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麻生平安名の変な喫茶店 その時俺様が動いた

ここは公権力の不正を放置せず、「悪いことは悪い」との批判を失わず、判断能力を常に持つことを呼びかける喫茶店(日記)です。

自分の葬送について考える

2009年09月25日 | 報道/社会

◆【直葬 ~消える弔い~】(上)消えてしまいたい(産経新聞) - goo ニュース

なんか身につままされる記事内容でした。

(引用)
「消えてなくなりたい」。鈴木三保子さん(74)=千葉県市川市=は、自分の死後についてそう考えている。

「葬式も戒名もいらない。死を知らせる親族は最小限。親しい知人らには納骨後に知らせて。家は取り壊して更地にしてほしい」

今年8月、遺言にそう書いた。7年前に母=当時(95)=を亡くしてから一人暮らし。でも旅行仲間も多いし、頼れる親戚(しんせき)もいる。孤独ではない。

「葬式をすることで、親族や他人の時間を拘束したくない。誰にも迷惑をかけないで、消えるように死にたいの」と笑う。

大畑枝美さん(75)=仮名、東京都北区=も、同様の遺言を2年前に書いた。30年前に離婚、一人で暮らしている。

「死後に若い人たちに迷惑や負担をかけるのは耐えられない。自分は十分幸せに生きてきた。最期は高温で火葬してもらい、灰になって消えてしまいたい」

(略)
「直葬」と呼ばれる葬送スタイルが10年ほどで急増している。統計はないが葬儀関係者らの間では、東京の都心部では2~3割になるという話が交わされる。

ニーズに合わせ、多くの葬儀社が「直葬プラン」を打ち出すようになったのはこの5年ほど。インターネットには、「火葬のみ」「心温まる直葬」「直葬のコツ」などの文句が並ぶ。
(略)
 雑誌「SOGI」の編集長で葬送ジャーナリストの碑文谷創(はじめ)さんは直葬増加の主な理由に、価値観の多様化、人口構造の変化などを指摘する。

とりわけ人口の高齢化は大きな影響を与えた。80歳以上で死ぬ人は5割に迫るところまできた。現役時代と比べれば、本人と社会との関係は薄い。子供(喪主)が定年を迎えていれば、葬式への参列者は極端に減る。本人も遺族も、「ならば、僧侶も呼ばずに」という選択につながる。

昨年の65歳以上の1人暮らしは414万世帯にもなった。子供がいない人や、別居などで親子関係が薄い人が増えていることも、弔いの光景を小規模で簡素なものにしていく。

碑文谷さんは、「本人や遺族が、最善の弔いとして直葬を選ぶことはありえるし、今後も増えるだろう」と肯定しつつも、「人間関係や親子関係の希薄化が、直葬を増やしている部分もある。それは死者や命の尊厳になるのだろうか」とも指摘している。

「直葬」と呼ばれる簡素な葬送スタイルが増えている。なぜ、葬式など弔いの儀式が姿を消しつつあるのか-。秋の彼岸。現代の葬送事情を考える。
(引用終わり)

自分も死んでまで子供に迷惑はかけたくないし、昨日書いた白洲次郎氏ではないけど遺言書に「葬式無用・戒名不用」って書きたいものな。
そんな意味では「直葬」を葬送スタイルを選びたくなる気持ちは自分理解できます


記事では「直葬」という葬送スタイルから人口の高齢化、葬式事情等問うているけど実際に葬式にまつわるインチキ商法がまかりとおって問題となっているらしい。
大事な人間が亡くなったことにつけこんで、戒名だお墓だのと高額なプランを押し付ける手口だ。
実際、戒名については、自分のおばあさんが亡くなった時にも家族で大問題となったしな。
(おばは息子がキリスト教徒(しかも牧師)なのを気にしてか、戒名を生きているうちにある坊主から買っていた。しかし、その坊主がなくなり、おばがなくなり、戒名を買った坊主の跡取りはそのことを聞いていなく「知らん」と言って大喧嘩となったのだ)

自分はまだ精一杯生きたいと思っているから、まだ自分の死についてはあまり考えたくはない。しかし、死ぬならばこうありたいと思う心はある。
少なくとも家族に死んでから迷惑を絶対にかけたくないし、自分の死を利用して家族につけこむ連中が現れないようにしたいと思う。
自分のケツを拭けるうちは自分で拭いておきたいもの(笑)。

そんな意味ではまだ死ぬことは許されない。もらえるかどうかわからない年金もまだもらっていない(苦笑)。自分は払い損のまま死ぬのは御免だ。払った分を返してもらうまで自分は死にたくはない。死んでしまったらさぞ無念に思い、怨霊となって現生にとどまりたいと思うだろうよ(笑)。



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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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名前、戻してもいいですか? (アイアム売国・・・もといブタメシマン)
2009-09-25 14:40:52
「人間なんて地球の細胞みたいなもの」、私はそう考えているので、直葬には肯定的です。むしろ、葬式、戒名、墓は当たり前という考え方に疑問を抱いてしまいます。地球に産まれた生物は地球に還るのが自然の摂理ってヤツですから。自分の墓ましてや戒名など遺そうとは思いません。そして何よりも、お世話になった方々にいらん負担をかけるようなことはしたくないので。
死生観は人それぞれ、他人の死生観を否定する権利は誰にもありません。故人の意志を尊重することが一番大切なのではないでしょうか?
返信する
死生観 (麻生 平安名)
2009-09-26 01:33:46
■アイアム売国…もといブタメシマンさん
いらっしゃいませ。

まったくですね。死生観は人それぞれであり他人の死生観を否定する権利は誰にもありません。自分も故人の意志を尊重することが一番大切なのではないかと思います。
これに追記させていただきますが…とはいえ、おかしな宗教もあってミイラにしろだの言って周囲に腐敗臭をまき散らして問題となった事件が過去にありましたから、せめて「死んでから迷惑をかけないくらいの配慮はしてほしいかなとは思います」


お名前については…自分がとやかく言うのは筋違いではありますから、戻す戻さないに関しては自分は申し上げることはできません。
とはいえ、正直に申しますと"ブタメシマンさん"と書くことについては何か違和感があります。自分は貴方を「上客」と思っていますので。
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