ぱんぱかぱ~ん♪

二分脊椎の娘と一緒に生きる家族の日々を綴っています。

小児科医がつくった ゆっくりさんすう 20までのかず

2008-10-23 20:41:37 | ST&学習
先日、くりあがりのにコメントをくださった小児科医の武田洋子先生(先生のご要望によりコメントは今公開されていません。すみません。)から、「ゆっくりさんすう」の20までのかず編のプリントを解説付きで送ってくださいました。
私がメールを送って、わずか3日で届いたので、ほんとに、すぐに対応してくださったのがわかり、感激でした~。

ゆっくりさんすうって何?って方もいらっしゃる?

小児科医がつくった ゆっくりさんすうプリント 10までのかず-LD児・ADHD児にも対応
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小学校へ上がる少し前に見つけて買って、最近までちょこちょこ使っていました。
大切なことが、見えてくる内容で、こどものペースにも合っているし、シンプルなやり方を繰り返し繰り返し練習することで、身につけられるようになっていて、とてもよい問題集でした。

続きがあればいいのに。。。。と思ってたんですよ。
なので、ほんとに嬉しかったです。

2学期に入って、20までの数の単元に入ってから、躓いていました。
教科書では、さらっと少しだけ練習問題が載ってるだけの、10+3=とか、12+1=とかいう問題が、さっぱりわからないようで、これが理解できないのにくりあがりなんてとんでもねえ。。。この単元をしっかり理解させないと。。。と思い、何かいい教材はないのか?と本屋さんを巡ったりしましたが、たいていの問題集は、やっぱりここはさらっと流すんですよね。簡単じゃろ?みたいな扱いか(涙)


20までの数。順番に唱えられるけど、反対から数えられなかったり、16の前は?というのがぱっとわからなかったり、数の大小を比べるのに数字だけで比べるとミスが多かったりしました。
武田先生の解説を読むと、こうしたことは、すべて10より大きい数を、「10のまとまりとバラの1の数」という位取りの考えで理解できていないために起きるんだなということがわかりました。この理解がないと、20は2+0の2ではないこと、20は10のかたまりが2つあるということ、(2と0からなる)20が(1と2からなる)12より大きいということも判断できないんですね~。
はっとしました。具体物だと数の大小がわかるのに、数字だとよく間違えるのは、10のまとまりという考えで数字を理解してなかったってことだったんだなあ。。。と。


また、くりあがりの解説の中で、おっしゃっていたことですが。
医学的に見て、記憶の力の弱い子は、計算でつまづくことがよくあるそうです。7+5=12というような数値を頭の中に保存しておくことが難しいからだそうです。理解できてなくてもいい。とにかくやり方を覚えなさい。答えを覚えたらいいということをよく耳にします。
が、これは間違っているそうです。
時間をかけてもわかるまで根気よく何度も教える。しっかりわかれば、繰り返すことで、「覚える」ところまで積み上げられる。理解し、繰り返し、覚えるという長くて遠いけれど、その課程がやっぱり必要なんですね。わからないまま覚えた知識は、やっぱりそこから高度な学習へ進むときに応用したり、生かしたりってできませんもの。そこで大きな躓きになってしまいます。
ここは、地道な努力ですな。。。


ということで、大いに納得したkunは、担任の先生にも、明日香の現状を伝えました。この前始まったばかりのくりあがりですが、すでに学校では、がんがん計算練習に入っています。宿題も、20問のプリントに計算カードで練習が毎日出ています。が、土台ができあがっていない明日香に、無理矢理これだけの練習をさせても、苦しいだけかも。。。と思いました。
で、先生に、計算カードのかわりに、明日香にあった学習を必ずさせるので、それで計算カードをしたことにしてくれとお願いしました。計算カードに費やす時間を、ゆっくりさんすうのプリントを使いながら土台作りに使いたいと。。。
先生もOKしてくれました。えがった(爆)

くりあがりの方は、この前写真を載せたやつを使って練習しています。やっと、まずは10のかたまりを作るんだなというのがわかってきたところです。少し楽になったようです。


話しがそれましたが、ほんと、この本すばらしいです。
就学前のお子さんがいらっしゃる方、おすすめですよ~。
そして、「20までのかず」も、ぜひぜひ本になって欲しいものです。
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