非常に心配な国

昨日の南北朝鮮首脳会談の様子や発言内容を見ていて、非常に心配になった。
心配になったのは、北の横綱ではなく南の大将じゃ。

この人、現実をあまり見ておらんのではないか。
理想を追うのはよいが、現実とのバランスを考えないと、理想に近づくどころかたいへんな混乱を引き起こす。

共産主義の理想を追った連合赤軍の学生たちは、凄惨な連続殺人にまで行き着く。
キリスト教の理想を追った米国のクリスチャンは禁酒法にまで行き着く。
コーランをこの世で実現しようとしたムスリムはテロに手を染める。

わしは政治にも経済にもど素人じゃが、今の韓国には非常にやばいシグナルが出ておるように思う。

いや、わしのレーダーは結構当たるんじゃよ。

わしの遠い身内に、誰でも知っているような有名大学を出て、超有名な大企業に入り、人当たりがよくて、周囲からの評判がすこぶる良かった男がいた。
しかし、わしが最初に彼と会ったとき、わしの頭でぱちぱちと危険信号が鳴った。
三十年後、その人は職を失い家族を失いというのを二度繰り返して、いま非常に悲惨なことになっている。
原因は、人前では見せなかった彼の性格によるものだという。

南の話しに戻る。
どうも、あの大将は、現実をよく見ておらんな。
あの国は、いま社会的にも経済的にも、非常に危険な信号が出ておる。
中国より先にぱちんといきそうじゃ。

おそらく今年は大丈夫じゃろうが、来年から再来年にかけて厳しくなりそう。

そうなったら日本も無事ではすまん。
今から、なんとか方向転換ができるように具体的な対話を進めていってほしいのう。
歴史問題などで、いろいろ難しいじゃろうが、南にも良識派はたくさんいるはず。