
白山へ行ってきました。
実に15年ぶりです。
白山というと日本海側の山で「遠いな~」という印象だったのですが、
(15年前も福井側から入りました)
改めて地図を見ると東海北陸道がいつの間にかできていて(笑)、
荘川インターで降りて下道を少し走ればさくっと岐阜側の登山口:大白川に入れてしまうことを知ってびっくり。
幸い10日は天気はよさそう。
これは行くしか無と意気込んでみたものの、なんと平瀬から大白川間の林道が通行止め。
がっくりしているとこれがまたなんと
9日15時に開通の知らせが。
んん~インターネットは便利じゃわい。
しかしこの林道、すぐに通行止めになるだけあって渓谷沿いのなかなか細い道です。
舗装はしてあります。
軽自動車でも入ってきている人はいました。
結構山奥の登山口でも軽できている人をよく見かけます。
「大きなSUVよりこのぼろいアルトのほうがいい」とわざわざ軽できている人もいました(笑)。
たしかに細い林道は車幅のある車は不向きです。
しかも軽だと普通車のわだちにはまることが無いので、
腹をこすることも少ないとか・・・。
なんとか私の重いワンボックスで大白川に着いた時には結構な車が止まっていました。
すでに登山口に向かう人も結構います。
初めて山スカートをはいた山ガールにお会いして感動したりして(笑)
さすが著名な山は違いますね。
7:13登山開始
登山道はのっけから階段状の急登が続きます。
大勢に抜かされて、いつしか静かな山になりました(笑)
ようやく大倉山山頂に着いたのは10:00ジャスト
それでもコースタイム3時間よりは早かったです。
このあたりから白山方面が見えました。
登山道脇は地層がむき出しになっていました。
白山の噴火の歴史が刻まれているのでしょうか。
やがて2200mあたりから草原に咲く高山植物も見られるようになり、
さらにペースが遅くなります。
小さな雪渓をいくつかトラバースしたり直登したり。
さきほど抜かされた隊長+山boy+山girlグループがちょっとやらしい雪渓で難儀していました。
怖がる子には隊長が上からロープを出したりして、
隊長カッコええわ~。
でも7月上旬だとコースの整備も進んでいないのか、
北アルプスの著名なコースのようにステップを切ったりしてくれないのか、
雪渓上は登山者が付けた踏み跡だけで
靴が貧弱だったり雪渓歩きの心得がないとかなり危険。
短いトラバースですが滑ったらビューと下まで落っこちてしまいます。
傾斜がゆるくなり、ハイマツ帯に入ると室堂センターはすぐそこです。
でも茶色くなってるハイマツ(奥の山の斜面も)もあり、環境変化の影響でしょうか。
結局室堂センターに着いたのは12:30ごろ。
後半かなりペースが落ちているのはやはり写真のせいでしょう。
昼食後、受付を済ませ不要な荷物は部屋にデポして御前峰からお池めぐりをしてきました。
登り始めてしばらくして気づいたのですが、
コマクサと
雷鳥のことをセンターの人に聞いておくのを忘れてしまいました。
結局コマクサも雷鳥も発見できずに終わってしまいました。
あとで自然解説員の人に聞いたら
コマクサは数箇所で繁殖していて、国立公園内のため抜き取ることができず放置されたままになっているとのこと。
植えた人もわかっているので外から持ち込まれたものであることは間違いないそうです。
雷鳥はメスが1羽去年目撃されたきりで、今年はまだ目撃報告が無いそうです。
冬の間に乗鞍から山伝いに移動してきたのではないかと考えられているそうですが・・・。
冬の間にまたどこかに行ってしまったのでしょうか。
お池めぐりも終わり室堂に着くころには御前峰上空には青空が広がっていました。
つづく