebで書いていた。
金沢21世紀美術館
石川・金沢。昨年末に行ったばかりだけど、開館記念展が展示替えするので行きたい。
岡之山美術館
兵庫・西脇。「眼のある電車」で行きたいなあ……と思ったけど、最寄り駅は範囲外?
奈義町現代美術館
岡山・奈義。ここもまだ行ったことがない。
大塚国際美術館
徳島・鳴門。物凄い量の古今東西の有名絵画があるらしい。ただし全て陶板による複製。
直島
香川。ただし、船は岡山・宇野からの方が多い。一回だけ行ったけど、地中美術館オープン後はまだ。
讃岐醤油画資料館
香川・坂出。森美術館の小沢剛展で観たけど、現地にも行ってみたい。
霧島アートの森
鹿児島。ここもまだ行ったことがない。
今年中に半分行ければ御の字か?
なお、海外については研究中。

写真は、1年ほど前に撮った富士山。