挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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血の婚礼と若手俳優

2006-08-16 23:31:14 | ドラマ・映画
「血の婚礼」いつの間にか宮菜穂子さんを見ていたら
タイトルが自分の中で変わっていてブログで間違った
タイトルで記載していたので全て直しました。初回に
書いたときは間違ってなかったのですが(冷汗)

さて、この「血の婚礼」の朝日新聞の劇評以外は若手
俳優に対して厳しい劇評が多いようです。

私の劇評も厳しいですが、20年近くも舞台を見てると
舞台通好みの舞台とそうでない舞台の区分けがわかる
ので俳優陣に対しては宮さんしか書いていませんでし
た。

そのため、これらの劇評で見落としている演出とシナリオ
のバランスの観点から劇評は書いていました。

この舞台に関しては若手俳優は、ほぼ及第点があげられはず
と思っています。演出脚本を総合的に見ると。但し、逆に言
えば演出脚本が観客を向いていないといえます。
ただ、白い布にライティングで様々な情景を映しだすのは
評価できますが。

若手俳優で少し指摘したいとすればパクさんの演技です。

典型的な舞台嵐の演技になっています。自分なりに芝居の解釈
をしたのでしょうが、それを観客に押し付け他の俳優との呼吸
を無視しているように見えます。

その結果違和感のある印象の残り方になっています。
芝居は主役でもアンサンブルでもお互いに呼吸が通って成り立
つものと私は思っています。

出演している俳優の呼吸があって大きなうねりを生み出したもの
は昨年の同じTPTの「NINE THE MUSICAL」があげられます。
初演の失敗が影響して当初客入りに苦戦しましたが、出演者は
達成感を感じたことでしょう。
見ている観客も最後には高揚感を覚えたと思います。

個人的には芝居を見慣れた人は、演出、脚本、出演者を個別に
評価する傾向があると感じています、以前の私もですが。

シナリオを書き出してからは、私はこれられのものはいったい
不可分と思うようになりました。
先に書いたようなおかしなセリフでは役者は感情移入しにくい
し、演出もストーリーとシナリオが生み出す誤差を埋められな
ければ、やはり俳優陣に余計な負荷がかかっていい演技ができ
なくなります。また、いい演技をしなければせっかくの演出も
脚本も台無しになるというわけです。

改めて書きますが、今回出演の若手俳優はもう少し感情移入が
しやすいテーマで舞台に立たせたら、相当な観客を呼べたと思
います。

ということで、出演者には大変な勉強になった舞台ですが、観客
には頭を抱える舞台です。事前に概略のストーリーを頭に入れな
いとついていけない玄人好みの舞台ですから。

舞台とドラマと映画と女優

2006-08-16 21:06:27 | ドラマ・映画
このブログは基本的に芝居的なブログなので本日は上のお題で。

舞台は観客との距離が近く、基本的に長回しなので女優さんを
育てます。なぜかというと休憩があっても1時間だったりする
からです、主役などやっていると。
つまり、1時間演技し続けなければいけないという縛りがある
ため、息が抜けない。感情がこもらなければ観客があくびをす
る姿が見えるなどなど映画やドラマでは受けない仕打ちをされ
たりします。

一方、ドラマや映画は取り直しが出来編集されるので多少融通
が聞くため、上手いと思ってた人が舞台では「あれっ」と思う
ことがあります。

このことから、個人的には舞台からドラマ、映画、舞台と展開
する女優さんが理想的と思ってたりします。

さて、そういう意味でそろそろ宮菜穂子さんには映画あたりに
出て欲しいと思っています。知名度をあげるためにも、その実力
を広めるためにも。ちなみに、美人でもあるので映画のヒロイン
などにはもってこいです。

そして、安倍なつみさんには舞台経験を積んで欲しいと思ってい
ます。テレビの細切れ演技では身につかない表現力、演技力が格段
につくと思うので。

ということで、今現在私が一押しの二人「宮菜穂子」「安倍なつみ」
の話でした。