茫庵

万書きつらね

2013年05月05日 - GW浪費に終わったWindows8タブレット

2013年05月05日 16時50分04秒 | 雑記、雑感

 その後、更に色々試みましたが結局これといった成果はなく、タブレットとしては半人前、PCとしても中途半端、という状態から脱却する事は出来ませんでした。微軟社がタッチパネル対応のタブレットという商品コンセプトを理解せずにAndroidの真似だけしようとして作ったせいで、結局Androidには追いつかず、しかも、従来持っていたWindowsのUIをも中途半端に切り捨てたため、これまでのユーザーにとっても使い難いしろものになった、という致命的欠陥のりカバーは、時間をかけるほど、並大抵の努力では不可能である、という革新が深まるばかりという無限ループに陥りました。

 とはいえ、現在使用中のノートPCは老朽化しており、近々修理も不能になってしまう事は間違いないので今後はこの役立たず無能Windows8タブレットを作業の中心に置いてやっていくしかありません。結局何がそんなにダメダメなのかをまとめておくと、以下のようになります。

Windows8が出来損ないな理由

1.UIが不出来
 Windowsの各種クリックと、マウスジェスチャーを完全にリプレースしていないので、中途半端にキーボードやマウスが必要な部分が残っており、完全にパネルだけで使い切る事が出来ません。微軟社開発陣の無恥無能ぶりが伺えます。もっと勉強してから市場に出すべきでした。どうリプレースしてないかというと:

 1.スクロールしようとすると選択モードになってしまう画面がある
 2.だが、全部ではなく、挙動に統一性がない。
 3.イベントへの反応が鈍い。画面にタッチしても期待の動作をしない。
 4.このためオーバーアクションになり、後続のアクションに反応して以下のような誤動作を起こす。
  ・予期しないアプリを起動する。
  ・動かしたいアプリに別な事をさせてしまう。
  ・フリーズする。
 Androidではこのような事は滅多に起きません。UIを単純化し、常にシングルウィンドウをフル画面で表示しているせいもありますが、画面スクロールとテキスト選択の操作の使い分けひとつとっても、Windows8のような混乱は見受けられません。しかも、普段のタッチパネルの使用に加えてマウスを接続した時でもこの点は変わりません。

 Androidのタブレット端末は、単体でもキーボードやマウスを接続した状態でも無理なく使用出来るのに対し、Windows8タブレット端末は、単体での運用はほぼ不可能で、キーボードやマウスを接続した状態で、操作目的に依って使い分けていかないと運用出来ない、と言えます。つまりはWindows8のUIはそれだけ完成度が低い、という事です。タブレット端末を使うのに、マウスとキーボード接続が必須、なんて馬鹿げてます。

2.無駄に重く、ユーザー様に無断でこそこそ動く
 派手な見た目に相まって、裏でこそこそ何かやっているせいか、何かやったときの反応がとにかく鈍く、しかも、考え中なのか無視されたのかも分からないようにしています。Vistaでは砂時計が出る場面でも一切出ません。このためついついアイコンを何度もタップしてしまい、不要な画面をぼこぼこ開いてしまう、という事が頻発します。微軟社のアプリが「応答なし」になる確率が非情に高いです。筆者の環境では数分に以上の頻度です。

3.ストアは最悪。通信を使うサービスがほぼ全て実用に耐えない
 ストアは滅多に繋がりません。Google Playストアと比べると100倍以上も繋がらないと思います。繋がった後も重くて再接続を促す画面に行ってしまうし、ひとつアプリをダウンロードするのに10回以上は繋ぎ直す事もザラです。このほかのサービスも、とにかく重い。ネットワークのせいなのか、アプリのせいなのかは調べてませんが、こんなもので人から金を取ろうなど、あの会社には良識というものがかけらもない事を明白に示している事実である、と言わざるを得ません。以前から分かっている事ではありますが。。
 UI系が馬鹿、という事は、ユーザーが直接接するところが全くユーザーの意図通りに機能しない、という事であり、これは、要するにこのタブレットPCは何の役にもたちませんよ、という事を意味します。例えていえば、皆さんは、ブレーキやペダルやハンドルが動かない自動車、どうやって運転しますか? いくら良いエンジンを積んで、良いタイヤを履いてみても、これでは手の出し様がありません。
 我が家では、ストアはもちろんですが、電子ブックやニュース、さらには微軟社が提供するクラウドサービスも、どうせ役に立たないので全部切ってしまいました。Android端末で既に実績のあるサービスを、Windows8版のアプリを使用して引き続き利用する方が余程便利でもあり、スムーズに使えます。繋がらないんじゃどう仕様もないですよね。


 書き始めるといくらでも出てきそうなので、とりあえず3点にしておきましょう。微軟社はユーザーの声などに興味はなく改善という言葉も認識していない会社なので、今後に期待はしていません。ユーザーは今後も多大な努力を払って自力救済を続けていくしかありません。

 結論が確定したところで、今後の我が家での運用については、最低限のユースケースを決めて、各ユースケースについての操作手順を決めて、それ以外の使い方はしない、というスタンスでいく事にします。やれやれ。。。