一期一会日記~「今」の記録

多言語、ウサギ、本、お勉強、テレビなど私が今楽しんでいること、ものについてつづっていきます。

作家の新規開拓~玄侑宗久氏

2011年05月05日 | 読書
最近は、本は図書館で小説を借りてきて読むというパターンが多いかな。以前は本屋さんやアマゾンで新しい本を買って読むことが多かったんだけれど、最近は借りる方が断然多い。インターネットで図書館にある本を検索できるし、アマゾンで買う感覚で予約をして読んでます。借りて読めばたとえつまらなくて気にならないし。買ってつまらないとかなりがっくりします。でも以前は人が読んだ本がなんとなくいやだったから買ってました。なぜか今は平気になってます。

今まで読んだことのない作家の本を初めて読むときは、ちょっとドキドキします。その人がどんな人か、そしてどんなストーリーを書く人か分からないから。でも読み始めて面白いと思うとまた自分の世界が広がっていくようでうれしくなります。

玄侑宗久氏は、芥川賞をとったニュースの時に、興味を持ったという記憶はあったけれど、なぜ興味を持ったかはすっかり忘れていました。地震のあと、テレビに出ていた玄侑氏を見て、読んでみたいとまた思いました。それで図書館へ。何が読みたいのか分からず、適当に手に取ったのが「リーラ」。読み始めて暗いトーンがいやで途中、止まっていましたが、気を取り直して読み進めていくとぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わりました。

玄侑氏は禅僧であり、作家でもある人。内容は自殺した女性と、彼女にかかわりのある人々の、救われていく話。これを読んで、どうして自分がこの作家に興味を持ったのか思い出しました。この世とあの世。共感できるストーリー展開が、面白かった。自分の体験ともオーバーラップします。

また新たに好きな作家ができてうれしいな。

芥川賞をとった「中陰の花」も今日、読みました。文体が禅的、というのか、すっきりしていて余韻がある感じ。

私は本来文学少女だった時はないし、ミステリーやら推理小説をパラパラ読んでいたくらいなので、純文学を語る言葉がないなあ・・・
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