挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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松たか子「役者魂」第2話感想と草薙「僕の歩く道」

2006-10-24 21:57:51 | ドラマ・映画
松たか子「役者魂」。オープニングで思わず笑うのは
舞台を良く観る人間だろう。

「本日初日、当日券あります」の張り紙。これは売れ
ない役者の舞台と言っているようなものだからだ。

このドラマの藤田さんの演じる役者は昔かたぎのいい
役者だ。「いい芝居ができなければ初日は開けない」
とは昔の役者はよく言っていた。
舞台の善し悪しを観客の責任にしない。

近頃は観客に向かって「初日にいい舞台であるはずは
ない。楽に向かって叙々に良くなるものだ」
その一方で「小学3年生でも分かる言葉でなければ分か
らない観客がいる」などと観客に向かって平気で言う
舞台関係者がいたりする。
初日だろうが楽日だろうが、同じ金額を払って舞台を
観ている観客がいることを理解していないのだろう。
そんな感覚で面白い舞台など作れるはずが無い。

さて、このドラマ不思議な作りをしている…が、舞台
を良く見る人間は笑える。
おかまのアントーニオの一言で、「リチャード三世」
の舞台がおかしな方向に動き出す。
だが、モノローグを使いすぎかもしれない今回は。
前回も使っていたが、かなりうるさく感じた。

それから舞台を調べた後は見えるが、シナリオライター
自身はあまり舞台をみないようだ。
どこが…と明らかに指摘できるところは少ないが見て
いてそんな気がする。

ただ、今シーズン唯一のオリジナル脚本で「踊る脚本家」
がどこに落とすか見てみたいとは思っている。

できれば芝居に視聴者が興味を持つ落とし方をして欲しい。

そして、草薙「僕の歩く道」。
こういった役をやらせたら今、この年代では勝てる俳優は
居ないだろうと思う。

この手の話は草薙と必ず絡んでくるのであまり好きでは無
いが、それでも思わず見入ってしまった。