茫庵

万書きつらね

2014年03月07日 - 「日本語の詩は縦書き」の無意味

2014年04月07日 01時35分09秒 | 詩学、詩論

ネットではさほど珍しくないのですが
日本語の横書きの詩を随分と見かけるようになりました。

一方、紙の詩集はというと
相も変わらず縦書が主流の様です。

縦書主義者の中にはごたくを並べて
縦書の正当性を主張する人がいますが

そんなに日本語の原点に帰りたいなら
そもそも日本語には文字がないのですから

漢字もかなも捨てて縦書も横書きもない
世界に入るべきです。

言語は生きていて時代とともに変わっていくもの。
漢字の輸入も仮名を発明もその現れです。

縦書主義者の主張は、自分に都合の良い事しか
認めず、言語を縛り付けておこうとするものです。

こういう態度は乱暴極まりないといえます。
こういう輩が言語の発展の妨げになるのです。

言語を虐待しているといえます。
野蛮極まりない、の一言に尽きます。

かく言う自分は横書き主義者かって?
いいえ。

私は詩の本質は音にあると思っていて
詩文を音とリズムを通して味わいます。

なので、文字を縦に書こうが横に書こうが
味わい方に変わりはありません。



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