こんにちは。サンパウロは晴天です。
今週は聖週間です。
聖週間とは復活祭(イースター、ブラジルではパスコア)の前の1週間を指し、教会では毎日ミサが行われるようです。
特に今週金曜日は聖金曜日(受難日)と呼ばれ、キリストの受難と死を記念する日です。そして3日後の日曜日に復活したということから日曜日が復活祭となるわけです。
カーニバルの日もこの復活祭の日から逆算して定められます。
聖金曜日は休日になります。
そしてカトリックでは断食の日です。
ブラジルでは一般に断食ではなく肉を食べない日という位置づけのようです。
以前の記事にカーニバルから復活祭までは肉を食べないという決まりだけれど、肉好きなブラジル人は関係なく肉を食べるというようなことを書いたと思います。
ブラジルでは肉は食べるけれど、大騒ぎをしない期間とされているようです。
そして聖金曜日は肉は食べないので替わりに魚を食べるようです。
本来の決まりに比べて少しずつゆるくなっているところがブラジルらしい(笑)。
そんなわけで、聖金曜日を前にしてスーパーマーケットには大量の干しダラ(バカリャウ)が並んでいます。
ブラジルではタラは高級魚です。
干して保存がきくようにされたタラを戻して料理に使うのです。
肉は食べないけれど、魚を食べる。食べるからには美味しいものという考えなのでしょう。かえって普段の日より贅沢するようです。
全然受難日じゃありませんね(笑)。
受難日なのはシュハスカリアです。
さすがにシュハスコは頂けませんから(笑)。