口で歩く (おはなしプレゼント)丘 修三小峰書店 2000-10売り上げランキング : 258417おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
人は
ひとりで生きているのではありません。
まわりにいる
おおぜいの人たちと つながって
ささえあう輪の中で
生きているのです。
だれひとりとして 意味のない人は、いない。
だれひとりとして 価値のない人は、いない。
ひとりひとりが なにかの役割をになって
人のささえあう輪の中に
生きているのです。
序章に書いてあった詩です。
これを読んだだけで、この本に出会って良かったなと思いました。
主人公のタチバナさんは、口で歩いてお散歩を楽しむんです。
え?と思われるでしょうが、どうやって歩くのかは、ぜひ読んでみてください。すごすぎます(笑)
散歩中に出会ったおやじさん
「その体で、ひとりででかけるってえのは非常識だ。」
「世の中には、五体満足でも食うや食わずの人間だっているんだ。」
「おれたちの税金で食わしてもらってるんだからな。」
その上人の手を借りて散歩するなんて贅沢だ信じられないとおやじさんは言いたかったようです。
怒りが・・・・
でも、もしかして、これって日本人の一般的な考えかも。。。
と、思いました。
かなり寂しい。。。
そのあと、お話はクライマックスに至ります。
読み終わると、心があったかくなりますよ。
小学校で読み聞かせをする機会があったら、ぜひととも、これを読みたいです。
超おすすめです!