こんにちは。サンパウロは晴天です。
相変わらず雨が降らず、サンパウロの8月の降水量はわずか0.4mm。
これは観測を開始した1943年以来最低の降水量だそうです。
さて、サンパウロに本拠を置くブラジルの人気サッカーチームである我がコリンチャンスが9月1日に設立100周年を迎えました。
前夜祭には11万人も集まり、深夜まで大騒ぎしたようです。
昔のブラジルではサッカーはエリート階級のスポーツでした。
100年前にコリンチャンスは労働者階級の中から発足し、それ以降大衆の人気を集めるようになり、今ではブラジル全土に2500万人ものファンを抱えるまでになりました。
ちなみに現職のルーラ大統領もコリンチャンスのファンです。
有名な選手も数多く輩出し、最近では元ブラジル代表のロナウドやロベルトカルロスを擁しており、昨年はブラジルカップで優勝、今年もブラジル1部リーグで首位争いをしています。
コリンチャンスのホームグラウンドはパカエンブーですが、現在イタケーラに新球技場を建設予定です。
2014年のサッカーワールドカップでは当初サンパウロFCが本拠にしているモルンビースタジアムが有力視されていましたが、色々な理由で不適合とされ、一時はサンパウロで試合が行われないのではも言われていましたが、ルーラ大統領の後押し(公私混同?)もありコリンチャンスの新球技場で開会式と試合が行われることになりそうです。
金持ちの象徴であるサンパウロFCからワールドカップ使用球技場をもぎ取ったコリンチャンスという構図はこの国の社会情勢とダブっているように感じられます。