cmkw2lさんのつぶやきに
小児科医 山田真 放射能を怖いと思う意識はあっても、実際に健康被害が目に見えて現れない以上、移住の決断をするのは大変なことだ。人というのは自分に都合のいい意見を支持し、都合の悪い意見は排除したくなるものだ。
というのが流れてきた。
放射能について精通しているお母さんが避難を考えているが、お父さんがそこの仕事を辞めるわけにいかず、子供がお父さんと一緒にいることを望むのでお母さんが立ち往生しているという話はよく聞く。それが今我が家でも起こっている。東京からの避難を考えているのは私で、東京にいても大丈夫だろうと思っているのが家内と高校生の息子である。
一触即発状態の福一2号機、4号機、4年以内にM7.0クラスの首都直下地震の予測、富士山噴火の予測、加えて住んでいる武蔵野地区でも高校生が突然死という報が伝わっているので東京に住むのはロシアンルーレットのようなものだと息子に言って聞かせるのだが、息子の答は「これまで大丈夫だったんだから…」。
確かにこれまで対策は採ってきた。4月からだったがN95対応マスクを着用し、飲食用には水道水を避け、ヨウ素95%、セシウム97%除去のRO(逆浸透)ウォーターを使い、米は田舎に住む姉夫婦が農家で米を作っているので安くわけてもらい、東北・関東の野菜は避け、魚介類も海藻も太平洋産を避け外国産か日本海産、牛乳は熊本のロングライフ牛乳を取り寄せ、鶏卵は送料も含めると1個70円ほどになるが安全を考えて愛知県からなどなど。
だから幸いにも我が家でも健康被害は起こっていないし、息子の周辺(高校や中学時代の友人)でも。高校ではマスクをして通学しているのは自分だけとも。現実に身のまわりでそうした被害者がでないと「大丈夫」と思うのは無理からぬところである。
とはいえ、同じようにマスク、食品、水など放射能対策を採っていながら発症した人がいるのも事実。明日は我が身とならない保証はない。
受験生の息子には関西の(主に京都。京都には妹夫婦が在住)大学を受けるように勧めてきたが、受験したのは大半が東京の大学で関西は親の顔を立てるかのようにわずかに1校。残念ながらその関西の大学には合格には至らなかった。その大学にはあと1回挑戦できるので再受験するように促したが聞き入れてくれない。
妻も息子もよその土地で暮らしたことがない。それゆえ避難したくない気持ちの方が強いのだろう。私は18歳で田舎を離れて関西に暮らし、仕事で数ヶ月だったがアメリカで暮らしたこともある。今の仕事(と結婚)の関係で東京に越した。それぞれの土地でプライベート面、仕事面ともに知り合いがなくまったくゼロからのスタートだった。
妻は定年まであと5年。東京生まれ東京育ちで、結婚の際も(私が当時住んでいた)大阪だと友達が誰もいなくなるからと、私が東京に越すことが条件だった。また、4年前に妻も出資して現在の住居を購入した。加えて妻の両親は東京に住んでいる。ある程度の年齢に達してからは適応の問題もあり、よその土地に避難するのにはためらいもあるだろう。妻が東京に居続けるとなると息子も動かないだろう。
今や2人に1人が癌を発症する時代。家族離散の道を選ぶよりは、運悪く被曝が原因と思われる病が発現したときはそれもまた自分の運命と開き直って暮らすしかないかな。
小児科医 山田真 放射能を怖いと思う意識はあっても、実際に健康被害が目に見えて現れない以上、移住の決断をするのは大変なことだ。人というのは自分に都合のいい意見を支持し、都合の悪い意見は排除したくなるものだ。
というのが流れてきた。
放射能について精通しているお母さんが避難を考えているが、お父さんがそこの仕事を辞めるわけにいかず、子供がお父さんと一緒にいることを望むのでお母さんが立ち往生しているという話はよく聞く。それが今我が家でも起こっている。東京からの避難を考えているのは私で、東京にいても大丈夫だろうと思っているのが家内と高校生の息子である。
一触即発状態の福一2号機、4号機、4年以内にM7.0クラスの首都直下地震の予測、富士山噴火の予測、加えて住んでいる武蔵野地区でも高校生が突然死という報が伝わっているので東京に住むのはロシアンルーレットのようなものだと息子に言って聞かせるのだが、息子の答は「これまで大丈夫だったんだから…」。
確かにこれまで対策は採ってきた。4月からだったがN95対応マスクを着用し、飲食用には水道水を避け、ヨウ素95%、セシウム97%除去のRO(逆浸透)ウォーターを使い、米は田舎に住む姉夫婦が農家で米を作っているので安くわけてもらい、東北・関東の野菜は避け、魚介類も海藻も太平洋産を避け外国産か日本海産、牛乳は熊本のロングライフ牛乳を取り寄せ、鶏卵は送料も含めると1個70円ほどになるが安全を考えて愛知県からなどなど。
だから幸いにも我が家でも健康被害は起こっていないし、息子の周辺(高校や中学時代の友人)でも。高校ではマスクをして通学しているのは自分だけとも。現実に身のまわりでそうした被害者がでないと「大丈夫」と思うのは無理からぬところである。
とはいえ、同じようにマスク、食品、水など放射能対策を採っていながら発症した人がいるのも事実。明日は我が身とならない保証はない。
受験生の息子には関西の(主に京都。京都には妹夫婦が在住)大学を受けるように勧めてきたが、受験したのは大半が東京の大学で関西は親の顔を立てるかのようにわずかに1校。残念ながらその関西の大学には合格には至らなかった。その大学にはあと1回挑戦できるので再受験するように促したが聞き入れてくれない。
妻も息子もよその土地で暮らしたことがない。それゆえ避難したくない気持ちの方が強いのだろう。私は18歳で田舎を離れて関西に暮らし、仕事で数ヶ月だったがアメリカで暮らしたこともある。今の仕事(と結婚)の関係で東京に越した。それぞれの土地でプライベート面、仕事面ともに知り合いがなくまったくゼロからのスタートだった。
妻は定年まであと5年。東京生まれ東京育ちで、結婚の際も(私が当時住んでいた)大阪だと友達が誰もいなくなるからと、私が東京に越すことが条件だった。また、4年前に妻も出資して現在の住居を購入した。加えて妻の両親は東京に住んでいる。ある程度の年齢に達してからは適応の問題もあり、よその土地に避難するのにはためらいもあるだろう。妻が東京に居続けるとなると息子も動かないだろう。
今や2人に1人が癌を発症する時代。家族離散の道を選ぶよりは、運悪く被曝が原因と思われる病が発現したときはそれもまた自分の運命と開き直って暮らすしかないかな。