
私がはじめて知ったのは確か小学生のころ、
親父が買ってきた万博の絵葉書にリコー館なる建物が写っていて、
ふざけた名前の会社だと思った記憶があります。
そして月日は流れ某事務機メーカーに就職してリコーの名前を再度目にすることになるのです。
当時は(今もかな)CRXといわれてCanon、RICHO、XEROXが事務機の三大大手として君臨していたのです。
そのリコー、昔から細々とカメラも作っていて今もまだデジカメを作っています。
(関係者の方すみません、私の個人的な印象です。)

ですがこのリコー、他のマスプロダクトのデジカメとは一線を画するなかなか渋いカメラを作っています。
GRシリーズがそれで、なんとあのaikoさまも使われています。

時々aiko's Diaryに登場するので気がつきました。
そのリコーがまたもやってくれました。
レンズ交換のできるコンパクトデジカメ、しかもレンズにCMOSセンサーがくっついているという!!
このGXRです。

このシステムはいいですね~ちょっと使ってみたくなります。
外観の質感もさることながら、サンプル画像もなかなかです。
電子水準器、ローアングルが可能な電子ビューファインダーなどうれしい機能も搭載しています。
それにしても、このカメラを開発した人たちはこうして自分たちの思いが製品となって世に出たことで
計り知れない達成感と喜びを得られたことでしょうね。
けっして大もうけできる製品でもないでしょうが、製品化に踏み切った会社の判断にも敬服いたします。

こちらに実写レポート、オリンパスペンとの外観比較がありました。
オリンパスペンのクラッシックカメラをイメージしたわざとらしいデザインにくらべ、
GXRはモックアップか?と思えるようなあっさり味のデザインですが、
こっちのほうが機能からにじみ出る美しさがありますね。
画質についてもう一言。
下手なメーカーの一眼レフより上をいっていることはサンプル画像を見るとわかると思います。
個人的な恨みがあるわけではありませんが(笑)
これとか見ちやうと・・・
グレーの偽色、白のエッジに発生したマゼンタ/シアン、不自然なボケぐあいとか気になってしまいます。
こっちのほうがおいしそうでしょ。
リコーがここまでやるとは知りませんでした。
