池袋犬儒派

自称「賢者の樽」から池袋・目白・練馬界隈をうろつくフーテン上がり昭和男の記録

逆転

2016-10-06 12:35:42 | 日記
もう10月かい。
早すぎるの。
あと何年生きられるんじゃ?

今日も賢者の樽で、仕事をしながら、合間にぼんやりと考え事をしておる。
わしの身辺で、いろんなことが一度に起きておる。
去年の今頃と比べて、まるで身の回りの状況が変わってきている。

この変化は、まだ少し続くんじゃろう。

去年と今年、本当にいろんなところから脳が刺激を受けた。こんなことは、青年の時以来じゃと思うな。
自分にも、外から刺激を受けるくらい感受性が残っておったばい。ははは。

どんな刺激を受けたかというと、一つの言葉でまとめると「逆転」じゃな。

まずは、ワールドカップラグビーで、ジャパンが南アフリカを敗った大一番。
わしも若い頃ラグビーをかじったことがあるから、あれにはびっくりした。
どうして、こんなことができるんじゃろうと思った。
で、後からビデオを見直したのじゃが、もう開始早々からあの逆転劇の準備が進んでおった。
これは運命論じゃないぞ。
何かがひっくり返るためには、それだけの理由が必要。
それは、広い意味の人間の「こころ」に属する。

それから、アルファ碁にもびっくりした。
感激した。開いた口がふさがらなかった。
人間が手続きでものを考えようとしているところを、人工知能はゲーム全体からみたタイミングで手を繰り出している。
前半の局面で、解説者は全員が人間持ちだったが、あっさり逆転されている。
手続き的思考から離れれば、局面はそれほど開いているわけではなかった。
人間はポテンシャルをみる目に乏しいんじゃろうな。いつも手続きと枠組みで発想するから。

それからオリンピックもすごかったなあ。
女子バトミントンの高橋松友ペアの大逆転金メダル。
追い込まれてから松友選手の3連続得点は、誰も予想できないプレイ。冷静さと肝っ玉がなければ、できんじゃろ、あんなこと。
「強さ」というのは何か、よく教えてくれたばい。
デンマークの選手は、おそらく金メダルのことがちらほら頭に浮かんでおったじゃろう。同点に追いつかれてからは、完全に腰が引けておったの。

その他、オリンピックのことを話し出すときりがなくなる。
400メートルリレーとか柔道とか。
重量挙げの三宅選手の最後の大逆転もすごかった。
なんか神懸かりじゃった。

いや、スポーツだけではない。
日本の政治や経済や、全体がなんか大きく動いておる気がする。
安倍首相や小池都知事がそれを体現しておるな。

今年から来年にかけて、大きく潮目が変わるかもしれん。

せいぜい長生きして、「新しい日本」を少しでも長くみてみたいもんじゃ。


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