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道を探して

興味のあることをつづっていきます。

ナデシコ 4種 7月18日

2010年07月28日 | 山 散歩
最近のマイブーム、林道歩きをまたしてきました。
今度はピークハント無しの100%林道歩きです(笑)








【シナノナデシコ ナデシコ科】



林道脇の岩場やコンクリ壁の隙間から元気に咲いています。


この派手な色、密についた立派な花はちょっと園芸種っぽいですよね。


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【オオビランジ ナデシコ科】



咲いてる場所は少ないですが、咲いてる所では結構大株になっていました。

地元の人はオオビランジと呼んでいますが、物の本によるとオオビランジは無毛とのことです。

でもこいつは毛があります。

毛のあるタカネビランジはもっと高所で背丈も低いという印象があるし。

どうなんでしょうね。


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【センジュガンピ ナデシコ科】



白いナデシコより花弁の形がしっかりしているのでこれに間違いないでしょう。

この日はドピーカンだったので白い花はつらいです。



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【タカネナデシコ ナデシコ科】



花弁が細く裂けているのでタカネでしょうか。

標高はそんなに高くないのですが。

やはりこの形がナデシコらしくていいですね。


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人がほとんど歩かない舗装された林道ですが、
その分植生の回復も進んでいるのでしょうか。

高山とはまた違った色々な花に出会るのがいいですね。

つづく


白山 お池めぐりコースに咲く花 7月10日

2010年07月24日 | 山 散歩
お池めぐりをすると草原に咲く花、岩稜に咲く花が見られます。
周回コースを外れて大汝峰まで足を伸ばすとコマクサが咲いているそうです。
あ、でも引っこ抜いちゃだ目ですからね。








【ミヤマクロユリ ユリ科】



臭いのもたくさん咲いていました。

若者5人ぐらいに犠牲になってもらいました(笑)

悪いおっちゃんやね。


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【ベニバナイチゴ バラ科】



この色は独特ですよね。

開花期が短いのかすでに痛んだものが多かったです。


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【イワウメ イワウメ科】



岩稜地帯にはイワウメが少々。

上のイワヒゲとせめぎあっています。


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【イワヒゲ ツツジ科】



こちらではイワヒゲが占有していました。


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【ハクサンコザクラ サクラソウ科】



池に下りてくるとハクサンコザクラが迎えてくれます。

これは色が濃いですね。


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【ミヤマキンバイ バラ科】



さらに下るとミヤマキンバイとコイワカガミが群生しています。


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【コイワカガミ イワウメ科】



今度はコイワカガミを中心に。

それにしてもすごい数でした。



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【ハクサンコザクラ と コバイケイソウ】



同じ付近にハクサンコザクラ地帯もあります。

コバイケイソウと仲良く共存しています。



白山は花の種類も多いけど、その個体数も多いですね。

その理由の一つに「白山には鹿がいない」ということがあるかもしれません。

そもそも石川県には鹿がいなかったそうですが、
福井側から北上してきて今では麓にはいるそうです(自然解説員の方の話)。

いずれ高地まで上がってきて南アルプスの被害のようにならなければいいのですが。

困った問題です。



白山 平瀬道に咲く花 7月10日

2010年07月22日 | 山 散歩
遅ればせながら白山 平瀬道に咲く花を少々。








【オオバミゾホオズキ ゴマノハグサ科】



まず出迎えてくれたのがこれ。

道沿いにたくさん咲いていました。


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【ミヤマキンポウゲ キンポウゲ科】



やがて同じ黄色でもこの花が主役になります。


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【サンカヨウ メギ科】



雪渓が近くに残る雪解けしたばかりのところではまだ花が見られました。


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【キヌガサソウ ユリ科】



こちらも同じような場所で。

登りに蕾だった株が帰りには開きかけていました。


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【テガタチドリ ラン科】



これはまだこれから。

なぜかこの花、タテガタチドリと覚えこんでいました(^^;

ネットで検索すると同じような人がちらほら(笑)


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【ハクサンチドリ ラン科】



アップを1枚。

この花は密に咲いている株が多く一つ一つの花の形がわかりづらいのですが、これは珍しく間延びして咲いていたので形が良くわかりますね。


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【ミヤマクワガタ ゴマノハグサ科】



崩落した荒地に進出して咲いていました。


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ほかには、ニッコウキスゲ、カラマツソウ、イブキトラノオ、シナノキンバイ、キバナノコマノツメ、グンナイフウロ などなど。
全部はとても撮りきれません



白山 三姉妹 7月10日

2010年07月15日 | 山 散歩
ハクサンの名前を冠する花はいくつかありいますが、
今回見た花の中で独断と偏見で三姉妹を決めてみました。


長女:ハクサンフウロ

長女はまじめで派手さは無いスッピン美人。
風雨にも耐えたこの花でしょう。




次女:ハクサンチドリ

真ん中は自由奔放なお化粧上手。
妖艶な美しさを秘めたこの花でしょう。




三女:ハクサンコザクラ

末っ子はとにかく可愛く育ちました。
お姫様のようなこの花でしょう。


写真に付けたコメントも独断によるものですのでご了承下さい(^^;

ハクサンの名のつく花はほかに、

ハクサイチゲ(今回は見ませんでした)

ハクサンシャクナゲ(ちょこっと咲いてました)

などがあります。
さすが花の山ですね。

白山へ 7月10~11日 その2

2010年07月13日 | 山 散歩
今回は久しぶりの小屋泊まり。

山頂直下の室堂ビジターセンターは完全予約制の山小屋です。
最近ポツポツとあるみたいですね予約制の山小屋。

どういう経緯で予約制になったか知りませんが、
行ってみて1畳に3人とか詰め込まれるよりは
混んでるから来ないで!!と言ってもらったほうがいいかもしれません。

しかし今回夕食だけ頼んで朝食はいらないといったら自炊小屋に案内されて・・・
これが大変なところで、中は大宴会会場になっていました(笑)
以外にも若者グループが多くて音楽流しながら騒いでる男女グループや、
子供つれてきた若父ちゃんグループ(ここが一番うるさかった)など。
おとなしかったのはボードゲームやってる男子グループ。

ということでおひとり様は小屋に居づらかったので
話し相手を求めて外をうろうろしていました。

翌日は夜明け前からしとしと降っていたようで、
ご来光は見れなかったそうです。
私は寝てましたが(笑)

明るくなってからコマクサを探しに雨の中登り始めたのですが、
ガスも出てきて、雪渓にはろくに踏み跡も無く・・・
視界のきかないルートもわからない雪渓上を歩く勇気は無く
途中で断念して帰ってきました。

そうなるともう下山しかありません。
雨が強くなってあの林道が通行止めにでもなろうものなら駐車場に缶詰になってしまいます。
(翌12日月曜日6:00から通行止めになってました)
水を補給してそそくさと下山しました。

途中親子ずれに抜かれ、同世代夫婦を抜かし、
若者カップルを抜かしてほぼコースタイム3時間で下山となりました。

以外に下山している人が少なく、駐車場についてまたびっくり。
車がかなり減っていました。
もうみんな下山してしまったのか?
いや、もしかして日帰りの人が多かったのではないかとあとで思いました。
コースタイムで行けば往復で7時間40分、がんばれば日帰りができてしまう時間です。
山小屋の人には申し訳ないですが、小屋泊まりは宴会グループやツァー客にまかせて、
おひとり様は日帰りがいいかなと思える登山でした。

おしまい

おまけ:お池めぐり中の景色








白山へ 7月10~11日 その1

2010年07月12日 | 山 散歩
白山へ行ってきました。
実に15年ぶりです。

白山というと日本海側の山で「遠いな~」という印象だったのですが、
(15年前も福井側から入りました)
改めて地図を見ると東海北陸道がいつの間にかできていて(笑)、
荘川インターで降りて下道を少し走ればさくっと岐阜側の登山口:大白川に入れてしまうことを知ってびっくり。
幸い10日は天気はよさそう。
これは行くしか無と意気込んでみたものの、なんと平瀬から大白川間の林道が通行止め。
がっくりしているとこれがまたなんと9日15時に開通の知らせが。
んん~インターネットは便利じゃわい。

しかしこの林道、すぐに通行止めになるだけあって渓谷沿いのなかなか細い道です。
舗装はしてあります。
軽自動車でも入ってきている人はいました。
結構山奥の登山口でも軽できている人をよく見かけます。
「大きなSUVよりこのぼろいアルトのほうがいい」とわざわざ軽できている人もいました(笑)。
たしかに細い林道は車幅のある車は不向きです。
しかも軽だと普通車のわだちにはまることが無いので、
腹をこすることも少ないとか・・・。

なんとか私の重いワンボックスで大白川に着いた時には結構な車が止まっていました。
すでに登山口に向かう人も結構います。
初めて山スカートをはいた山ガールにお会いして感動したりして(笑)
さすが著名な山は違いますね。

7:13登山開始
登山道はのっけから階段状の急登が続きます。
大勢に抜かされて、いつしか静かな山になりました(笑)

ようやく大倉山山頂に着いたのは10:00ジャスト
それでもコースタイム3時間よりは早かったです。
このあたりから白山方面が見えました。



登山道脇は地層がむき出しになっていました。
白山の噴火の歴史が刻まれているのでしょうか。



やがて2200mあたりから草原に咲く高山植物も見られるようになり、
さらにペースが遅くなります。

小さな雪渓をいくつかトラバースしたり直登したり。
さきほど抜かされた隊長+山boy+山girlグループがちょっとやらしい雪渓で難儀していました。
怖がる子には隊長が上からロープを出したりして、
隊長カッコええわ~。



でも7月上旬だとコースの整備も進んでいないのか、
北アルプスの著名なコースのようにステップを切ったりしてくれないのか、
雪渓上は登山者が付けた踏み跡だけで
靴が貧弱だったり雪渓歩きの心得がないとかなり危険。
短いトラバースですが滑ったらビューと下まで落っこちてしまいます。

傾斜がゆるくなり、ハイマツ帯に入ると室堂センターはすぐそこです。
でも茶色くなってるハイマツ(奥の山の斜面も)もあり、環境変化の影響でしょうか。



結局室堂センターに着いたのは12:30ごろ。
後半かなりペースが落ちているのはやはり写真のせいでしょう。

昼食後、受付を済ませ不要な荷物は部屋にデポして御前峰からお池めぐりをしてきました。
登り始めてしばらくして気づいたのですが、コマクサ雷鳥のことをセンターの人に聞いておくのを忘れてしまいました。
結局コマクサも雷鳥も発見できずに終わってしまいました。

あとで自然解説員の人に聞いたら
コマクサは数箇所で繁殖していて、国立公園内のため抜き取ることができず放置されたままになっているとのこと。
植えた人もわかっているので外から持ち込まれたものであることは間違いないそうです。
雷鳥はメスが1羽去年目撃されたきりで、今年はまだ目撃報告が無いそうです。
冬の間に乗鞍から山伝いに移動してきたのではないかと考えられているそうですが・・・。
冬の間にまたどこかに行ってしまったのでしょうか。

お池めぐりも終わり室堂に着くころには御前峰上空には青空が広がっていました。


つづく


昔キャンプをした場所へ 6月17日

2010年06月19日 | 山 散歩
17日は梅雨の真っ只中にありながら快晴の予報。
このところずっとのどが痛くてせきが出て声がでにくくての状態でしたが、
これはもう行くしかないと無理して出かけてきました。

例によって前夜発、SA泊の貧乏旅行です。
目的地に着いたのはおかげで7時ごろ。
たっぷり1日楽しめます。

駐車場に車を止めてしばらく車道を歩きます。
登山道もあるのですが、最近の近場の山歩きで
暗い林の中の登山道より明るい林道脇のほうが
花が多いことを学習したので、ここは迷わず車道歩きです。








【ベニバナイチヤクソウ イチヤクソウ科】



歩き始めてしばらくすると、早速お出迎えが。

コンクリーの側壁の上に並んで咲いていました。

開いたものはちょっと撮りづらかったので蕾のものを。


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【カモメラン ラン科】



崖の上のほうにはなにやらピンクの花が!!

まさかここで出会えるとは思いませんでした。


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【ノビネチドリ ラン科】



さらに車道を歩いていくとノリ面の手前にドンド~ンと2本のノビネチドリが!!

アップで見ると面白い形をしています。


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【ノビネチドリ ラン科】



こっちは少し色が薄いです。

も~車道を歩いて正解!!


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さらに高度を上げていくとマイズルソウがちらほら。
でもだいぶ植物の育ちは悪くなり、やたらと綿毛を飛ばす木があちこちに。
こいつも今日をのがすとしばらく雨で綿毛が飛ばせないのを知っているかのようでした。
それにしてもすごい量!!

つづく




海上の森に咲く花 6月1日

2010年06月06日 | 山 散歩
何年かぶりに海上の森に行ってみました。
入り口には立派な駐車場もできていて、
所々に案内板も立っていますが山道は迷路のよう。
ちょこっと歩いただけでしたが、探索すると色々ありそうなところですね。








【シソバタツナミソウ シソ科】



ちょっと湿り気のある暗い林の道沿いに咲いていたので、たぶシソバタツナミソウだと思います。

近くには葉脈に茶褐色の筋のある株もありました。


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【コアジサイ ユキノシタ科】



崖の斜面を白く飾っていました。

ユキノシタ科 としているページアジサイ科としているページがありますが、ユキノシタ科が正解でしょうか?


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【キキョウソウ キキョウ科】



駐車場の端で咲いていました。

こういうところに咲いてるのは帰化だろう!?と思ったら、やはり北アメリカ原産だそうです。


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海上の森に初めて行ったのは1997年5月、実に13年ぶりの訪れです。
愛知万博の会場になるかもしれないと話題になったころです。
当時近くの学校に通っていた子が、毎日学校から森を眺めているけど行ったことが無い、
という事だったので、では代わりに探検してきてあげましょうというのがきっかけでした。

あれから私の身の回りの環境はずいぶん変わりましたが、
海上の森はたくさんの人の努力の結果、
変わることなく存在していました。

当時の写真

 

デジカメはまだ出始めたばかりで、
銀塩で撮影し焼いたものをフラットベットスキャナーで読み込んでいました。
ハードディスクをほじくったら出てきました(笑)
もちろんハードディスク自体は何回も交換していますが、
データはそのつど引越ししているので残っているわけです。
銀塩フィルムはもうカビが生えてるかも知れませんが、
デジタルデータは生きてますね~。


葦毛湿原のラン 5月29日

2010年06月02日 | 山 散歩
近場の散歩で葦毛湿原の裏山を一回りしてきました。








【トキソウ ラン科】



湿原内ではトキソウが少々。

湿原の規模の割には少々・・・という感じです。

昔はどんな感じだったのでしょうね。


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【エンシュウムヨウラン ラン科】



暗い林の中でひっそりと咲いています。

普通の人は気にも留めず通り過ぎていきますからそこそこ数は見れます。

ちょっと来るのが遅かったですが。


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このあと稜線まであがってカタクリのその後を見てきましたが、
影も形も無いとはまさにこのことで、
わずかに地面に散らばる黒い乾燥しきった枯葉がその名残かな?という感じでした。

春の暖かくなり出したころに葉を広げ、花を咲かせ、暑くなりだすと地上部は枯らし
真夏の暑いときも寒い冬も地中の球根だけですごしています。
春先だけ働いて、後は遊んで暮らしているよなちょっとうらやましいやつです。





鈴鹿の山に咲いていた花 5月15日

2010年05月24日 | 山 散歩
遅ればせながら15日咲いていた花を少々








【ヤマブキソウ ケシ科】



シナノキンバイ風のなかなか立派な花ですが、ヤマブキというとどうも生垣とか思い出してしまうので、ちょっと名前が今一。

キンポウゲ科じゃないのも減点要因(なんでやねん)



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【ニリンソウ キンポウゲ科】



ここのニリンソウはがく片の表側も結構ピンクで綺麗。



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【ヤマシャクヤク ボタン科】



ようやく開いたのに出会えましたが、中にカミキリムシみたいなやつがいて・・・。

追い出してはみたものの、花弁には穴が・・・。



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ここは花ばかりでなく動物も色々住んでいます。

元々はいないはずのシマリス
こっちにも
チョウセンシマリスかシベリアシマリスではないかとの話が。

そして野草好きの敵:シカ
こっちの様子をじっと伺っていて逃げる気配もありません。
頭にきたので少し接近して追い払いました。
ボウガンで撃つと逮捕されるので気をつけましょう。

そして、悪名高き山ビル。
実物は見かけませんでしたが、帰ってから足を見るとちょうど靴下の上のすねに傷が!!
でも知り合いに聞いたら傷口は5mmぐらいになるとのことで、
今回10mm以上あったのでどこかで引っかいたのかも知れませんね。