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麻生平安名の変な喫茶店 その時俺様が動いた

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「大丈夫」という言葉について考える

2011年03月28日 | 報道/社会

◆「大丈夫」の一言が特効薬=前向きな被災者に感銘―「陸の孤島」で診察・NGO医師(時事通信) - goo ニュース

解釈によっては良くも悪くも捉えられましょう。「大丈夫」という言葉は特にね。
そして、発言者によっても捉え方は変わる。例えば…国会議員の平沼赳夫氏と菅直人があることに対して「大丈夫」と言ったとする。どちらが信用かつ安心できますか?つまりはそういうことです。

(引用)
東日本震災で孤立した石巻市の雄勝半島。医師がいない状態が続いたこの地域に、国際医療支援に取り組むNGO「ジャパンハート」(東京都台東区)の医師石田健太郎さん(28)が入り、避難所で診察に当たった。「大丈夫の一言が何よりの薬」。こう振り返る石田さんは、前向きに生きようとする被災者の姿に感銘を受けたという。

雄勝半島は津波により通じる道路が崩れ、インフラも途絶した「陸の孤島」となった。ヘリコプターなどで医療物資は届いたが、人が出入りできるのは干潮時のみ。長時間診療する医師はおらず、医師が来る前に避難所で亡くなった高齢者もいたという。

石田さんが駐在した大須小学校の避難者は約600人。みな不安な表情で、診察が始まるなり100人以上が殺到した。石田さんは安心させようと、診断を告げる前にまず「大丈夫だよ」と声を掛けた。症状はさまざまだったが、その一言で、みんな生き返ったように表情が和らいだという。

声をかけ続けた結果、翌日以降は混乱も収束。石田さんは「薬よりも安心できる一言が大事なんです」と強調した。

服薬記録や検査器具が全て失われた中での診療は困難の連続。患者との会話だけで必要な薬や体調を推し量る手探りの診療で、神経はすり減った。それでも、「こんな若い医師でも必要としてくれると実感できてうれしかった」と振り返る。

避難所で過ごす中で感銘を受けたのは、悲しみに下を向かず、役割分担しながら復興について話し合う被災者の姿だった。石田さんは「支えられるだけではなく、強く前向きに生きようとする人ばかりだった」と感慨深げに話し、「これからも人のために頑張りたい」と、目を輝かせた。
 
(引用終わり)

自分は捻くれ者ですから「大丈夫」という言葉を特効薬とは思わない。この記事の現場の状況(以下下記)を見ると、必要なのは特効薬より本物の薬じゃないのかとも思わなくもない。
それは自分は「大丈夫」よりも「最善を尽くす」と言う柄だし、そう言われた方がいいと思うタイプだからなのかもしれません。

・服薬記録や検査器具が全て失われた中での診療は困難の連続
・患者との会話だけで必要な薬や体調を推し量る手探りの診療

被災者へ「大丈夫」が特効薬。人によってはそうかもしれないし、そうでもないかもしれない。大事なのは、この記事でも述べられているが「前向きに強く生きること」であろう?「何故にそれをタイトルにしないのだ」と自分は感じました。
この記事タイトルは"「大丈夫」の一言が特効薬"である。万人向けの処方箋とは思えない。ネットを見るに「特効薬」ではなく「劇薬」と感じる方もいるのだから。

さて。前向きに強く生きることについてだが、これは実に良い指摘に思います。自分もそうありたく生きている。
そんな意味では言葉は無縁ではありません。自分自身、言葉の大切さを今一度見直したく思う故、下記に自分が感銘を受けた二つの諺を残して最後の締めといたします。


一つの言葉でケンカして
一つの言葉で仲直り
一つの言葉で頭が下がり
一つの言葉で笑い合い
一つの言葉で泣かされる
一つの言葉でなごみ合い
一つの言葉できずなを作る
一つの言葉はそれぞれに
一つの心を持っている
きれいな言葉にはきれいな心
やさしい言葉にはやさしい心
一つの言葉を大切に
一つの言葉を美しく
言葉は心の鏡なり


自分を見つめなおすには、時すでに遅し
思考に気をつけなさい それはいつか言葉になるから
言葉に気をつけなさい それはいつか行動になるから
行動に気をつけなさい それはいつか習慣になるから
習慣に気をつけなさい それはいつか性格になるから
性格に気をつけなさい それはいつか運命になるから



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