☆ 今 日 の 幸 せ ☆

♪~生きていることに感謝、あなたに出会えたことに感謝、そして・・・明日が見えないことに感謝~♪

下流社会/三浦展(あつし)

2007-01-29 | ・・・シリーズ、
「新たな階層集団の出現」という副題。

この本は、リアルタイムで身近な話題をとりあげてるので、非常にわかりやすくて、スラスラ読める。
ただ、周りの人々を、階層の中のどれに当てはまるかしら? と、類型化してみる傾向を後押ししそうな危惧があるけども。

小泉、竹中路線は、格差社会が前提の経済政策であった。これが固定すれば、

頑張っても頑張らなくても、「結果悪平等」

それなら、頑張らないで、下流にいるほうがまし、という考えがでてくる。

マイナス思考の人間が増えるわけです。

かくて、2005年は、階層社会の始まりと、著者は説いている。

いままでは、頑張れば中流を目指せる可能性があったのに、今は、夢をおいかけて、ニートになり、その結果が二分され、
夢やぶれても夢を追ったことに満足して、下流でそこそこに満足を見いだす層と、夢破れた敗北感で、無気力になる層になる。

一度、誰もが頑張れば、中流になれる夢を持てた高度成長時代を経験したら、個人の努力では、どうしようもない階層社会が再び、やってくると、無気力になる人の方が増えるのかもしれない。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。