一期一会日記~「今」の記録

多言語、ウサギ、本、お勉強、テレビなど私が今楽しんでいること、ものについてつづっていきます。

真夏の方程式

2013年06月30日 | 読書

最近、ミステリーはあまり読んでいなかったのですが、先日、いつもとは違う本屋さんに入り、なんとなく店内をぐるっと見ていたらいろんな読みたい本が出てきたので、まとめて大人買いをしました。

村上春樹著「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」も、買いました。村上春樹さんの本は、「ノルウェイの森」を昔読み、その頃の私にはピンとこなかったので、他の本を読もうという気にはなれませんでした。でも、今回の新刊、本の装丁がきれいなので思わず購入する本の一冊に入れました。

東野圭吾氏の本は、ちょっと前、10冊くらいは読んだかしら・・・・。まずまず好きなほう。「容疑者X・・」は、面白かったな。

今回の「真夏の方程式」は、なぜ手に取ったかというと、本の帯に福山雅治の写真がついていたから。福山はかっこいいし、自然な感じが素敵。待望の映画化!ということらしいです。

さてさて、「真夏の・・・」の感想は、なかなか面白い、です。小学生の感想文みたいですが、しょうがない。物理学者、湯川は、ずっと福山の顔になって読んでいました。ほかのひとは誰がやるんだろう・・・?

やはりこれは福山を観に、映画館へ足を運ばなくては。

時々、私の好きな男性芸能人ってだれかなあ・・・と考えていたとき、気がついたのは、福山雅治だということ。そしてもう一人はナオト・インティライミ。南米好きなんだってね。かれの感性が好きです。

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猫も杓子もはネコもシャクシも

2011年05月26日 | 読書
玄侑宗久氏の本を読んでいます。理屈好きのお坊さんの書いた本は面白いです。仏教をそのまま理解するのではなくて、物理学との接点を自分なりに見つけようとしているところがまた面白いです。

「アミターバ」の中に出てくる慈雲さんというお坊さんがきっと玄侑さんに近い人らしいです。

玄侑氏の新潮新書から出ている「釈迦に説法」も読みました。

そこで面白いこと発見!「ねこもしゃくしも」という言葉、よく使いますよね。自分の中では勝手に「猫も杓子も」という漢字になっていました。でももともとの意味は「ねこ=禰子=神道の信者」、「しゃくし=釈子=仏教徒」なんですって。ふーん、全然違ってた。

さらに、表盆があると思っている人はいませんか?うらぼんがあるならおもてぼん?うらぼんはサンスクリッドの「ウランバーナ」の音写だそうです。盂蘭盆。

ヒッポの空耳みたいです。
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作家の新規開拓~玄侑宗久氏

2011年05月05日 | 読書
最近は、本は図書館で小説を借りてきて読むというパターンが多いかな。以前は本屋さんやアマゾンで新しい本を買って読むことが多かったんだけれど、最近は借りる方が断然多い。インターネットで図書館にある本を検索できるし、アマゾンで買う感覚で予約をして読んでます。借りて読めばたとえつまらなくて気にならないし。買ってつまらないとかなりがっくりします。でも以前は人が読んだ本がなんとなくいやだったから買ってました。なぜか今は平気になってます。

今まで読んだことのない作家の本を初めて読むときは、ちょっとドキドキします。その人がどんな人か、そしてどんなストーリーを書く人か分からないから。でも読み始めて面白いと思うとまた自分の世界が広がっていくようでうれしくなります。

玄侑宗久氏は、芥川賞をとったニュースの時に、興味を持ったという記憶はあったけれど、なぜ興味を持ったかはすっかり忘れていました。地震のあと、テレビに出ていた玄侑氏を見て、読んでみたいとまた思いました。それで図書館へ。何が読みたいのか分からず、適当に手に取ったのが「リーラ」。読み始めて暗いトーンがいやで途中、止まっていましたが、気を取り直して読み進めていくとぐいぐい引き込まれてあっという間に読み終わりました。

玄侑氏は禅僧であり、作家でもある人。内容は自殺した女性と、彼女にかかわりのある人々の、救われていく話。これを読んで、どうして自分がこの作家に興味を持ったのか思い出しました。この世とあの世。共感できるストーリー展開が、面白かった。自分の体験ともオーバーラップします。

また新たに好きな作家ができてうれしいな。

芥川賞をとった「中陰の花」も今日、読みました。文体が禅的、というのか、すっきりしていて余韻がある感じ。

私は本来文学少女だった時はないし、ミステリーやら推理小説をパラパラ読んでいたくらいなので、純文学を語る言葉がないなあ・・・
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秋といえば?

2010年11月12日 | 読書
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・。私にとっては食欲と読書かな?人間といえども動物の一員だから、夏の後には食が進んで来るべき冬に備えているんだろうな。そして今年は特に猛暑だったから暑いときは何も考えられなくてボーっとしていたけれど、涼しくなると少し頭を使いたくなります。春は浮かれて外に出かけたくなり、夏は暑くて動きがなくなり、秋は放電したものを取り戻すべく内側の充実。冬は家でぬくぬく。冬眠?一年がこうやって過ぎていく。季節に合わせて行動すれば無理なく過ごせます。

そうそう、読書の秋、最近は帚木蓬生さんの「アフリカの蹄」を読みました。主人公は心臓外科医の日本人医師、作田信。日本からアフリカ某国に心臓移植手術を学ぶべく留学している。その国でおこる絶滅したはずの天然痘の蔓延。次々に死者が出るが、なぜか黒人の子供だけ。その裏には白人極右組織のおそるべく陰謀があった。そしてそれを食い止め、ハッピーエンドという内容。初めから最後は予想できていたけれど、でもどきどきして面白くてどんどん読んでしまいました。アフリカ人のお友達もいるし、アフリカは遠いけれど気になる地域。

最近、映画を見に行ってないな。また何かみたいな。面白いのないかな・・・
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「部分と全体」を読み終わりました

2010年11月05日 | 読書
「部分と全体」を読み終わりました。面白い本を読んでいるとき、いつも思うこと、先へ先へと進みたい、でも終わってしまうのがもったいない・・そんな本になりました。この本は2回目か3回目。前に読んだときは寝る前に布団の中で読むのであっという間に眠くなり、一日にほんの数ページしか進まず、ただでさえ難しい内容、とりあえず字面を追って読み終わりました。

今回は机の前に座って、ちゃんとした姿勢で読みました。以前に読んでわからなかったところも少しはわかるようになりました。何より物理学者であるハイゼンベルク氏の人間性、教養の深さ、そんなものにひかれ、対話中心のこの本を面白く読むことができました。

感想がうまくまとまりませんが、これは面白い!(眠くなるところもありますが)たまにはこういうみすず書房の硬派な本も読むと、人間性が高まる様な気がします。
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読書の秋~幸せな時間

2010年10月21日 | 読書
今日は本当は本を読もう会でしたが、娘の左手薬指の爪の横が化膿し、これはほかっておくとまずいということで中止にさてもらいました。病院が始まるころ学校に迎えに行き、一緒に治療へ。娘に朝「お医者さんに行ってちょっとちくっとやってもらうよ」と言ったら、こわがって学校に逃げて(?)行ってしまったので、切らないで治療をお願いしますと伝えました。指先に薬を塗り、抗生物質、頓服そして胃腸のあれのための薬を出してもらいまた学校へ送って行きました。

病院で暇つぶしに「今日の料理」の10月号のテキストをペラペラ読んでいましたが、ふと目にとまった西加奈子さんのエッセイ。彼女はイラン生まれというのがプロフィールに必ず出てくるのだけれど、そのエッセイではカイロで小さいころ暮らしていたことを書いていたからエジプトでも暮らしていたようです。

現地のメイドさんとお母さんとのこと、そして彼女がいつも帰る前にものすごーく甘い紅茶をなぜかカップではなくてお皿に作り、それを飲んでいたこと、また別れの日にお母さんがものすごく甘いチョコレートケーキを作り、まずく思ったことなどが書いてありました。

その文章の感じ、そして幼いころを海外で暮らしていた人といいうので興味を持ち、図書館で本を借りてきました。今読み始めたのは「こうふくみどりの」。まだ12ページだけど面白いです。するする読める。最近ちょっと疲れていたから心がストーリーとともにするするほどけていく感じがします。その本の中に、私の前に借りた人の本ご利用明細が入っていました。絵本と手芸の本とお弁当の本と浜松のぐるぐるマップなどを借りているので幼稚園の子がいる若いお母さんかなあなんて想像するのもまた楽しいです。

この前に読んでいたのは茂木健一郎さんの本。私は茂木さん好きなんですよ・・「偉人たちの脳」(ビル・ゲイツ、アインシュタインとか色々な人をテーマに週刊誌に連載したものをまとめた本)これもおもしろかったなあ・・・

そしてもう一つヒッポのフェロウミーの宿題になっている「部分と全体」(ハイゼンベルグ著)。これは難しいけど3回目くらいかしら?すごく面白いです。今は第3章の「現代物理学における“理解する”という概念」というところを読んでいます。すぐには理解できないところが時々出てきて、一体これは何を言っているんだろう、と思いを巡らすこと、それが楽しいんですよね。

最近、ブログがなかなか進まなかったけれど、ほどよく体がだるくて、静かな家の中の時間があって、面白い本やらテレビに巡り合って、ちょと暇だなと思える時間、それがブログを書くのに絶好の時間かな・・・。人と一緒の時間も楽しいけれど自分の内側に入っていく時間もものすごく好き。いろいろイマジネーションの世界に遊ぶ時間。

本を読もう会が中止になって手に入った幸せ時間でした。
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疲れが出た時は読書

2010年07月09日 | 読書
昨日は疲れが出て、伸びてました。動けなくなるんですよね。そんな日は布団にはいって本を読んでは寝て、目を覚ましたらまた本を読み、また眠くなったらまた寝るというのがつかれでダウンの時の対処法です。

昨日は「告白」湊かなえ著の最後のあたりを読みました。全体を通しての感想は、まあまあ、というところでしょうか。最後のところはちょっとぞくっとして哀しい気分になりました。

その前に読んだ「ラッシュライフ」伊坂幸太郎著。新潮文庫の帯に「私がお勧めしたい作家」として一番になっていた伊坂氏の代表作なので買って読みましが、面白いと言えば面白いけど、私の中ではいちばんにはならない本ですね。

でも本ってさらっと読むときと読み込んでいくときとでは面白さが変わるから、もしかしたらまだ消化不良で面白みがいまいちだったかも。特にラッシュライフの方は1週間くらいで読んだから前の方を忘れてつまらなったかも・・。2日くらいでパーっと読み切ったら違う感想かもね。

でも疲れているときにはこういう人が色々死ぬ本はほどほどにして、スピリチュアル系のピュアーな本でエネルギー充電のほうがいいんだけど。昨日も一冊読みました。「体外離脱するサラリーマン」とみなが夢駆著は面白かったな 
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わたしはとてもよくやっている!

2010年05月13日 | 読書
子育てに悩みはつきもの。子どもは思うようにはならないよ、別の人間だから。と冷静になればわかってはいるものの、ついついおこりすぎてしまう自分がいる。

先日も、宿題をやったのに出し忘れて帰ってきて、ほかにも社会の資料集を申し込むからと袋にお金を入れて渡したのが、ずっとそのまま、結局申し込まなかったとか、日曜日の夜に「宿題は終わったの?」と尋ねたら「うん」というのでそれを真に受けていたら、漢字の宿題をやり忘れていたとか、とにかくいくつもの忘れ物、だらしなさが露見し、私は帰ってきた子供を思いっきりどなっていた。「こんなことしてたら、ろくな大人にはならないよ!」

でも冷静になってみると、私が子どもがろくな大人にならないと思っていれば、その通りになることは間違いない。私は子供たちに幸せになってもらいたい。どうすればいいのかしらと思っていた。子どもを異常に叱っているときは、自分に問題がある。私は子供に完璧にやってもらいたいと思っている。完璧にできない子どもはふがいない。ということは結局自分に対し、いつも完璧を求め、それができない自分がふがいない、まだ駄目もっとがんばれ、と受け入れられずにいたということに思い至った。

少し前に読んだはづき虹映氏の「2週間で一生が変わる魔法の言葉」の中の言葉を思い出した。「わたしはとてもよくやっている」。声に出して言ってみた。そうだ、ほめてもらいたがっている自分がいて、その自分に、よくやっているよ、と声をかけてみた気持ちになった。こころが軽くなった。

自分を認めると、子どもは子供なりによくやっていることが認められるようになった。やれていないことではなくてやれていることに目が向く。なんて楽になるんだろう。そうすると子どもは次の日にはきちんと提出物を出すようになる。大事なことだよね。自分を認めること
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