挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

エイベックスのシナリオと宮菜穂子さん

2006-08-22 22:09:26 | ドラマ・映画
エイベックスのシナリオ、どうせなら20周年記念
でエイベックスドリームな内容ということで龍フ
ァンタジーで書き出している。
そして、条件となる音楽関連でタップ。

これがなかなか融合しない。来月からタップダン
ス教室に通うつもりだが、間に合うか?

合格率10%の国家試験の勉強と平行しているので
かなり苦しい。

だが、まぁそのせいで学生時代から20年以上過ぎた
のに楽しい毎日を過ごせている。
勉強できる環境があると勉強はつまらないが、その
環境が無いと楽しいらしい。面白いものだ。

ちなみに、ヒロインは宮菜穂子さんをイメージして書
いてる・・・が、実物をイメージしていない(笑)
「しとやか」で芯が強い女性で書くつもりでいる。

採用されたら、ぜひヒロインで出て欲しいものだ。

血の婚礼とシナリオ

2006-08-21 22:20:37 | ドラマ・映画
「血の婚礼」を題材として演出・脚本が狙った『愛の証』
を私ならどんな風な書き下ろすかという点で書いてみま
す。

1.イザベル(後の花嫁)の畑で楽しげにタンゴを踊ったり
しながら仕事をする村人たち。
2.その中にレオナルドとイザベルも楽しげにいる。
3.そこにさわやかなアントニオが来てイザベルを誘い
 華やかな踊りをはじめる。見つめあう二人。
4.レオナルドは怒って立ち去る。
5.真っ暗夜、月だけが照らす夜。レオナルドはイザベル
の家に立ち寄る。声をかけても開かぬ窓。

時間が無いのでここまで。基本的に心理効果を考えると
明暗と喜怒哀楽が交差するシナリオを目指したい。

短時間で書くためにあらすじに沿って上のシーン割りは
考えましたが、先日書いたようにこのシーン割りをハコ
と呼ぶ。そして、このハコをあちこちに移動しながら最
終的にシナリオ完成させるので、実際の完成形は異なる
だろう。

現在はエイベックスとフジテレビヤングシナリオのシナ
リオコンクール作品を書いているので、この先は無しと
いうことで。

観客にわかりやすい舞台

2006-08-20 23:12:56 | ドラマ・映画
宮菜穂子さんが出ていた「血の婚礼」を題材
にして観客にわかりやすい舞台とはという題
材で一言。

この舞台の最終的な感想はホームページで。

一言で書くとテンポが重要かなと思っていま
す。

この舞台では、最初から最後までダラーっと
したテンポで物語が進むため観客は舞台に入
り込めずに終わります。

演出、脚本家は多いに反省してもらいたい舞
台です。そのために、何故か出演している俳
優たちの若さのせいにされる劇評が多くなっ
たのですから。

まず、演出、脚本の基本をもう一度勉強する
ことをこの舞台の脚本家、演出家には進めた
いと思っています。

劇団四季と宝塚

2006-08-19 23:49:44 | ドラマ・映画
劇団四季と宝塚。長年の戦いに決着がつきそう
な情勢だ。

今、劇団四季の劇場に行くと10年近いリピータ
ーに出会うことはない。

宝塚とはというと親子何代かの宝塚ファンとい
うのがぞろぞろいる。

この差は何かというと観客を見た舞台を作って
いるかどうかとということにつきると思う。

長い劇団生活に終止符を打たせ、古くからのフ
ァンに見捨てられる劇団に未来があるのか、そ
れは10年後くらいにでるだろう。

スーパーマンとシナリオ

2006-08-19 22:32:33 | ドラマ・映画
いやぁ、ひどい映画だ「スーパーマン~リターンズ」
無きクリストファも泣くだろう。

この所、舞台関係、宮菜穂子さん関連で引っ張って
いたので本日は映画シナリオで。

何が悪いかというとダラダラとしたストーリー。
わざわざスーパーマンを引っ張りださなくてもいい
だろうというストーリーと20年前の映画見ていなく
ては、わけがわからないだろうという設定を平気で
使っているところ。

ハリウッドものは当分復活の兆しは無い映画だ。

ベガーズオペラと宮菜穂子さん

2006-08-18 23:18:23 | ドラマ・映画
1月に日生劇場で上演された舞台「ベガーズオ
ペラ」のDVDを観ていて思ったのですが、この
舞台も翻訳劇で、イギリスの下層階級を題材
にしています。
ところが、ほとんどの観客はそんなことを意
識して見てはいません。楽しんで見ています。
宮菜穂子さんの身体能力の高さも良くでてい
ます。

そして、今、宮菜穂子さんが出ている「血の
婚礼」はスペインを舞台にしています。

さて、何が言いたいかというと、どちらも日
本と違う文化で生まれた舞台にも関わらず、
観客を楽しませるという視点があるかないか
という点です。

悪くはないけれど物足りない、それが「血の婚
礼」の演出・脚本で「ベガーズ・オペラ」は面
白い。

その差が、舞台の出演者の演技力という話題に
摩り替わってちょっと語られているのが残念で
す。

幸い宮菜穂子さんはその中でも好意的に感想は
書かれてたりしますが、ことこの舞台に限ると
俳優陣の良し悪しが言えるのは、主演付近の花
嫁、花婿、花婿の母親、レオナルド、この4人だ
けでしょう。
他は演技するシーンが十分に与えられていないと
思っています。

この舞台は演出・脚本に無理がある。と長年舞台
を観ている私は思います。

人の感情の動きを飛ばしたシーンが多いこの舞台
で、出演している俳優陣はよく演技していると思
います。
初日は、バラバラに見えましたが、一週間後には
まとまりがある舞台になっていました。

日曜は千秋楽、多分一週間前より良くなっている
でしょう。
最初の一週間で演技が・・・と思って引いた方、
もう一度見に行ってみて下さい。

多分、少し変わった印象を持つでしょう。

この舞台、再演するならもう少し観客を楽しませ
るという視点で作り直すべきだと思います。

それから、以前よりTPTは舞台作りが雑になってい
るとも思っています。
初演のナインと再演のナインの落差がその証明でし
ょう。

古くからTPTというと小劇系でありながら格上と演
劇になじみのある人間からすると思わせている神話
が最近崩れつつあることも主催者は意識すべきでし
ょう。

演劇が死につつある、そんな危機感を最近の私は持
っています。

血の婚礼と宮菜穂子さんと文化の違い

2006-08-17 22:37:08 | ドラマ・映画
読売新聞の劇評も朝日同様好意的でかつ、特筆
すべきはとわざわざ宮菜穂子さんの名前を出し
てたことです。
ちょっとうれしい話です。インターネットの8/
16付け読売新聞劇評でも読めます。

さて、この「血の婚礼」(tptベニサンピット、
都営新宿線森下下車A2出口)は書籍としては絶
版で読もうとすると図書館にでもいかなけれ
ば読めないものです。

そして、日本とスペインの文化の違いも背景に
あることを考えなければいけませんが、この舞
台ではスペインを説明するシーンが無いのが観
客の感情移入を妨げています。

スペイン=太陽、情熱、神秘と語られるようです
が、素人観客はすぐにそんな事は連想できません。

ということで、この舞台ようやく一つ私としても
繋がりました。

月と悪魔が出てきたり、突然しとやかな花嫁が激
しく踊りだしたりと普通に見ていると違和感が出
るのですが、スペイン文化を前提にしてシーンを
見るとああそういうこととなってきます。

そう考えると、この舞台シーンが最初に足りない
舞台と個人的には考えます。小劇場好きで古典が
大好きな人だけが見る舞台を想定した舞台には見
えないので、その意味でもシーンが3つは足りな
いです。

私なら最初に主役を登場させる前に街中で陽気に
フラメンコと分かる踊りの村人たちを登場させ、
言い争う花婿とその母のシーンに繋げます。
少なくともこれで観客は舞台はスペインくらい気
づくでしょう。

そうするとレオナルドの花嫁に対する炎のような
気持ちや花婿に対する宮菜穂子さんの固い顔、レ
オナルドに対する表情の違い、花婿の母親のうる
ささ、不思議な雰囲気の月、悪魔などの脇が何の
ために出てくるか、いや、出て来ても不思議に思
わず舞台に集中できると思います。

新聞の劇評では好評でも、プロの評論家や良く芝
居を見る人たちから不評なのは「文化の違い」を
観客に意識させるシーンを作らなかったことにあ
ります。

翻訳ものとわかっていても、日本人は日本的な感
覚で舞台は見ます。
何しろ日本語で上演するのですから。
演出、脚本で良く間違うのは翻訳ものを上演する
際に文化の違いを観客に意識させるシーンを作り
忘れることにあります。
日本語で話されると下意識では、日本人は日本文
化で舞台を見ます。

この舞台が、評論家や舞台好きから不評なのは、
この不親切な作りにあるといえます。
今から直せるとすると最初にフラメンコで楽しげ
に村人が踊るシーンでしょうか。
ちょっと作って欲しいシーンです。
意図は上にあげた他に、もう一つあります。

陽気だからです。次のシーンは親子げんか。
コントラストがつきます。

私のホームページでは少し触れましたが、演出、
脚本がシーンを大切にしていないと感じていま
す。
正確にはシーンとシーンの相乗効果ですが。

明るい、暗い、怖い、喜び、絶望、楽しい、喜
び、哀しみ・・・というような順番でシーンで
作るのと、明るい、喜び、楽しい、喜び、暗い、
怖い、絶望、哀しみという順番でシーンを作るの
では前者の方が大抵明るさや悲しさを倍増させる
ことは心理学でも説明されています。

意外に、このコントラストに注意しない演出、脚
本が舞台関係者には多いので、ここ10年ほど気に
なっています。
それ以前は意識している演出、脚本は多かったの
ですが。

最近の映画は、これを相当意識しています。
そのため観客動員数は伸び逆に演劇の観客が大幅
に減ったと感じています。

私がシナリオライターを目指すのは宮菜穂子さん、
安倍なつみさん主役の舞台で、コントラストを意識
したシナリオを書きたいと考えたからです。

ちなみに、照明にも心理的な喜怒哀楽があるのです
が、秘密にしておきます。

血の婚礼と若手俳優

2006-08-16 23:31:14 | ドラマ・映画
「血の婚礼」いつの間にか宮菜穂子さんを見ていたら
タイトルが自分の中で変わっていてブログで間違った
タイトルで記載していたので全て直しました。初回に
書いたときは間違ってなかったのですが(冷汗)

さて、この「血の婚礼」の朝日新聞の劇評以外は若手
俳優に対して厳しい劇評が多いようです。

私の劇評も厳しいですが、20年近くも舞台を見てると
舞台通好みの舞台とそうでない舞台の区分けがわかる
ので俳優陣に対しては宮さんしか書いていませんでし
た。

そのため、これらの劇評で見落としている演出とシナリオ
のバランスの観点から劇評は書いていました。

この舞台に関しては若手俳優は、ほぼ及第点があげられはず
と思っています。演出脚本を総合的に見ると。但し、逆に言
えば演出脚本が観客を向いていないといえます。
ただ、白い布にライティングで様々な情景を映しだすのは
評価できますが。

若手俳優で少し指摘したいとすればパクさんの演技です。

典型的な舞台嵐の演技になっています。自分なりに芝居の解釈
をしたのでしょうが、それを観客に押し付け他の俳優との呼吸
を無視しているように見えます。

その結果違和感のある印象の残り方になっています。
芝居は主役でもアンサンブルでもお互いに呼吸が通って成り立
つものと私は思っています。

出演している俳優の呼吸があって大きなうねりを生み出したもの
は昨年の同じTPTの「NINE THE MUSICAL」があげられます。
初演の失敗が影響して当初客入りに苦戦しましたが、出演者は
達成感を感じたことでしょう。
見ている観客も最後には高揚感を覚えたと思います。

個人的には芝居を見慣れた人は、演出、脚本、出演者を個別に
評価する傾向があると感じています、以前の私もですが。

シナリオを書き出してからは、私はこれられのものはいったい
不可分と思うようになりました。
先に書いたようなおかしなセリフでは役者は感情移入しにくい
し、演出もストーリーとシナリオが生み出す誤差を埋められな
ければ、やはり俳優陣に余計な負荷がかかっていい演技ができ
なくなります。また、いい演技をしなければせっかくの演出も
脚本も台無しになるというわけです。

改めて書きますが、今回出演の若手俳優はもう少し感情移入が
しやすいテーマで舞台に立たせたら、相当な観客を呼べたと思
います。

ということで、出演者には大変な勉強になった舞台ですが、観客
には頭を抱える舞台です。事前に概略のストーリーを頭に入れな
いとついていけない玄人好みの舞台ですから。

舞台とドラマと映画と女優

2006-08-16 21:06:27 | ドラマ・映画
このブログは基本的に芝居的なブログなので本日は上のお題で。

舞台は観客との距離が近く、基本的に長回しなので女優さんを
育てます。なぜかというと休憩があっても1時間だったりする
からです、主役などやっていると。
つまり、1時間演技し続けなければいけないという縛りがある
ため、息が抜けない。感情がこもらなければ観客があくびをす
る姿が見えるなどなど映画やドラマでは受けない仕打ちをされ
たりします。

一方、ドラマや映画は取り直しが出来編集されるので多少融通
が聞くため、上手いと思ってた人が舞台では「あれっ」と思う
ことがあります。

このことから、個人的には舞台からドラマ、映画、舞台と展開
する女優さんが理想的と思ってたりします。

さて、そういう意味でそろそろ宮菜穂子さんには映画あたりに
出て欲しいと思っています。知名度をあげるためにも、その実力
を広めるためにも。ちなみに、美人でもあるので映画のヒロイン
などにはもってこいです。

そして、安倍なつみさんには舞台経験を積んで欲しいと思ってい
ます。テレビの細切れ演技では身につかない表現力、演技力が格段
につくと思うので。

ということで、今現在私が一押しの二人「宮菜穂子」「安倍なつみ」
の話でした。

宮菜穂子さんと「血の婚礼」とシナリオ

2006-08-15 21:56:35 | ドラマ・映画
とりあえず一般の人に女優「宮菜穂子」さんの名前を覚えて
貰うために連呼。

そして、今「血の婚礼」で花嫁役で出演していますがそのシナ
リオに少し、いやかなり問題があります。
そのため幻想さだけが前面に出て芝居としてはテーマが漠然
としています。
それが役者の演技に大きな影響を与えているようで、見ていて
かなりの役者が戸惑っているように見えます。
演出、脚本家からはテーマなり意図は説明されているでしょう
が、シナリオに破綻が多いために若手陣ではかなり難しい舞台
です。

もっとも、ベテランになるとずるい解釈で観客を納得させるの
で見終わった後これでいいのかなと思わせる舞台になると思い
ますが。

一番まずいのが、普通人が話さない話し方でシナリオを書き下
ろしている点。これで感情移入を相当難しくしています。
観客も役者も。

花嫁が出るまでの最初のシーンで花婿と花婿の母親が延々会
話をしていますが「父親が刺され、兄も刺され」とか「刺した
相手は牢獄に」とか、そんなセリフがたくさん出てきます。

舞台として見ていると一般の人は気づきませんが、自宅で母親
と会話をする場合、上のような会話をするでしょうか。

「お前まで父や兄のようになって欲しくない」「今頃あいつは
あそこで」という会話になるはずです。
お互いに知っていることは、普通省略話法で話をします。特に
日本人は。

この舞台の残念なところはセリフが心理学的要素を意識してい
ない点にあります。
そのため耳障りなセリフがたくさん出てくるので、肝心の芝居
に対して観客が集中できないでいます。

不思議な雰囲気を醸し出しているので、千秋楽まで直せるセリフ
と直したことによって生まれる破綻を防ぐ手立てをしてがんばっ
て欲しいと思います。

小さな舞台の場合、毎日手直しで夜なべして演出、脚本、出演者
が作っているのは知っているので、もう一踏ん張りした良い舞台
に千秋楽まで持っていって欲しいです。

それからセリフに関しては長いセリフは極力避けるのが今シナリオ
で言われることですが、これは別に観客が小学3年生レベルの会話
しかわからないからではありません。

普通に人は会話をする場合、大抵20字3行以内で話しています。
喫茶店で会話を聞いているとよくわかるはずです。

これは自然に省略話法を使って話しているからでよほどの内容で
なければ3行を超える会話はしていません。これも心理学的な要素
で説明はされているので脚本家や演出をする人間は意識すべきだと
ある映画監督が言っていましたが、まったくそうだと私も思います。