昨日はすごい雨でした
2000年の東海豪雨を思い起こすくらいの勢いで家の前の川の水量がどんどん増していっていたのでドキドキ…
このまま雨が降り続くとちょっとやばいかも!
と思い、別に避難勧告がでているわけでもありませんでしたが、自主避難ということでいろいろと準備をしはじめました。
健常であれば様子をもうちょっと見てからの判断でもいいでしょうけど、要介護の母を避難させようと思うと早め早めの対応をしないととにかく大変。
なんといっても母は車イスを利用しているため、移乗すること、車イスを車に乗せることなど労力を使わねばなりません。
一刻を争うような避難とならないように、避難のタイミングを考えなければならないということをあらためて思いました。
そして、避難グッズも避難先によって必要なものが少し変わってくるというのがわかりました。
今回、区長さんに連絡をして町の公民館に一時避難をさせていただきました。指定避難所となると避難勧告等がでないと開設はされませんが、あくまで自主避難。やはり町内の公民館です。本当に心強いものがあります。
区長さんや副区長さんは心配して川の様子を見に行ってくださったり、また何かあったら連絡をしてください、と言っていただいたりと、いろいろ対応をしていただきました。(感謝!)
ソフト面ではとてもよかったのですが、公民館の難点はハード面。
建物の中に入るには階段を上がらなければなりません。
母が軽かったのでよかったのですが、抱えて建物の中に移動をしました。さらに避難部屋は和室なので車いすでそのまま入るわけにはいかず家からブルーシートと車イスのタイヤの泥を拭くタオルを事前に用意していきました。
さらに一緒に避難した姪は障がいがあるため洋式トイレでないと難しいのですが、洋式はあっても狭すぎるため介助者が入れなかったり、和式だったりしたため利用が非常に困難でした。(義姉があとで簡易トイレを用意した方がよさそうかもと話していました)
あと、寝るときにやはり使い捨て防水シートがあるといいなとは思いましたが、これは大きなごみ袋で代用ができるとして、やはり寝心地というか褥瘡ができないようにするためにもアウトドアで使用するエアーマットがあると体への負担が少なくなりそうだと思いました。
もちろん普段から用意してあった避難グッズについても、持ち運び、移動がしやすくする工夫が要ったなぁと反省もあり、また避難日数によって量の加減はもちろんのこと必要なものも変わってきそうだというのもわかってきました。
避難したその後、結果として避難するほど雨量が増えず一晩明かして朝に帰宅しましたが、やはり今回のようなことを体験したことで要介護5の母を避難させることがいかに大変か、また避難グッズにも工夫が必要だというのを身を持って知ることができました。
災害の規模、種類によって避難も自宅でいいのか、それとも避難所に行く方がいいのかなど変わってきますが、とにかくいろいろなことを想定して考えておくことはパニックにならないで対応できるので心の準備はしておきたいものです。