できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

そのメロディにのせた想いは?

2008-10-21 01:37:36 | music
最近話題の、JPOPのお決まりコード進行はこれだ!One!Two!Three!の話。

JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた、という話

同様のことはマーティ・フリードマンも以下の記事で言及していました。

【今週は毎日更新!!】「桜ソング」は、季節に敏感で切ないコード進行好きな日本人ならではの発明

なぜに今の時期話題になったのかっていうと、やっぱ動画で見せられたから、かなと思います。とくに、音楽やってない人への説得力が段違い。一方で、そんなコード進行よくある基本的なパターンじゃん、とか、昔っからあるよね、とか、そういう話もチラホラ。確かに、ある意味、カノン進行みたいな面もあるでしょうね。いやでも動画にしたのはすごいと思います。


この話、コード進行の話からさらに一歩踏み込んで、メロディ作成にいってみようと思います。ってただの手癖紹介なんですが。その前に断っておきましょう。僕は音楽理論をきちんと勉強したことはありません。適当すぎる部分がけっこうあると思います。

はい。

今回話題になったコード進行は、サビがCで始まるとすれば、こんなんです。

CM7 → D → Bm7 → Em

♪さーくら、ひらーひらー まいーおりーて おーちて なんて口ずさめます。で、僕の手癖は、まあほぼ同じなんですが、

CM7 → D6 → GM7 → Em (GM7のところはGad9なんかにしても可)

です。これだけじゃあまり質の悪い癖ってわけではないのですが、メロディラインの載せ方がもうワンパターンになってしまってます。
まずサビの出だし、コードがCM7のときに、Cに対してのM7(長7度)をメインに持ってきます。コードがCM7になった拍の頭からBの音で入る。そこからテキトーにD6のところは流して、GM7のときには、Gにたいして、9度(2度)をメインに絡めるように、やはりコードが変わった拍の頭からAの音で入るように持ってきます。

これで、わりと簡単に、短調でもなく長調でもないせつなげメロディラインがお手軽に作れてしまいます。


なーんて3分クッキングみたいなことを披露したいのではありません。

僕は音楽作るのって、世界(小さな世界でも大きな世界でも内なる世界でも外の世界でも)から何かを感じ取って、それを「音楽」というカタチにしていく、と考えてるのですが(あくまで創作意欲がわくようなときのことね)、そういう創作活動の結果としてたまたまこのコード進行とメロディラインの取り方になったなら、それはいいと思うんです。でも、この手癖から逃れられない呪縛にハマると、自分の感性を大切にした結果ここに落ち着いたのか、手癖にハマった(当てはめた)だけなのか、判断つかなくなってきてしまいます。もっと引き出しを多く持って、そのうえしっかり悩めばいいんですけれど。

今回のはあくまで僕の「クセ」としての紹介ですけれど、こういうセオリーを数パターン持ってれば、編曲変えれば、歌い手変えれば、ということができる場合に、どうなるでしょうね。作り手側の姿勢って、いろいろありますね。たぶん。毎度同じような曲になるのはけしからん、ってわけではなく、それがその人が信じる自分の感性のアウトプットなら全然ありだと思います。

聞き手は聞き手だけの感性で曲を評価することができます。作り手がどんな想いを込めても込めなくても、聞く人が思うところあるなら、感じ入るところがあるなら、音楽ってのはそれでいいのかもしれません。

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