現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

食と現代美術、ほか

2005-02-28 | アート感想@関東
横浜で仕事を終え、そのまま馬車道のBankARTへ。

食と現代美術 part1

まさしく、私のブログのためにあるような展覧会!でも、ここで言う「食」は日常のもののようで、私の興味(食べ歩き)とはちょっと違うかも。

まず、馬車道駅直結のBankART 1929 Yokohama(旧第一銀行)の展示を観る。

1階は、藤浩志の個展状態。《polyplanet collection》と題されたこのインスタレーションは、使用済みのポリ袋や食品トレイなどが、ヤセ犬やネコの像の周りを囲んでいる。しかも、種類別にグラム当たりの値段がつけられていて、実際に素材として買った美術作家もいたらしい。天井を見上げると、シャンデリアの装飾がなんとペットボトル!ゴミもこれだけ集めて分類すると、何か価値のあるものに見えてくるような……。

地下1階は、食を描いた絵画(複製)と資料の展示。

続いて、5分ほど歩いたところにあるBankART Studio NYK(旧日本郵船倉庫)へ移動。

屋外には、アトリエ・ワンの作品が2点。六本木ヒルズの庭でも体験した《コタツ・パヴィリオン》は、かまくらのように人が中に入れるコタツ。冷え切った体が温まる♪越後妻有でも観た《ホワイト・リムジン屋台》(写真)は、白くて長~い屋台。対岸の夜景と一緒に観るとキレイ。

建物の2階では様々な作家の作品が展示してあったが、特に印象的だったのがGomaの《Dress UP Sweets!》。これは、チョコレートケーキなどのお菓子を無造作に積み上げて作った山で、見た目はお世辞にも良いといえず、むしろ悪趣味なくらい。チョコレートの強烈な匂いを嗅ぎながら、小さい頃に食べ物で遊んでて親に叱られたことを思い出した。

また、みかんぐみの《ハンガートンネル》も興味深かった。これは、BankART Studio NYKのアプローチをハンガーで作ったトンネルで飾ろうというプロジェクト。ハンガーを3つ組み合わせて三角錐のユニットを作り、そのユニットをトラス状に組み合わせてトンネルを作る。今回は試作品のごく一部の展示だったけど、完成が楽しみ。

BankART Studio NYKでは、他にも二つの展覧会が開催中。

Evolution Cafe

LEDやコンピュータを使った洗練された作品が多かった。なかでもクワクボリョウタの《loopScape》と《Vomoder》が良かった。前者は、LEDによる円環状のディスプレイを用いた対戦型シューティングゲーム。ディスプレイの周りをぐるぐる回りながら撃ち合うのは、単純だけど面白かった。後者は、いわばローテクテレビ電話。相手の声に合わせて動くドットのキャラクターは、なんともレトロ。今回は一人で見に行ったけど、スタッフの方がお相手をしてくれた。感謝!

あと、鈴木太朗の《青の軌跡》も幻想的でキレイな作品だった。ふわっと広がる光のパターンに目が釘付け。

Reading Room

「よむ」ことをテーマにしたこの展覧会は、他の二つの展覧会とは対照的に、落ち着いた作品が多かった。

しかし、東野哲史は異色。コンピュータの文字化けを手書きで延々と書き続けたり、「ほくろ毛」の絵を大量に描いたりと、バカバカしいことをひたすら繰り返していた。でも量がハンパじゃないのがスゴいし、「ほくろ毛」の絵が壁一面に貼られているのは圧巻だった。

いずれの展覧会も会期は3月15日まで。

横尾忠則展@熊本市現代美術館

2005-02-27 | アート感想@遠征
福岡の次は熊本へ。熊本も朝は氷点下で寒かった。

路面電車にゴトゴト揺られ、上通の熊本市現代美術館(写真)へ。

展覧会の受付前の柱には、宮島達男の《Opposite Vertical on Pillar》があり、しばらく目が釘付けになる。これは恒久設置作品らしい。

横尾忠則―熊本・ブエノスアイレス化計画

「なんでブエノスアイレス?」と思った方は、こちらをどうぞ。なんとも横尾忠則らしいエピソード。

会場に入ると、正面のスクリーンにタンゴを踊る映像が映し出され、BGMももちろんタンゴ。そう、ここはブエノスアイレスなのだ(笑)。そして左右には《地球の果てまでつれてって》など、タンゴを描いた絵が並ぶ。この世とあの世の境目のような極限の状況なのに、なぜかタンゴ。ミスマッチなんてものを超越し、神秘的なものにさえ見えてくる。

今回のお目当ては、横尾忠則本人による公開制作。本人を拝見するのは初めてだったけど、とにかく若く見える。20歳くらいサバを読んでも大丈夫かも。少なくとも、私の会社の50代よりは若い!

熊本では、地元にゆかりのある芸能人を描いているそうで、この日は八代亜紀。顔が描き終わりあとは背景だけという状況で、公開製作開始。本人がYOKOO'S VISIONに書いているように、すごい集中力で描き始め、張り詰めた雰囲気が会場に漂う。思い切りの良いタッチで筆が進み、30分ほどでほぼ完成。

そのあと、リラックスした雰囲気で質問タイム。宇宙人との交信状況について質問が出たけど、さすがに「ここでは誤解されるので、別の機会にお願いします。」と回答したのには苦笑。横尾忠則の作品を観ていると、宇宙人と交信してても不思議じゃないと思うんだけどなあ。

そのほかにも、滝を描くようになったきっかけや、タカラヅカの話(質問者もヅカファン!)や、枝にびっしりと止まるスズメに癒しを感じたことや、その枝を切られて行政に苦情を言った話など、面白い話が盛りだくさんだった。

絵画の部屋を抜けると、大量の滝絵ハガキによるインスタレーション。本当の滝みたいで圧巻。本人の話によると、これは滝供養とのこと。絵ハガキが黒枠で囲ってあるのはそのため。

最後は、Y字路や銭湯のシリーズなどの新作絵画が中心。銭湯のシリーズが展示してあるところには暖簾がかかっていて、銭湯気分が味わえる。暖簾から出ると、目の前にはY字路の絵があるのも心憎い演出。あと、スイカが描いてある絵の前に本物のスイカが置いてあったり、制作中の絵の中央にセロハンテープで貼り紙がしてあるなど、遊び心満載の展示が楽しかった!

4月17日まで、火曜休館。

この美術館のライブラリーも良かった。書棚はマリーナ・アブラモヴィッチの《Library for Human Use》だし、天井にはジェームズ・タレルの《Milk Run Sky》があって美しい光を放っている。別の場所には、草間彌生の巨大万華鏡《INFINITY MIRRERD ROOM 早春の雨》があり、これも恒久設置作品。これだけ揃っているとは、熊本市民が羨ましい!

アニメイト。展@福岡アジア美術館

2005-02-26 | アート感想@遠征
地下鉄で中洲川端駅に移動し、福岡アジア美術館へ。この美術館は、地下鉄の駅と直結していて便利。

受付の前には、西山美なコの《ようこそあなたのシンデレラ・キッチュ》シリーズ(写真)が並んでいた。この作品の彩度は相当高いので、顔を入れて写真を撮るとショボい写りになってしまうらしい。勇気のある方は、顔を入れて撮影してほしい。

受付でチケットを買い、アジアギャラリーへ。なお、以下の展覧会のチケットは共通。

タン・チンクァン(陳振權) 青い夜

中国系マレーシア人の個展。版画作品と立体作品が中心だが、やはり立体《青い夜》のシリーズが観モノ。チェス盤のような床の上に、針金で縛られた人間が駒のように林立する姿には戦慄すら覚えた。

続いて、美術館の所蔵作品展。ファン・リジュンの《シリーズNo.3》や、ルオ三兄弟の《我、北京天安門を愛す》などが印象に残った。私は、中国の現代アートとも相性が良いのかも。

Animate。~日韓現代アートに見るアニメ的なもの~

マンガやアニメとともに育ってきた日韓の現代美術作家たちによる展覧会。作品をガラスケースで展示しているのが、古美術の展覧会みたいで妙。

なかでも強烈だったのは、やはり会田誠。《Body painting with Koe in Stockholm》は、有名コスプレイヤーの声(←彼女の名前)に、アニメのキャラクターをボディペインティングしたときの写真。外国の公園に全裸で立っているんだけど、不思議といやらしさは感じない。アニメ的な表現は、肉体的な性を消失させるのだろうか?あと、《みんなといっしょ》シリーズも良かった。バカバカしいモチーフが、テキトーなタッチで描いてあるんだけど、模造紙いっぱいの大きさに脱力。

韓国の作家では、チェ・ホチュルが印象に残った。《乙支路環状線》など、とにかく描き込みが凄い。イ・ドンギの《アトマウス》シリーズも、鉄腕アトムとミッキーマウスを融合したキャラクターに親近感を感じた。

3月29日まで、水曜日休館。また、3月5日にはドキュメンタリー「≒会田誠~無気力大陸~」の上映会もあり。九州の会田誠ファンは必見!



展覧会を観たあと、天神の丸善で『季刊プリンツ21』の会田誠特集号(2004秋)を発見!買いそびれてしまい、東京ではバックナンバーが見つからず諦めてかけていたけど、福岡で見つかってラッキー!さっそく、(こちらも今更ながら)森村泰昌特集号(2005春)と併せて購入。

博多料亭 稚加榮@福岡・赤坂

2005-02-26 | 食べ歩き
地下鉄で赤坂に移動してランチ。(この行だけ読むと東京みたいだけど、ここは福岡。)

博多料亭 稚加榮(ちかえ)

この店は福岡でも屈指の規模らしく、赤坂だけでも本舗・料亭・新館と、建物が3つもある。ランチは料亭にて提供。広い店内の中央には大きな生簀があり、その周りをカウンターが囲み、さらにその周りを掘りごたつ式のテーブル席が囲んでいる。まさに壮観。これだけでも見る価値あるかも。

ランチのメニューは、和定食と蕎麦定食の2種類。メニューを少なくして、料金を抑えているという印象。この日は和定食を選択。お値段は1260円なり。

しばらく生簀を眺めていると、和定食(写真)が運ばれてきた。すごいボリュームに一瞬たじろぐ。本当に採算が取れているのだろうか?食べてみると、やっぱり刺身が素晴らしい。あと、かにの味噌汁も旨味が出てて美味しかった。他のおかずも水準以上。結局、しっかり完食してしまった。

藤浩志展@福岡市美術館

2005-02-26 | アート感想@遠征
今回の遠征の初日は福岡。九州に着いたらヤケに寒く、しかも雪!これでは九州って感じがしないなあ。

雪と寒さに耐えながら、大濠公園の一角にある福岡市美術館へ。

入口前では草間彌生の《南瓜(かぼちゃ)》がお出迎え。他にも李禹煥などの立体・彫刻作品があったが、やはりクサマのインパクトは強い。あと、館内のロビーや廊下にも、ジョージ・シーガル《次の出発》や、アニッシュ・カプーア《虚ろなる母》など、私好みの作品があって嬉しかった。

違和感を飛び越える術!―藤浩志展

藤浩志といえば、越後妻有や金沢21世紀美術館などでの「かえっこショップ」が記憶に新しい。展示室の前には、《表現以前のもやもや》としてガラクタの山!これも藤浩志らしい作品(?)。

展示室に入って最初に目に入るのが《P.N.G.》。これは、立体作品《戦闘機をひくヤセ犬》に加え、当時のノートを撮った写真で構成されたインスタレーション。パプアニューギニアでの経験が、彼の制作の原動力となっているらしいけど、なんとなくその雰囲気が伝わってくる感じ。

そして、今回の展示の目玉、《違和感を飛び越える術》。薄暗い会場内には、50近くの飛行機状のツール(Cross?)が並んでいて圧巻。この飛行機状のツールをよく見ると、古いおもちゃや機械部品などで作ってあって、なんだか懐かしいモノも。でも、その形は十字架にも見え、大量生産品の末路を見るようでなんだか複雑な感覚。これが違和感?

あと、《違和感を飛び越える術》の前にはマイクが置いてあって、キーワードをしゃべると映像作品が上映される仕掛けになっていた。鴨川のこいのぼり作品や、ワークショップの映像が特に面白い!

そのほか、中庭などにも《お米のカエル墓石となる》や《ヤセ犬の散歩》があり、こちらも必見!

4月3日まで、月曜休館。ただし、3月21日開館、3月22日休館。

100件目!

2005-02-25 | Weblog
ついに100件目の記事!
ここまで続くなんて、正直言って思ってなかった。

今週末も遠征の予定。
行き先はブエノスアイレス……なんてウソ。

→無事帰宅。記事は追って投稿する予定。(2/27追記)

金沢21世紀美術館再訪

2005-02-20 | アート感想@遠征
昨年末に行った金沢21世紀美術館に、また行ってきた。

最初に、有料ゾーン受付前の「運行表」を確認。予約制の作品はないみたい。

チケットを購入し、有料ゾーンへ。

金沢21世紀美術館 開館記念展覧会『21世紀の出会い―共鳴、ここ・から』[後期]

後期の展示で、特に印象に残ったのは次の3点。

ヨーン・ボックの《ゲスト》は、丸々太ったペットのウサギの映像作品。部屋の中で奔放にイタズラしまくるウサギがとにかく可愛らしい。生活用品や木材で作られた安っぽい罠がウサギの前に立ちはだかるけど、ウサギはそれらの罠を運良く(?)回避していく。ちょっとおかしくて爽快な作品だった。

モナ・ハトゥムの《地図》は、銀色の玉を床に並べた世界地図。28人のボランティアが6日間かけて制作した11m×20mの地図は圧巻。よく玉が転がらないなあと思ったら、海岸線の部分は両面テープでとめてあるらしい。なーんだ。でもすごい。

ヤノベケンジの《ビバ・リバ・プロジェクト―スタンダ―》は、金属製の子供の人形。放射線を20回検知すると立ち上がるんだけど、じわりじわりと立ち上がるの見ていると、思わず「立て!立つんだ!×××!」と叫びたくなる。単純な動きなんだけど、不思議な魅力のある作品。

会期は3月21日まで。

続いて、無料ゾーン。

金沢21世紀美術館開館記念企画 荒木経惟「石川ノ顔」展

アラーキーによる、地元の人700人のポートレイト。普通の人たちなんだけど、どの人も表情が豊かで役者みたい。さすが!

でも当日が最終日。せっかくの企画なのに、会期が短いのはもったいないかも。

須田悦弘の《雑草》は、CHINATSUさんのコメントのおかげで見つけることができた!どうもありがとう!

庭に出てみると、茶室(写真)の内覧会をやっていたので、さっそく見学。これは、前田家ゆかりの茶室を移築したもので、3つの建物と庭園がコンパクトにまとまっていていた。しかし、須田悦弘の《茶室》は、3月上旬の正式オープン以降でないと観られないとのこと。残念。

あと、LCM(フェルナンド・ロメロ)の《ラッピング》も、春先の完成予定。これも残念。

山さん寿司本店@金沢・近江町

2005-02-20 | 食べ歩き
昨年末に行ったばかりの金沢へ行ってきた。

日曜日なので、市場のお店はほとんど閉まっていたけど、数少ない営業中のお店は観光客で繁盛していた。有名な回転寿司店(ここもかなり美味しいらしい)の行列を尻目に、前回気になっていたすし屋へ。

山さん寿司本店

店の前にこそ行列はできていなかったが、店の中はほぼ満席。でも、運良くカウンターに空席がありそこに案内される。注文はもちろん海鮮丼(2625円)。

海鮮丼が運ばれてきて、あまりの凄さ(写真)に思わず「すごい!」と声を上げてしまった。こんなの見るの初めて!店の前のディスプレイは、決して大げさではなかった。金沢名物の金箔がちりばめてあるのにもびっくり!

どこから食べればいいのかしばらく迷った末、意を決して手前のネタから刺身のように食べ始める。脂が乗ってて美味しい!身もプリプリしていて新鮮!これだけのネタは、冬の北陸ならではかも。ああシアワセ……。

ずんだ餅ぷち

2005-02-19 | 食べ歩き
仙台の郷土料理で甘味といえば「ずんだ餅」。これは、枝豆を半づきにして作った餡を、お餅に絡めたもの。

JR仙台駅1階のずんだ茶寮で食べようと思ったら満席だったので、テイクアウト用の「ずんだ餅ぷち」を買い、新幹線車内にておやつ。

鮮やかな緑色の「ずんだ」は、自然な甘さと、つぶつぶの食感が美味。これが柔らかいお餅に絡まって絶品だった。

景観@せんだいメディアテーク

2005-02-19 | アート感想@遠征
続いて、せんだいメディアテークへ。

伊東豊雄の設計によるこの建物(写真)は、チューブ状の柱が吹き抜けになっているなど、見た目からしてユニークなもの。中には図書館もあって、多くの市民に利用されているみたい。

景観 もとの島

宮城県牡鹿半島沖の金華山をモチーフとした、3名の美術作家(中原浩大、高嶺格、関口敦仁)による展覧会。ここでいう「景観」とは、見た目の景色ではなく、群集生態学における生態系の集合体という意味らしい。難しい……。

中原浩大は、《ツバメ》が印象に残った。これは、京都・宇治川や奈良・平城京跡にて、ツバメの大群を撮った写真作品。夕暮れのバックが美しかった。

高嶺格のインスタレーション Noism04“Black ice”より《Black Garden》は圧巻!4方をほぼ囲まれた部屋の中には、シマウマ模様の布(?)で装飾された合板製の立体がゴロゴロ。また、天井近くで、“welcome”の文字の形のネオン管が、赤ん坊の笑い声に合わせて点灯していた。最近生まれた子供への祝福かも。あと、合板の立体の裏側には、六本木クロッシングで観た動物の頭蓋骨のようなものが隠れていたけど、これも意味があるのかなあ?とにかく謎が多い作品だった。

同じく高嶺の《2004年9月24日》は、高嶺の奥さん(推定)の出産直前(推定)の表情をアップで撮ったビデオ作品。しばらく観てたけど、長くなりそうだったので途中で観続けるのを断念。「決定的瞬間」は来るのかなあ?

関口敦仁は、鉄道模型(Nゲージ)を使った《Circle Model》、《Crossing Model》、《Cosmic Model》が面白かった。電車に乗せたカメラの映像は迫力があった。

全体的に玄人向けの展覧会だったと思う。東京から観に行った甲斐があったかどうかは微妙……。(汗)

2月28日まで。2月24日休館。
2月20日には、関口敦仁ワークショップ「鉄道も系」開催。

かき徳@仙台・一番町

2005-02-19 | 食べ歩き
仙台に行ってきた!

最初に腹ごしらえのため、一番町のかき徳へ。
店内は明るく、カウンター席もあり。

お食事のメニューから、かき徳定食を注文。しばらくして、3点盛り・カキしぐれ煮・カキ豆腐(写真)が運ばれてきた。

3点盛りやカキしぐれ煮も美味しかったけど、なかでもカキ豆腐は絶品!舌の上でカキ豆腐がとろけ、カキの旨みが口の中に広がるのは、まさに至福!さらに、酸味の利いたタレがカキの味をさらに引き締めていた。

カキ豆腐に感動していると、カキフライ(5個)・ごはん・味噌汁・香の物が運ばれてきた。カキフライもなかなかのもの。さすがは専門店。

次回は、土手鍋を食べてみたいなあ。

山本屋総本家 神田和泉店

2005-02-16 | 食べ歩き
無性に名古屋の味が恋しくなり、最近東京に進出した山本屋総本家の神田和泉店に行ってきた。

秋葉原駅から昭和通りを少し歩き、路地に入ってしばらく歩くと……、なんと店の前には行列が!!こんなに分かりにくいところにある店なのに、この行列は異様かも。でも、せっかく来たので、冷たい雨のなか待つことに。

今日は、親子味噌煮込みうどん(写真)を注文。アツアツで運ばれてきて、ふたを開けると湯気がもうもう。さっそく、名古屋の作法にのっとり、ふたを取り皿にして食べる。赤味噌とコシのあるうどんのハーモニーが何とも言えない。ネギや油揚げは味がしみていて、牛蒡の歯ごたえも良いアクセント。身も心も温まる食事だった。

ただ、この麺は味噌煮込み専用の特殊なうどんで、知らない人は生煮えと勘違いするので注意。それと、打ち粉にそば粉を使っているので、そばアレルギーの方は避けたほうが無難。

日比野克彦展@西麻布

2005-02-16 | アート感想@関東
六本木でちょっと時間が余ったので、西麻布のギャラリー ル・ベインへ。

KATSUHIKO HIBINO PRESENTS ― BEYOND THE PURPLE

ル・ベインの吹き抜けに足を踏み入れると、日比野克彦の《BEYOND THE PURPLE》が天に向かって伸びていた。この作品は、鉄に美濃和紙を張った階段で、中にはあかりが仕込んである。夜のほうがキレイかも。ただ、北九州での展示とは違い、階段が二つに分かれ、高さが半分になっていたのが残念。でも、オシャレな吹き抜けと作品がマッチしてて、良い感じの空間になっていた。

ギャラリー内では、和紙、陶器、磁器やガラスを素材にした日比野克彦の作品を展示。ヒビノらしい色彩と遊び心が楽しい♪

2月25日まで、2月21日休廊。

始動

2005-02-14 | Weblog
昨日、私が参加しているアマチュアオーケストラの演奏会が無事終了。
曲には苦労したけど、終わってみれば楽しい思い出。

演奏会前だったので(これでも)遠征は控えていたけど、今週末からあちこちへ遠征するつもり。
乞御期待!!

草間彌生展@渋谷

2005-02-09 | アート感想@関東
仕事帰りに渋谷のBunkamuraギャラリーへ。

『草間彌生 全版画集 All prints of KUSAMA YAYOI 1979-2004』刊行記念 草間彌生展

版画の展覧会と勘違いして行ってみたら、アクリル画が中心だった。しかも、立体作品を含めて約60点とかなり観応えがあって、トクした気分。作品には値段も付いていたけど、知名度の割にはお買い得かも。

今回のお目当ては版画集。ソフトカバーの普及版(4,750円)と、版画付きでハードカバーの特装本(36,750円)があって、散々迷った末に「特装本」を購入!本なんだけど、作品でもあるので「購入申込書」を記入。なんだか嬉しい。

この版画《Pumpkin》は、サイズが小ぶり(A4変型)で、額まで水玉と可愛らしい作品。さっそく自宅に飾ってみた!(写真)