☆ 今 日 の 幸 せ ☆

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下流社会、読了

2007-01-29 | ・・・シリーズ、
いろいろと統計をとって、それをもとに、昭和一桁、団塊世代、新人類、団塊ジュニアというおおまかな分類で、日本人の、階層意識を説明した本、というのがおおまかな印象。

読んだあとに、あまり残ったものはなかった。

柳沢大臣の「女性は産む機械」発言で、テレビでなんども謝ってる場面が放送されていたが、出産率は、シングルマザーがかなり増えたとはいっても、まず結婚率をあげないと、上がらないのでは? もちろん「産む機械」などととんでもない。「価値の低い種馬は、結婚する資格なし」とでも、いい返してあげようかしら。

団塊ジュニアが下流意識をもって、その階層の中では、結婚して子供を産む選択は、かなり難しい。 もし選択するカップルがいればそれは、「できちゃった婚」か、「上昇志向をあきらめたカップル」と、筆者はいいたいようだ。

それから、職業を持ってある程度の収入のある女性は、男性と対等に、個人と個人で、付き合いたがるから、男性にとっては、結婚相手としては、難しいところがある、という。

かつてのように、男性類vs,女性類のように、類と類の結婚という考え方のほうが、結婚はしやすかったのではないか、とも言う。 男女ともある程度の年齢になると、結婚して、できれば子供を作って、平凡に毎日を過ごして歳を取って死んでいくのが一番の幸せといった社会的な考えが大勢だったときには、お見合いをしてでも、多くの人が結婚した。

男女ともに、幸福度を感じるのが一番高いのは、高収入の男性と、専業主婦に子供がいるというパターンが統計では、相変わらず続いているそうだが、そのためには、男女の収入格差があったほうが、結婚するしやすい、などと、時代と逆行するようなことも、書いてある。

筆者は1958年生まれ。かつ、上流意識をもてる収入があるのだろう。

インターネットと「バカの壁」

2007-01-29 | 記憶に残したい言葉
インターネットは世界につながっている。 検索情報は、並行して読んでいる、「複雑な世界、単純な法則」によると、複雑に見えるものも、6回ネットワークを経由すれば、目的のものに到達する法則があるらしい。

情報だけは、居ながらにして入るので、情報通になった気になれるが、もともと行動半径の狭い人にとっては、更に行動半径が縮小する可能性がある。それに気がつかないのが、「バカの壁」
(下流社会、より)

確かに、そんな気がします。
旅行好きの同居人が亡くなって、遠出することが少なくなった。
こんなことでは、駄目ですね。 反省。  ということで、旅行会社にいってくるかな。

下流社会/三浦展(あつし)

2007-01-29 | ・・・シリーズ、
「新たな階層集団の出現」という副題。

この本は、リアルタイムで身近な話題をとりあげてるので、非常にわかりやすくて、スラスラ読める。
ただ、周りの人々を、階層の中のどれに当てはまるかしら? と、類型化してみる傾向を後押ししそうな危惧があるけども。

小泉、竹中路線は、格差社会が前提の経済政策であった。これが固定すれば、

頑張っても頑張らなくても、「結果悪平等」

それなら、頑張らないで、下流にいるほうがまし、という考えがでてくる。

マイナス思考の人間が増えるわけです。

かくて、2005年は、階層社会の始まりと、著者は説いている。

いままでは、頑張れば中流を目指せる可能性があったのに、今は、夢をおいかけて、ニートになり、その結果が二分され、
夢やぶれても夢を追ったことに満足して、下流でそこそこに満足を見いだす層と、夢破れた敗北感で、無気力になる層になる。

一度、誰もが頑張れば、中流になれる夢を持てた高度成長時代を経験したら、個人の努力では、どうしようもない階層社会が再び、やってくると、無気力になる人の方が増えるのかもしれない。