道を探して

興味のあることをつづっていきます。

ジャックの豆の木 その後

2008年06月21日 | 庭・菜園
5月に忽然と現れた「ジャックの豆の木」ですが、その後伸びに伸びて6月20日時点で3mを越えてしまいました。

作業場の屋根を優に越えています。
5月29日時点で1mだったので、23日間で2m、1日8.7cmという脅威の成長を続けています。

葉っぱの形はとなりに生えているキウイの葉に似ているのですが、表面に細かい毛があます。

も硬い毛で覆われていて緑色で草っぽいのですが、キウイの今年でた芽はすでに木っぽく茶色くなってきており毛も全然ありません。

両者の違いは歴然としているのですが、ふと足元を見ると新たな芽が!!

それがなんと、キウイの根っこの残骸から出てるではないですか。

今年の初めにノラネコがキウイの根っこをほじくるのに怒れて表面にテラコッタを敷いたんです。そのときキウイの根が邪魔になり整理したのですが、幹から分断された根っこが地中に残っていたのです。
そこから全身トゲのような硬い毛をまとい「今度は切ったらあかんで~」と言わんばかりに新たな姿で復活し始めたではないですか。

おお、キウイのたたりや。

八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 南沢

2008年06月20日 | 山 散歩
美濃戸から行者小屋の間の南沢にもいくつか花が咲いていました。
でも沢の上部は残雪も結構あり花が楽しめるのは下流のほうです。








【コミヤマカタバミ カタバミ科】



一番たくさん咲いているのがこれでした。

ミヤマカタバミに比べて花は小型です。

行者小屋に掲げてあった「お花情報」によるとコミヤカタバミとなっていましたのでそうだと思います。



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【キバナノコマノツメ スミレ科】



スミレの仲間ですが、○○スミレという名前の付かない変わり者です。

丸い葉っぱがかわいいですが、ちょっとピンボケでしたね。



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【イチョウラン ラン科】



写真を撮るには暗い林の中にイチョウランが一輪ひっそりと咲いていました。

ラン科の花は形がユニークで、その分愛好者も多いようですが、お願いですから持って帰るのはやめてね。

私の住む豊橋から一時間ちょっとの奥三河の山にも咲いているようですが、盗掘にあってしまったそうです。

ほんとに持って帰ってちゃんと育つのでしょうか?



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写真は下山時に撮ったので、下るに従い日も傾き写真を撮る条件はだんだん厳しくなってしまいました。

あとから登った人に抜かれに抜かれて、結局美濃戸に着いたのはなんと17時を過ぎてしまいました。
もっとガンガン下って美濃戸付近を重点的に撮影すればよかったと、あとで反省。

おしまい。

え、もっと花の写真は無いのかって?
はい、ありません。
あとは行ってみてのお楽しみと言うことで(^^)v。



八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 横岳稜線上

2008年06月19日 | 山 散歩
そもそも横岳は八ヶ岳の中でも花の多い山ですが、この時期ツクモグサ以外にも気の早い花が咲き始めていました。









【オヤマノエンドウ マメ科】



岩場にへばりつくように咲いていました。

なんともふざけたというか他愛のない名前ですが、花の形も笑っているような面白い花です。


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【ハクサンイチゲ キンポウゲ科】



ハクサンイチゲもわずかですが咲き始めていました。

ですが見慣れたものより小さく(2cmぐらい)群生もしていなかったので同じ種類かな?という感じでした。

葉も広がっておらずなんとも初々しいですよね。


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【ミヤマキンバイ バラ科】



これも高山植物の代表みたいな花ですが、ほんとにどれも咲き始めは初々しいですね。

これからどんどん日を浴びて増えていくのでしょうか。



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【チシマアマナ ユリ科】



細くひょろひょろっとしているので、強風が吹いたら大丈夫かなと思ってしまいますが、何世代にもわたってここで咲き続けているのでしょうから、余計な心配ですよね。

このほか、稜線上ではウルップソウやチョウノスケソウも見られましたが、花はまだ先のようです。



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八ヶ岳 横岳 6月10日 花編 ツクモグサ

2008年06月17日 | 山 散歩
この梅雨の時期にわざわざ横岳に登る人のお目当ては、このツクモグサです。

ツクモグサは本州ではここ横岳と白馬岳にのみ分布する貴重な花です。

オキナグサの親戚ですが、オキナグサが比較的低地に咲くため盗掘で自生のものはかなり貴重になってしまいましたが、ツクモグサはこの横岳の岩山を登ってくれば今のところ必ず出会えます。

「今のところ」と言ったのは、この日お会いした自然保護監視員の方のお話を聞いたら数が激減してるとのことでしたので。

その原因が私のように写真を撮りに来るおいちゃん、おばちゃんに起因するとのことでちょっとショックです。写真を撮るために自生地の中を歩き回ると、地面が踏み固められてしまい、そうなると植物が生えなくなってしまます。そこへ雨が降ると土がどんどん流されてしまいツクモグサが育つ環境が減少してしまうのです。

ロープ内の自生地は立ち入り禁止になっていますので、自生地内に道のように踏み跡があっても決して立ち入らないように、今ならまだその踏み跡が元に戻るかもしれませんので。






【ツクモグサ キンポウゲ科】






地蔵尾根から横岳に登って最初のツクモグサの自生地はロープで覆われていますが、ロープのすぐそばにもたくさん咲いているので写真撮影、観察に困ることはありません。

このクリーム色の花はなんとも愛らしいですよね。









【ツクモグサ 横顔】






この地面からちょこんと出ていきなり花を咲かせる姿はほんとにかわいい。









【ツクモグサ 咲き始め】






そしてツクモグサをさらに愛らしくしているのがこのヒゲヒゲです。
今日咲き始めたばかりでしょうか。











【ツクモグサ アップ】



アップも1枚。

これだけ美しい花が自然の中に咲いているのですから。

本当に大切にしたいものです。

ゆめゆめほじくって持って帰りたいとか、摘んでいって生け花にしたいとか、押し花にしたいとか、ドライフラワーにしたいとか思わないように。



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【ツクモグサ 阿弥陀岳をバックに】



そして、場所を移動して大権現あたりまで行くと阿弥陀岳をバックにツクモグサが撮影できるいい所があります。

ですがこのあたりはロープは無いのでくれぐれも草地には入らないように。

下手に入って滑り落ちると右側は断崖絶壁、命はありません。



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【ツクモグサ ウルップソウと】






傍らには次の主役、ウルップソウのツボミと仲良く並んでいました。

このつぼみが開くのは7月はじめ。

高山植物の中では珍しい形の青い花をつけます。

この先にも自生地はありますがロープがあって近くでは観察できないとのことなので、ここで引き返しました。




八ヶ岳 横岳 6月10日 登山編

2008年06月14日 | 山 散歩
梅雨の晴れ間を狙って八ヶ岳の横岳を往復してきました。
例によって前夜発、諏訪SA泊です。
今回は思い切って美濃戸まで車で入り、南沢から行者小屋に向かいました。
美濃戸口から美濃戸までの林道は道幅も狭くわだちもきついダートですので、歩くことをお勧めします。








【行者小屋から望む地蔵尾根】



地蔵尾根経由で横岳を往復します。
この道は初めて登りますが、ひさしぶりの岩場を体験してきました。

登りはじめの樹林帯にはまだが残っており、しばらく行くと小さいながらも雪渓のトラバースもあります。

その先は階段クサリの連続の岩場になります。

行者小屋から見えていた丸太や鉄パイプで組まれた道まで来れば稜線が見えてきます。

このように整備されているから私でも登れますが、なければただの断崖絶壁でとても尾根の呼べるようなところではありませんでした。

よく整備されていたので1時間足らずで稜線に出れました。
10:03地蔵の頭着です。
整備していただいている方々には感謝です。


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【横岳】






横岳への登りはしばらくは快適な尾根歩きですがすぐに岩場の登りになります。

しかもこの時期、まだ雪が残っており、クサリを握り締めて雪渓を登ることになります。

稜線の反対側はさらに恐ろしげな岩場ですので、まだこの雪渓登りのほうがましですが。

途中、「自然保護監視員」のような肩書きの腕章をぶら下げた方に追い越されましたが、程なくピークでまたお会いしました。

「今年はどうでしょう?」とたずねると、「ほらそこに咲いてますよ。」と指差すほうを見ると・・・おおおっ!!!

花編に続く。





緊急告知 12日のイブニング信州見てね

2008年06月12日 | 山 散歩
10日に八ヶ岳にツクモグサを見に行ったのですが、そのとき撮った写真をNHK長野放送局の「撮るしん。」に投稿したら、早速今日12日に放送で使ってくれるとのことです。

この写真です。

長野県在住の方は見てね~。
夕方6時半ぐらいからの番組です。
ニュースが伸びると順延になるかもしれませんが。

私は今年も愛知県在住なので見れません(笑)

ちなみに去年の写真はこちら。

豊橋市伊古部 ササユリ 6月8日

2008年06月11日 | 山 散歩
朝から雨模様でしたが、okatyさんのブログに載っていた伊古部のササユリを見てきました。

ここは地元の人が世話をしてササユリの数を増やしている所です。
着いたころには雨も上がり、遊歩道沿いにたくさんのササユリを見ることができました。

つぼみのものもありましたのでまだ少し楽しめるのではないでしょうか。

この後、地元のハウスメーカー主催の木愛子さんのミニコンサートに行ってきました。

チェロというとクラシックのイメージが強いですが、JAZZ、ボサノバの曲もあり楽しめました。

チェロの弦をウッドベースのように指ではじくのにはびっくり。

ピアノの高柳賀代さんもJAZZになると人が変わったようなパワフルな演奏になりこれまたびっくり。

とても優雅なひと時を過ごせました。

aikoさまの花 シロヤシオ

2008年06月09日 | 音楽
最近aikoさまネタが無くなってしまったのですが(コンサートの抽選も外れたし)、
ネットで花情報を見ていたら、「愛子さまの花」というのを発見しました。
もちろん皇室の愛子様ですが

それがなんとシロヤシオではないですか。

シロヤシオは別名五葉つつじというようで(どちらが別名かは知りませんが)、TVで報道された時もたぶん五葉つつじと言っていたような気がします。
山や花好きの人にはシロヤシオのほうが通りがいいのにね。


こちら
にそれはそれは立派なシロヤシオの写真があります。
ここまででかいのは早々お目にかかれないのではないでしょうか。

このブログのかたは、奥三河の設楽にお住まいのようですが、すごいですね~
木を使ったランプシェードが見事です。

奥三河 クリンソウ 6月3日

2008年06月07日 | 山 散歩
フィールドを愛するものは雨だからといって家の中でゴロゴロしていてはいけません。
もっとも私の場合はゴロゴロできる身分ではありませんが・・・・。

ということで、奥三河でクリンソウが咲いているということで雨の中、行ってみました。
ここもササユリなど盗掘にあっているとのことなので場所はあえて記しませんが、ま~ネットで調べるとすぐに見つかるでしょうね。
盗掘はほんとに困った問題です。








【クリンソウ 半自生】



湿地の中にいくつか咲いていました。ここのクリンソウは昔植えられたものとのことですが、ほとんど野生化しているような自然な状態で咲いていました。



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【クリンソウ 植栽 薄紫】



別の場所では植えられたものが咲いていました。へ~これもクリンソウ!?という感じの色でしたがこれはこれでいいものです。


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【クリンソウ 植栽 白】



白もあります。クリンソウ群落になるといいですね。頑張って増やしてください。


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今回、雨の中の撮影ということで、コンパクトデジカメをビニール袋に入れて撮影しました。
レンズの正面だけは透明度の高いポリエステルフィルムに張り替えましたが、ちょっとベールのかかったような写真になってしましました。
1枚目の写真がそれです。
改良が必要ですね。

それよりもショックだったのは、ちょっと暗かったのでISO400で撮影したのですが、ノイズが目立つひどい画質でした。
背景のざらざら感は見ていて気持ちが悪いです。

デジ1だとISO400にしてもこんなことはなかったのですが、この辺がコンデジの限界でしょうか。
ということで、写真もいつもより小さめです。

予断ですが、山野草の喰らいかたを列挙した本が本屋さんに並んでいました。
カタクリ、ニリンソウ、シュンラン、ギボウシ、キキョウなどなど!!
こんな本出すから希少な植物も山菜扱いされて引っこ抜いていく人が発生するのかもしれませんね。

どこまでを山菜として扱うかは意見が分かれるでしょうが、基本的には無理して野の草花を食べなくてもいいのでは無いでしょうか。
少なくともその習慣のない街に住んでる人は。